ほうれん草と卵の炒め物。それに豚どうふ。元々ほうれん草と豚肉を炒め合わせようと思って買っておいたのだけれど、ほうれん草は卵と炒めるほうがおいしそうだなと思って。
ざく切りにしたほうれん草は、塩をふった水でサッと下ゆでしておく。
フライパンを中火で熱し、オリーブオイルを心持ち多めに入れて卵を炒める。
卵はすぐにいじらず、ちょっと固まり始めてから大きめにまとめるようにすると、食感が楽しい。
卵はいったん取り出して、フライパンを今度は強火で熱し、しめじとほうれん草をオリーブオイルでサッと炒める。
ほうれん草と卵は、相性抜群。
オリーブオイルとしょうゆの相性も、ちょうどバターじょうゆみたいになって、とてもよい。
豚どうふ。
だし昆布をひいた鍋に豚肉と豆腐、長ねぎとしめじを入れ、たっぷりの酒、それに材料がかぶるまでの水を入れて火にかける。沸騰するかしないかくらいの火加減を保ち、アクをとりながら15分くらい煮る。
ポン酢に一味唐辛子で食べる。
これはもう、ほんとに定番。
カブの浅漬け。
今が旬のカブは、ただ塩と昆布で漬け込むだけで、甘みがあってほんとにおいしい。
今回のムック本「おっさんひとり飯」、売れるのかどうかは本の出版など素人のぼくには皆目見当がつかないけれど、「いい本ができた」とは思っている。
何より編集者の女性がこのブログを好きになってくれ、楽しみながら仕事をしてくれたから、本に気持ちがこもっている。
冒頭の漫画の部分も、ずいぶん前のこのブログの記事から取っている。
「私、あそこが好きなんですよ・・・」
編集者の人が、自分で題材を選んでくれた。
ぼく自身も、今回は楽しく作業をさせてもらえた。
編集者の人が出してくれる注文が、「おかしい」と思うことが全くなかった。
毎日ブログを見てくれているから、内容をよくわかってくれている。
掲載する料理もめぼしいものは網羅されているし、コラムも言いたいことがひと通り言えたと思っている。
今回のムック本には、細かなレシピも載せられている。
レシピは料理の初心者でも、その通り作ればおいしくできるようでないといけない。
普段は細かなレシピは書かないぼくだから、これにはかなり神経を使った。
でも実際に作るときには、いちおう自分で味見をし、自分の舌を信じてもらえるとうれしいです。
「売れるのかなー。」
どうなんだろうね。