このサイトは、おっさんひとり飯の「旧サイト」です。
新サイトはこちら
へ移動しました。
なんでサイトを移動したの?⇒ こちら

2009-04-26

映画 「グラン・トリノ」

久しぶりに映画を見たのだ。
クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」。
雑誌のレビューを見て、これは見なくちゃと思ったんだよな。
クリント・イーストウッド、わりと好きだし、僕の好みのストーリーみたいだったし。

クリント・イーストウッド演じるウォルトは、頭の固いじいさん。
朝鮮戦争に従軍し、退役後フォードに入社、自動車工として定年を勤め上げる。
「グラン・トリノ」というのは彼が現役の頃の往年の名車で、それを今でもきれいに磨き上げ、ガレージに置いているのだ。
妻が死に、一人で住んでいる郊外の住宅は、スラム化が進み、白人は出て行き、隣に住んでいるのもタイ人の家族。
息子や孫達ともうまく関係を築けない、意固地なウォルトは、隣人も初めはただ苛立たしいだけの存在だったが、タイ人の姉弟をふとした偶然からチンピラグループから救うことになり、心の交流が始まる。
そして徐々に、心の壁がなくなっていき、姉弟を自分の身内のように思うようになったウォルトだったのだが・・・。

主演、そして監督もクリント・イーストウッド。
まず何と言っても、クリント・イーストウッドの老練な演技が良い。
クリント・イーストウッドは、映画の出演はこれを最後にするつもりだと言っているそうだから、これはやはり、見ておかないとな。
そしてラストシーン。
胸にぐっと来る。
「生と死」というのがテーマになっていて、まあこれはそこいらの三流映画でもよく取り上げられるテーマだが、この映画ではほんとにそれを、見終わった後、暖かい気持ちと共に、深く考えさせられる。

ちなみにこの映画、クリント・イーストウッドの出世作、「ダーティー・ハリー」を見ていると、より楽しめる。
監督クリント・イーストウッド、そこまで計算して、構成を組み立てしているんだな。
また彼の俳優としてのキャリアの締めくくりとしても、全くふさわしいものとなっている。

★★★★★ 5

グラン・トリノ オフィシャルホームページ
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top

グラン・トリノ 広島での上映館
http://www.google.co.jp/movies?hl=ja&near=広島&dq=グラン・トリノ+広島&sort=1&mid=749dc30f56d470a8&ei=21f0SfvNMZWVkAWemsnuCg&sa=X&oi=showtimes&ct=movie-link&cd=1