マダムジョイの野菜売り場には、夏になってからずっと、ナスとピーマンがどかどかと山盛りになって置いてあって、まあナスもピーマンも、夏に限らず一年中あるものと思うけど、夏のナスやピーマンは、色つやも良く、ピーマンも肉厚な感じで、いかにも夏の日差しを一杯に浴びました、って感じなわけだ。なのだが、特にピーマン、まだ全く満喫してないなと、前から薄々思っていて、でも気づかないふりをしてたのだ。ピーマンってどうも、いつもの和食のラインナップに合わない気がするというか、和食的にどう料理したらいいか、わからないんだよな。
しかし今日は、魚も肉も、イマイチ心惹かれるものがなかったこともあり、ピーマンを主役に決定、となればまずは、ナスと合わせて味噌炒め。マダムジョイには農家直売のコーナーがあり、そこに肉厚ででかくて、いかにもうまそうなピーマンが、激安価格(5個入り68円)で売っていたので、それを購入、長ナスと、豚こま肉、当然見切り品、2割引、と合わせることにした。しかしまあ、料理って、スーパーで9割方、出来上がるようなものだよな。
問題は味噌炒めの味噌、タレなのだが、今日は、味噌みりん砂糖、酒醤油、おろしショウガ、の和風調味料に加えて、コチュジャン、韓国粉唐辛子、おろしニンニクをちょこっとずつ加え、大陸・半島系に仕上げることにした。多めのサラダ油で乱切りしたナス、強火で炒め、ちょっとしなっとして焦げ目がついたら皿に空ける。次にごま油をしきやはり強火で、まず豚こま肉、炒め鍋上でほぐして塩コショウして、色が変わったら、ざくざく切ったピーマン、どかんと入れて、これはやっぱ、炒め過ぎないことが、何より肝心だよな、お、ちょっとしなっとしてきたな、というその一瞬を捉えて、すかさずナスを戻し、あらかじめ調合したタレをふりかけ、鍋をあおって、全体を混ぜ合わせて出来上がり。
ゴマと、広島居住人としては青ねぎをふりかけて食べるが、いやなかなかいいっすね、やわらかいナスと、歯ごたえのあるピーマンの取り合わせ。冷やしトマトとあわせて、夏を満喫という感じ。あ、これもしかしたら、トマトを炒め入れても、またうまかったかもね。