今夜は久々に家めし。ということで、当然、鍋。ずいぶん前にチゲ鍋に使ったキムチがまだ余っていて、たぶん賞味期限はとおに過ぎたが、鍋に使うにはちょうど良い頃なので、チゲ鍋にしようかとも思ったのだが、しかし、みぞれ鍋。豚ばら肉と野菜を煮て、大根おろしを大量に掛け、ポン酢で食べるこの鍋が、今のところ一番うまいのだ。もちろんポン酢は、ちょい付け。ポン酢の入った器に、くれぐれも、肉や野菜を色々取り分けてはいけないのだ。肉でも野菜でも、箸でつまんで、そのまま箸を離さずポン酢にちょいと付けて、口に運ぶ。ざるそばを食べる要領なのだ。家族で食べたりする場合、日本人のマナーとして、鍋を取り分けずに食べるというのは抵抗があるかもしれないが、絶対にそうしたほうがうまい。
今日も最後まで食べ切るまで、鍋の前を離れることができず、酒も2合ほど、十分に飲み、完全にノックアウト。この日記を読んでくれて、ちょうど大根を知り合いにもらったものだから、2日連続でみぞれ鍋に挑戦した拓治郎さんという人も、なぜ鍋がこれほどまでにうまいのか、色々考えたようなのだが、僕もやはり再び、食べながら深く考えてしまった。なぜ鍋は、これほどまでにうまいのか。今日は今日で、一つの結論に達したのだが、もうすでに気持ちよく酔っ払い、ふらふらになっているので、今日はもう書けない。明日朝、時間があったら書くことにする。別に読みたくもないと思うが。
酒は、賀茂泉。フルーティーだな、これは。賀茂鶴、千福、白牡丹の御三家に対して、独自の路線で勝負してるんだな。ほんとは冷やで飲んだらうまいのかもしれないが、今日は鍋だったので、当然のごとく燗付けした。