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2009-03-17

五日市 「カリー食堂 キュリ」

広電五日市電停から一本道を隔てたすぐ先にあるこの店だが、敷地に一歩足を踏み入れると、閑静な、森の中にでもやって来たような趣きである。
古い民家を改装したのだろう、引き戸を開けると、昭和チックな、レトロな世界が広がる。

昼は1,050円と1,365円のランチ、それに単品カレー、夜はカクテルも充実し、カレーとサラダを中心としたコースも組まれている。
僕は1,050円のカリーランチを注文。
辛さは中辛、ご飯は105円増しの大盛りにした。

本日のサラダ、蒸し豚とお豆の胡麻ドレッシング。

ビーフ、トマト、ホーレン草のカレー。
カレーはポットに入れられてくる。
ご飯は麦が混ぜられている。

ポットのカレーをご飯にかけた図。

らっきょうと福神漬けも、洒落た器に入っている。

食後のミルクティー。

味の方向性は、イメージとして、昭和の時代の洋食屋で出されたカレー、なのだろう。
最近流行りのインドカレーの要素は皆無、スパイスは一歩下がって控えめにしている。
けっこうな大きさの、トロトロに煮込まれたビーフが、しかもけっこうな数、入っていて、これがこのカレーの主役だな。
それにフレッシュトマトとほうれん草。
小谷SAで食べた、アンデルセン のカレーと近い感じだ。
汁にとろみがほとんどない、しゃばしゃばな感じの仕上がりで、脂っこさやクドさは皆無、甘みと、ちょっと焦げたような風味、これどうやって付けるのだろう、がする。
麦飯はまた、ただの白飯よりカレーに合うな。
サラダもうまかったし、雰囲気も良く、全体としてよく出来た店だと思う。

と、ここで話は変わるのだが。
このところカレー屋を色々回っているわけだが、インド人ではなく、日本人のやってるカレー屋について言うと、悪くない店は多いのだが、「このカレー、最高」と思うような、胸を一発で撃ち抜かれてしまうような、そういう店はまだない。
岡山で一軒 あったのだけれど、僕の人生の中で、最高と思えるカレー屋って、そこだけかも。
ラーメンの場合なんかは、けっこうあるんだけどな、そういう店。

カレーの場合、家で食べるカレーってのがあって、僕にとっては今のところ、どの店で食べるカレーより、家のカレーがおいしい。
それってもしかしたら、男はそういう人が多いのかも。
家のカレーで満足なんだよな。
それに対して女性は、家のカレーは自分で作っているわけだから、それとは違う、他のカレーが食べてみたいと思うよな。
そう考えると、カレー屋を始めるなら、女性をターゲットにすべきであって、実際、カレー屋は女性向きの店が多いと思う。
そういうことなんだな、たぶん。
男はラーメンだな、やっぱり。

カリー食堂 キュリ (カレーライス / 広電五日市、五日市、鈴峯女子大前)
★★★★ 4.0