今日は昨日作らなかった煮物。
八百屋の店先に山と積まれるようになっているカブを、豚肉といっしょに煮る。
出しは、昆布と削りぶし。
5cm角くらいのだし昆布と1つかみの削りぶしを2カップの水に入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にしてアクを取りながら3分煮る。ザルにペーパータオルをひいて出しをこし取る。
カブは茎を落とし、茎のあいだにつまっている砂は竹串でとり除く。
皮を厚くむき、小さいものならタテに4等分、大きければ8等分にする。
味付けは、日本酒が大さじ2、みりんが大さじ3、うすくちしょうゆが大さじ1.5。それに塩をほんの1つまみ。
まずカブを5分ほど煮て、豚コマ肉とカブの葉をくわえてさらに5分ほど、カブがやわらかくなるまで煮る。
火を止めたらしばらくそのままおいて冷やし、味をしみさせる。
温めて皿によそい、七味唐辛子をふる。
出しの味がしっかりとしみたカブ。
あとは今年はじめてのカキ。
片栗粉をふって洗い、沸騰した湯にサッとくぐらせて大根おろしに青ねぎ、ポン酢しょうゆと一味唐辛子で食べる。
油揚げ。
焼き網かフライパンでサッと焼き、大根おろしにおろしショウガ。しょうゆをかける。
和久井映見とは、酒を飲むのがたのしい。
肴をチビチビと食べ、だらだらと飲む飲み方がまず似ている。
食べ物の趣味も、もちろんそれぞれに違いはあるけれども旨いものと不味いものとは一致することが多い。
飲みながら話をしていると、数時間があっという間にすぎる。
社会経験を積み重ねてきている和久井映見だけど、僕には素顔の自分を見せるところがあるように思う。
それがなんともかわいらしい。
また僕に対して、社会的な作法についての注意をすることも多い。
それもありがたく、またうれしい。
「デレデレだね」
まったくな。