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2013-01-11

シンプルに作るのが一番うまい。
「豚しょうが焼き」

今日の晩酌は、豚しょうが焼き。



手軽にできてスタミナ満点、豚肉好きの圧倒的な支持を得る豚しょうが焼きは、いくつかのバリエーションがある。

まず肉の部位だけれど、スーパーなどでは「しょうが焼き用」として、薄切りのロース肉が売られている。

しかしこれは、ぼくの考えではコマ肉のほうがうまい。

100円前後のロース肉はアメリカ産になるわけだけれど、肉は日本産のほうがうまい。
値段的には薄切りロースと変わらないコマ肉は、細切れとはいえ日本産なのである。



それから、「肉をあらかじめタレにひたすかどうか」ということがある。

ぼくは、タレにひたして焼いたしょうが焼きをうまいと思えたことはあまりない。
どうも煮えたようになってしまい、豚肉の香ばしさが消し飛んでしまうと思う。

それよりも、焼いたあとからタレを絡めるようにしたほうがいい。



さらに調味料に、「みりんを入れるかどうか」ということもある。

みりんを入れるとコクが出るけれど、牛肉ならともかく、豚肉はさっぱり仕上げたほうがうまいし、第一そのほうが酒に合うというのがぼくの考え。
だからみりんは入れない。



そしてやはり、しょうが焼きはたっぷりのキャベツ千切りの上に乗せる。

肉汁が落ちて、キャベツがしんなりとなるのがたまらない。






というわけで、豚しょうが焼き。


豚コマ肉は、300グラム。このくらいはペロリと食べられる。

サラダ油少々を入れ、強火で炒める。



肉の色が変わったら、合わせ調味料を入れる。


合わせ調味料は、酒としょうゆをそれぞれ大さじ2、おろしたショウガ。

ショウガはたっぷりと、2センチ大くらいをおろし込む。



ひと混ぜしたら、斜め薄切りにした長ねぎ1本分を入れる。


しょうが焼きは玉ねぎを入れるのが定番だけれど、長ねぎがさっぱりしてうまいと思う。

長ねぎがしんなりとしたら、出来あがり。



千切りキャベツの上に盛る。




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年をとると、体のあちらこちらにガタが来る。

はじめに体の衰えを実感したのは、25歳のとき。
それまでと同じように海で背中を焼いていたら、シミができてとれなくなった。

30歳を過ぎた頃から、運動のあとの筋肉痛が、4日くらいして出るようになった。

40歳になると、たっぷり寝ても、朝疲れが残るようになり、これは栄養不足が原因であることがわかって自炊を心がけるようになった。

そして今50歳だから、体にいかにガタが来ているかは推して知るべしなのである。



もうこの頃は、6時間以上寝るのはむずかしい。

10代の頃は、疲れれば10数時間も眠り、朝かと思って家を飛び出したら夜だったということもあったけれど、そんな芸当は今はできない。

6時間どころか、4時間ほどで目覚めてしまい、といって起きる気にもならずに、布団の中でグズグズしていることも少なくない。



歯もガタが来はじめている。

歯と歯茎のあいだが開いてきてしまっているから、よっぽどていねいに歯磨きしないと歯茎が痛くなる。

特に、繊維が強いスグキの茎は、食べるとかならず歯茎につまる。



「50歳は初老だからね。」


初老の風格を身につけたいよ。