今日は鯛のアラ、ちょっと薄めの味付けで煮付けてみた。
煮付けのやり方もだんだん堂に入ってきて、要は水は1カップ、そこに昆布、酒、みりん、砂糖、醤油で味を付け、場合によってはショウガとか梅干とかの臭い消しを入れ、落し蓋をして、強めの中火で10分炊くのだ。
そうするとだいたい、煮汁がいい感じで煮詰まる。
もう少し長く炊いたり、短く炊いたりする場合は、水の量を調節すればいいんだな。
簡単だし、すぐできるし、うまいし、言うことないな。
でもこの煮付けという料理法、世界であまりないんじゃないかな。
よく知らないけど。
たくさんの水でぐつぐつ煮るというのは、もちろんどこの国でもやることだが、煮付けは煮るのとはちょっと違って、煮汁自体はほんとに少量で、そこに落し蓋をすることによって沸き上がってくる、泡で火を通すのだよな。
まあもちろん、すぐ火が通る魚だからできる調理法だけど、韓国なんかだと海鮮鍋とか、ぐつぐつ煮ちゃうから、煮崩れはするし、火は通り過ぎちゃうし、うまみが煮汁に出切っちゃうし、魚に火を通すには、この煮付けはほんとにうまいやり方だよな。
よく考えたものだよな、日本人。