そこからはすでに、前借りをしてもらっていて、その仕事もまだ終わっていないのに、さらに前借り。
しかし社長がいい人なので、なんとか入金してもらうことができました。
ホッ・・・。
でもこのままだと、まだ家賃が払えない・・・。
あまりサボらず、まじめに仕事しろってことですね。
もうちょっとお金に余裕ができればいいと思いはしますが、お金があったらあったでおっさんは、ある分を全部使ってしまうのはまちがいない。
金の苦労は死ぬまでつづくと、あきらめ気分のおっさんです。
昨日の晩酌。
金欠のため、安い食材でなんとかしのぐおっさんですが、安い食材といえば代表的なものの1つが、なんといっても魚のアラ。
アラを「愛する」と言ってもいいおっさん、たびたびお世話になっているわけですが、アラは安いから、それではまずいのかといえば、そんなことは全くない。
まず頭は、鯛やタラなら目や口のまわりのコラーゲンや、鮭なら鼻の軟骨が珍味だし、カマは魚が胸びれを動かすために筋肉が発達しているからプリプリしている。
腹身はマグロでいえばトロだから、脂が乗りまくっているわけだし、骨からは、なんともうまい出しがでる。
刺身にできないというだけの話で、煮たり焼いたりするのなら、2倍や3倍の値段を払って切り身を買うより、よっぽどごちそうができ上がる。
アラはどんなものでも、とりあえず塩をふって焼いてしまえば、おいしく食べられますけれど、鯛のアラなら酒蒸しもうまい。
淡白でありながら味わいがある鯛の身は、うす味で蒸し上げると絶品ですし、蒸すとうまみのエキスが凝縮されたものが出てきて、これがまたたまらない。
アラを蒸すには、多少の下処理が必要とはなりますが、それほど面倒なこともありません。
早速やってみよう!
鯛のアラは、まずうす塩をふり、30分くらいおいておきます。
お湯は給湯器のお湯が80度くらいあれば、それを使うのでだいじょうぶです。
深めの皿に、まず昆布をひき、鯛と豆腐をならべたら、酒をシャバシャバとふりかけ、うすくちしょうゆをパラリとかけて、蒸し器にいれる。
青ネギをかけて食べる・・・。
ホクホクのプリプリ。
鯛のうまみを吸い込みまくった豆腐がたまらん。
それからなんといっても、この凝縮された鯛の出し。