といきなり、駄文の言い訳じみたことから始まってしまったが、今日は鍋ではなく、一品料理。と書いたが、料理とは言えぬ、買ってきた物をほぼそのまま皿にのせる、毎度の居酒屋メニュー。今日はマダムジョイではなく、スパークで買い物したのだが、魚が色々、広告の品になっていて、ブリの切り身も、これで250円くらい。鍋物用の鯛も、頭と切り身が入ったのが、500円もしないで出ていて、買いたかったが、あの圧倒的なパワーを放出する鍋を、二日連続で食べるのは、けっこう疲れるのだよな。それで泣く泣く、というほどじゃないが、あきらめた。
ぶりは、腹の部分の白っぽいのと、尾に近い赤っぽいのと、まあ一匹を切り身にするわけだから、どちらも出ていて、どちらにしようか、かなり迷ったのだが、あまり脂っこくなさそうな、赤いほうを選んでみた。そしたらこの赤い部分、うまいんだな。ただ塩焼きにしただけだが、ちょっとレバーみたいな感じな、濃厚なうまみがあって、そりゃそうだよな、これは、ぶりが尾を動かすための、筋肉なのだ、たぶん。動く部分はうまい、っていうからな。
いつも、魚を買ったら、豆腐とほうれん草は、ほぼ迷わず買うのだが、トマトは、夏の食べ物だし、ただ切って食べるだけというのも芸がないなと思って、何か他の野菜はないかと思い、一通り売り場を眺めるのだが、けっきょく買ってしまう。で、いつも、冷やしトマト。まったくたしかに、芸がないが、これがほんとに、酒のつまみになるのだよな。下手に料理したものより、うまいくらいなのだから、エライやつだな、トマトってのは。
