総門
銀沙灘から観音殿
銀沙灘から月待山麓
東求堂
月待山麓から全景
観音殿
言わずと知れた京都の名勝、世界遺産なわけで、莫大な数の観光客が訪れるわけだが、再び来てみると、やはりいい。何がいいかと言えば、日本の風流の原型が、ここにある、というところだよな。とくに裏手に東山の、月待山というそうだが、その山麓に抱かれて、起伏のある地形と一体化しているところが、日本人としてのツボをぐいぐいと押してくる。裏手の山には境内から登ることができて、そこから銀閣寺の全景と、さらにその先に、京都の街と、まわりの山々を一望できる。清水寺からの眺めも素晴らしいが、こちらもかなりなものだよな。
ここは元々、室町幕府8代将軍足利義政が、隠居生活を送るために作ったとのことで、応仁の乱で京都の経済は疲弊していたのにも関わらず、庶民に酷税や労役を課してまで、ここで茶の湯や書画に親しむ、風流三昧の生活を送ったのだそうだ。やはり風流ってのは、そこまでして追求するものなのだな。
★★★★★
銀閣寺