今までは昆布だしにたっぷりの酒と淡口醤油で味を付けていたのだけれど、僕は酒を飲みながら延々と、2時間とか3時間とか、チマチマと鍋をつつき続けるわけで、そうすると、煮えたら火を落として、あとは冷めたら温めるというようにしているから、火が通り過ぎることはないにしても、汁の塩分は冷めていても肉にしみるだろうから、そうするとその分、肉が固くなるのじゃないかと思ったのだ。
酢がきつすぎることなくまろやかで、悪くなかったが、僕はもうすこし、醤油がきついほうが好きかもな。
ってそんな贅沢いうなら、自分で作れって話か。
汁の味をつけるより、こちらのほうが良かったような気もするのだが、一回試しただけじゃ、まだたしかなことは言えないので、あと何回か試してみる。
酒をのむときは、腹がふくれてしまうと酒がまずくなるので、肴は食べるのだが、酒をのみ終わるまで空腹状態を維持するように、ほんとにちょっとずつ口に入れる。
そうやって晩酌していると、2時間とか3時間とか、あっという間にたってしまうし、つまみがまだ残っているから、お銚子もう一本つけようということになって、つい飲み過ぎることにもなり、ちょっとどうかと思わないこともないのだが、これは何といっても、僕の至福の喜びだから、仕方ないのだ。
そうすると飲みながら、酒を味わうという意味での満足感が足りないものだから、ついガブガブと杯を重ねることになってしまう。
昨日も、つまみが多すぎてなかなかなくならなかったということもあったが、4合飲んだ。
やはりこういうものは、多少高くても、きちんとうまい酒を飲んだほうが、量が少なくすみ、結果として節約にもなるし、体にもいい、ということなのかもしれないな。