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2011-06-10

肉じゃが

昨日は肉じゃがを作ったんだが、これがとてもうまくいった。

基本は「海軍めし」という本に書いてあったやり方で、それが池波正太郎「そうざい料理帖巻2」に書いてある、「お母さんの作ってくれたすき焼き」の作り方と、汁を煮詰めるか煮詰めないか、という一点を除いて一緒なのだが、要は調味料は砂糖と醤油だけ。
だしとか酒とかみりんとか、そういうものは一切使わないし、アクも取らない。
でもこれが、とてもうまいのだ。
以前だしや色んな調味料を入れて作った時よりも、こちらのほうがうまい。
とくに酒系の風味が、牛肉にはあまり合わないんじゃないかって気がするんだよな。

肉じゃがは料理の中では、わりと基本と言えるのじゃないかと思うから、料理をしてみようかなと思っている男性のために、作り方をちょっと詳しく書いてみる。

使うのはフライパン。そこにゴロゴロと大きめに切って水にさらしたじゃがいもだとか、半月切りにしたにんじん、イチョウ切りにした大根、クシ切りにした玉ねぎ、あと昨日は冷蔵庫に余ってたごぼうも入れたのだけれど、そういうものをドカドカと入れ、水1カップを注ぎこみ、フタをして強火にかける。
火は一貫して強火で、よっぽど火力が強いガス台だったら、途中で水気がなくなってしまうなんてことがあるかもしれないけど、もし万が一そういうことになった場合は、ちょっと水を足せばいい。

水が沸騰してきたら、牛コマ肉を上にバサバサとのせ、スプーンで4~5杯分くらいの砂糖を入れて、またフタをして、3分くらい煮る。
そしたら醤油をタラタラと、ちょっと少ないかな、というくらいに入れて、また3分くらい煮る。
最後に醤油を足して、味を見て、これでいいとなったら、フタをあけ、フライパンの上下を返しながら、汁がほぼ完全になくなるまで煮詰める。

ポイントは、水が沸騰してから火を止めるまで、10分くらいでおさめること。
それ以上煮ると、じゃがいもが煮くずれしてしまうのだ。

材料が煮汁にしっかり浸ることがないから、これで火が通るのかと心配になるかもしれないが、これはフタをしめて煮るから、蒸し焼きのようになって、きちんと火が通るから心配いらない。
最後に上下を返すことで、味もしっかり全体につく。
玉ねぎは、上に書いたみたいに最初から入れても問題ないが、ケンタロウはこれを最後のほうで入れて、玉ねぎのシャキシャキ感を残すようにしている。
それもまたなかなかうまい。
玉ねぎの代わりに、長ネギを入れると、完全に海軍式になる。

七味をふって食べると、死ぬかと思うくらいうまい。

昨日の昼はikoi cafeでランチ。

厚揚チャンプルー。

おとといの昼は、常夜鍋の残り汁に、残しておいた豚肉と玉ねぎを加えて、雑炊。

味は塩コショウ。