これを僕は、ちびちびと酒を飲みながら、1時間半くらいかけてちんたら食べます。
今日のなすと鶏の蒸し物も、「3分クッキング8月号 とことんなすおかず!」より作りました。
書店の料理雑誌のコーナーには、他にもいろんなのが置いてありましたけど、テーマを「なす」にしぼり込んでくるというのはうまいですよね。
夏野菜といえば、おいしいものは山ほどあるけれど、使える料理のバラエティーの広さからいえば、やはりなす。
そのなすの料理を、炒め物、揚げ物、蒸し物、煮物とひと通り紹介するというのだから、保存本としても価値があります。
さらにこの本、第2特集が「あじ、いわし」。
あじといわしも、夏が旬で、今最も安く手にはいる食材ですから、僕などはツボを両側からギューと押されてしまった感じです。
なすの特集は、飛田和緒という女性が担当しているんですが、わりと定番の、なすとピーマンのみそ炒めとか、麻婆なす、田舎煮、なすカレーなどがおさえてある一方、ちょっと意外な、なすのじゃこ炒め、なすのトマト炒め、蒸しなす、なすのラタトゥイユなどもあり、さらに「干しナス」というあまり思い付かないものまで載っていて、バランスがいいと感じます。
それに対して、あじ・いわし特集は、ちょっと残念。
伊藤朗子という人が担当していますが、「あじやいわしが少し苦手という人でも食べやすいレシピを紹介します」とのことで、ポキ風、エスニック風、バルサミコソテー、オイスターかば焼きなど、ちょっと変わった路線に振っていて、和食好き、青魚大好きな僕にとっては、あまり作りたくなるものはありませんでした。
というわけで、今日はなすと鶏の蒸し物を作ってみますが、食事の準備を始めようかという段になり、レシピに載っていたザーサイを買い忘れていたことが発覚。
仕方がないので、鯛の酒蒸しの要領で、ポン酢につけて食べることにしました。
早速やってみよう!
まずなす3本は、ヘタを落として皮をむき、やや小さめの乱切りにして、5分ほど水にひたしてアク抜きする。
鶏もも肉2分の1枚は、ひと口大に切り、塩小さじ2分の1と酒大さじ1をもみ込み、片栗粉大さじ1をまぶす。
レシピでは、このなすと鶏肉を耐熱皿にのせ、味付きザーサイ20gをちらし、ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(500W)で7~8分加熱することになっています。
でも電子レンジのない僕は、鍋で蒸す。
蒸し時間は15分。
でき上がりました・・・。
鶏の脂がたっぷりと出て、それになすがひたっているのが、なんともうまそう。
ポン酢で食べます。
これはうまい・・・。なすと油の相性がいいのは、先刻ご承知なわけですけれど、やわらかく、ぷりんとしたなすに、鶏のうまみがしっかりしみ込み、これは絶品。
またポン酢も、問題なく、バッチリ合いました。
鶏肉・・・。
これもうまい。考えてみたら鶏肉を蒸すのは、定番のやり方ですもんね。
あとは焼きとうがらし。今日は伏見とうがらしを買ってきました。
とうがらしを丸のまま焼き網で焼いて、削り節とポン酢しょうゆをかけるだけの話ですけれど、これがおいしいんですよね。
冷奴。
今日はちょっと趣向を変えて、ネギではなく大葉とみょうがを薬味にし、薬味は別盛りにしてしょうゆも小皿にいれ、色々に組み合わせて食べ比べました。
酒は今日も、焼酎水割り。
たっぷり飲んで、満足っす。