この店、やはり読者の方から、メールで「おいしい」と教えてもらった。
家からそれほど遠くないのだが、見逃していたんだな。
庚午の住宅街の中にあるが、マンションの1階にあり、わりと新しい、洒落た感じの店。
聞くと17年前、女将が、ご主人をスポンサーに、かな、始めた店で、初めは人も使っていたが、今は一人、大変なので昼だけの営業にしているのだとのこと。
メニューは、いわゆる広島の中華そば屋の典型的なメニューの一通りという感じ。
とりあえず、ラーメン500円とギョーザ300円、それにライス150円を注文。
ラーメン。
ギョーザ。
ライス。
さてこのラーメン、ちょっとびっくり、大変おいしかった。
スープを一口すすった印象が、「やさしい味だな」と思ったのだが、クリーミーなんだな、要は。
広島の中華そばも、あっさりしたのから、こってりしたのから、味噌のような味がするのから、臭みを残したのから、同じ醤油豚骨のスープでも色々なバリエーションがあるわけだが、クリーミーなのは初めて食べたな。
臭みやえぐみは全くなく、醤油味とのなじみも良い。
女将は飲食店などの経験は全くなしにこの店を始めたそうで、ご主人はもっとあっさりしたのが好きなのだが、自分の好みでこういう味にしているのだそうだ。
だいたいクリーミーなスープのラーメンって、長崎ちゃんぽんがある位で、他にはあんまり見たことないのだが、それを経験もなしに、こういう特色ある味をきちんと設定するって、なかなか出来ることじゃないよな、すごいな。
麺は中細で、ぷりぷりでもなく、モソモソでもなく、普通の麺。
チャーシューはばら肉をトロトロにしてある。
それに軽くゆでたもやしと青ねぎ。
全体としてバランスも良く、ご飯との相性も良い。
それからギョーザ。
ちょっと大振りなのだが、皮はこんがり、中はジューシー。
中途半端な感じじゃなく、「こういうのがいいんだよね」という主張をきちんと感じる。
気持ちいいな。
ニンニクの加減もちょうど良い。
近いので、これからちょくちょく行くかもな。
この辺りで昼間やってるラーメン屋としては、ここがいちばんおいしいんじゃないかと思う。
ていうか、僕が今まで食べたラーメンの中でも、けっこうなレベルだと思う。
ラーメンハウス たちばな (ラーメン / 古江)
★★★★☆ 4.0