ほんとは流川・薬研堀方面で夜の中華そば屋を探訪したかったのだが、雨がけっこう強く降ってきたのでチャリンコ族としては断念、わりと近場でまだ食べたことのない中華そば屋に行くことにした。
福島町にあるこの店は、ホルモンの天ぷらと中華そばを出す店。
ホルモン天ぷら、広島の隠れた名物なのだよな。
他にもおでんとかうどんとか、あったりする。
いわずもがなの、まずビール。
天ぷらは卓上に置かれたまな板と包丁で切り、酢醤油に韓国唐辛子を入れたタレで食べる。
ホルモンは箸では切れないからな。
ホルモン天ぷら、さっくりとした衣に適度な歯ごたえのホルモン。
なかなかいける。
そして中華そば。
濃い目の醤油味、だしが何かはわからないが、臭み消しに生姜が入っていて、しかもそれがけっこうきつくて、味のメインはこの生姜風味。
本末転倒だが、まあスープはきちんとコクもあり、結構おいしい。
麺はちょっと黄色で、わずかに縮れた細めの麺。
もっちりしたチャーシュー、メンマ、細もやし、それに青ねぎ。
飲んだ後には、確かにかなり良さそうだな。
しかし広島というのは、こういうおばちゃんが営業する何でもない居酒屋で、それなりにおいしい手作りの中華そばが普通に出るのだよな。
中華そばが文化として、根付いているのだなと実感する。
あきちゃん (定食・食堂 / 福島町、西観音町、観音町)
★★★☆☆ 3.0