このサイトは、おっさんひとり飯の「旧サイト」です。
新サイトはこちら
へ移動しました。
なんでサイトを移動したの?⇒ こちら

2011-06-21

鶏の照焼き風いため

鍋で炊く白めしってのはうまい。
と言っても僕のばあい、炊飯器で炊いた白めしを食う機会があまりないから、正確に比較しているわけではないんだが。

炊飯器で炊いた白めしを食べるというのは、そこいらの食堂だの何だので食べるときに限定されているわけなのだが、少なくとも、そういうところで食べる白めしより、家で鍋で炊いたやつのほうが圧倒的にうまい。

家だと炊きたてを食べるから、どうしても保温することになってしまう料理屋とはそれが違うのかなと思わなくもないのだけれど、でも前にどこかの洋食屋で炊きたてのが出てきたことがあったのだが、それは大してうまくなかった。

僕が思うに、うまい白めしを炊くためには、まずは火力が重要なのじゃないかと思うのだよな。

とにかく米は、温度が高いほうがふっくらとおいしく炊けるのだから、火力はある程度強いほうがいい。
でも炊飯器だと、それが弱いってことがあるんじゃないのか。

あとポイントだと思うのは、蒸らしに入ってから、火を完全に止めてしまわないこと。
最弱の火をつけたまま、5分くらいはおいておく。
こうすると余計な水気が飛んで、めし粒の、中はふっくらしながらも、外は乾いて、べっちょりとか、ねっとりとかいう感じが皆無になる。

炊き方は、ネットにもいろいろ書いてあると思うし、もうここではめんどうくさいから書かないけれど、ぜひ試してもらいたいものだと思う。
まあ最初の何回かは、失敗すると思うけどね。

あ、もうひとつだけポイントを言っておくと、火は鍋から吹き出る蒸気が収まってきて、チリチリと鍋底で水が蒸発する音がし出したら、30秒か1分くらいして落とすようにする。


浅蜊のむき身というのが、グルメシティでは安く売ってる。
中国産だから、それがたしかにちょっと心配だということもないではないが、100円そこそこでけっこうな量になる。
それを池波正太郎直伝の「ぶっかけめし」にするわけなのだ。

これは汁をたっぷりにした、汁かけめし的にすることもできるし、こってりと炊いてどんぶり物的にしてもいい。
昨日はこってり炊いてみた。

ちょっと醤油を入れすぎて、塩辛くなってしまったのだが、それ以外は上々。



この頃は暖かくなってきたせいで、鍋から離れて炒め物にハマりつつある僕。
しかしただ炒め物っていうんじゃない。
あくまで和風の炒め物を追求したいのだ。

料理の本とか見ると、中華料理の作り方が定番の一つになっている。
なもんだから男はすぐ感化されてしまって、中華鍋とか、中華料理用のおたまとか、揃えてしまったりするものだよな。
何を隠そう、僕も以前は、中華鍋は3つくらい持っていた。

べつに中華料理を否定するわけじゃないんだが、中華料理はやはり日本酒には合わない。
あのニンニクだのゴマ油だの唐辛子だのを多用した強い味に、淡い味の日本酒は負けてしまうのだよな。
やはり中華を食べるのなら、老酒か焼酎なのだ。
しかし僕は今のところ、料理に酒を合わせるというよりは、あくまで日本酒にこだわりたいという気分だから、酒に料理を合わせるということになるわけだ。

スーパーで品物を見て、ピーマンを食べるということにまず決めて、それに鶏もも肉とタケノコをあわせることにした。
タレは酒とみりん、醤油に砂糖。
いわゆる照り焼きの調味料。
だからこれは、炒め物というよりは、鶏の照り焼きにピーマンとタケノコがあわせてある、という位置づけなのだ。

鶏肉とかを炒めようとするばあいは、これは炒めるというよりも、「焼く」と考えることが大事だ。
ガチャガチャ掻き回していても、分厚い肉には火が通らないから、そのまま置いてしばらく焼き、焦げ目がついたら箸でひとつひとつひっくり返す。
あとは野菜を入れ、軽く火が通ったらタレを注ぎ入れて、煮詰めて全体にからめつけるようにする。

これは非常に良かったんだが、じつは鶏肉に塩コショウで下味をつけてしまって、それが余計だった。
別に下味などつけなくても、焼き鳥だってタレだけつけて焼くわけだから、そのままで良かったのだ。
おかげでちょっと塩辛くなってしまった。
昨日はなんだか、塩加減を間違いつづける一日だったな。

このピーマンだが、中華料理では「歯ごたえを残す」ということが重視されるが、それはひとつの考え方であって、ピーマンというのはやわらかく炊いたっておいしい。
だからここでは、ピーマンの歯ごたえを残そうと思って焦ることなく、タレをゆっくり炒りつけていったらいいと思う。
タケノコを入れれば、歯ごたえはそちらで楽しめるし。

酒は福島、「大七からくち生もと」。
昨日はこれを3合のんだ。