2009-01-04
広島袋町 お好み焼き 「ふくちゃん」
お好み村がある繁華街の中心地帯から、西へちょっと入った辺りにある。
「鉄板焼きを料理をメインとして出す居酒屋」という感じの店、店がまえは雑然としており、観光客を相手としているのではないのだと思う。
鉄板焼き料理の一つとして、お好み焼きがある。
生ビール480円と、肉玉そば650円を注文。
写真を見て分かるとおり、ここではお好み焼きを鉄板から直接食べられない。
鉄板に15センチほどの高さの仕切りがあるのだ。
この店はあくまで鉄板焼き屋であって、お好み焼き屋の伝統的なスタイルにはとらわれないのだ、という意思表明と考えて良いだろう。
実際焼き方も、僕は初めて見る変わったやり方で、まあ変わったというより、雑なんだな、まず鉄板に生地をのばし、魚粉を振りかけたら、そこに袋から出したそば麺を、ほぐしたり炒めたりすることなく、そのままのせてしまう。
ソースとラードをかけて、野菜と肉をのせ、ひっくり返したら、すぐに大きなアイロンを上にのせ火を通す。
火加減を均一にするため向きを変えたり場所を変えたり、などということもほとんどしない。
実際僕の前に注文した人の分は、下が真っ黒に焦げてしまって、それをへらでこそげ落としていた。
最後に上から押し付けて、玉子を貼り付け、ひっくり返し、8つに切り分け出来上がり。
ソースと青のりは、おかみさんがかける役割らしい。
作るのを見て分かるとおり、このお好み焼き、あまりおいしくない。
麺はくっついたまま、生煮えで火が通っていないし、野菜も上は生焼け、下は焦げている。
何でこんなものを作るんだろうと色々考えたが、よく分からない。
たぶん場所がいいので、適当にやっていてもそこそこ客は入るのだと思う。
まあそういう行き方も一つの人生だろうが、僕はかかわりたくない。
鉄板 ふくちゃん (お好み焼き / 本通、袋町、紙屋町東)
★★☆☆☆ 2.0