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2008-06-30

お好み村2F 八昌



八昌は言わずと知れた広島の最強店。それでここは、その支店の一つである。

お好み村は、ビルの2階から4階までが全部お好み焼き屋になっていて、27店舗入っている。観光客もよく訪れる広島の名所の一つだが、どうなのだろう、これまで3店に行ってみたのだが、どこもイマイチあまりおいしくなかった。もしかしたら観光客が多いので、味が進化しないのかも、という疑いを持っているのだが、もう何軒かは行ってみたいと思っている。

八昌は二階のいちばん手前、わりといい所に入っている。目に物見せてもらいたいと思って行ったのだが、期待が裏切られることはなかった。



肉玉そば、735円。薬研堀の本店はたしか780円くらいだったから、お好み村の相場に合わせて、ちょっと安くしているのだろう。
お好み焼きは、作り方はみな一緒みたいなもので、何が違うとも思えないのだが、うまい所はうまい。まずい所はまずい。差がわりとはっきり出るのである。
八昌は一つには、材料の一つひとつが違うのかな、と思う。
店の壁には、「キャベツは自然栽培をした、特別なものを使っています」というポスターが貼ってある。何かの雑誌で見たら、生地の小麦粉も違うらしい。またこちらはそうではなかったが、薬研堀の本店では、卵が必ず黄身が二つ入っているものを使っていた。
入っている材料の種類が少なくて、しかも皆同じものを使うのだから、男性の背広姿が、ズボンにきちんと折り目が入っているかとか、ワイシャツがパリッと白いかとか、ネクタイの柄とか、小さな違いが、全体としてかっこいい、かっこ悪いを大きく左右するように、素材のちょっとした違いが、味を大きく左右するのかもしれない。

また何と言っても八昌は、作るのに時間をかける。今回も焼き始めてから出てくるまで、20分近くかかっていた。
何にそんなに時間がかかるのかと言えば、キャベツともやしをゆっくり蒸し焼きにするためである。
また本店はそうでなかったが、こちらは焼きそばも、かなり長く焼いていた。
そうすることで、キャベツともやしは甘く柔らかくなり、焼きそばはパリッとし、何とも幸せを感じるコントラストが生まれるのである。

時間をかけるというのは、誰でもできる簡単そうなことだが、商売でやろうとすると、お客の回転率は下がるし、お客を待たせるということそのものが、どちらかと言えばマイナスなことだし、度胸の問題として、なかなかできることではない。
しかしそれを曲げない頑固さが、最強店の評価の理由なのだと思う。

八昌 (はちあきら)
082-247-4820
広島県広島市中区新天地5-13

追記:

お好み焼き食べ歩きの先輩、広島在住のブロガー、ハルさんから、この記事について下のメールをもらいました。
なんとお好み村の八昌と、薬研堀の八昌は、何の関係もないとのこと。
のれん分けしたのでもないらしい。たらー。
まぁでも、お好み村も、おいしかったのは間違いありません。
でももちろん、薬研堀の方が、数段おいしいですけど。あせあせ。
ハルさんのブログも覗いてみてくださいね。

ハルさんからのメール:ここから----------

こんちわ、はじめまして。
「広島じゃけぇ」というお好み焼きブログ(http://okonomiyaki.blog.drecom.jp/)を書いている、ハルと申します。
高野さんのブログ、いつも楽しく拝見させていただいております。


で、今回「八昌」の記事を読ませていただき、余計なお世話かとも思いましたがメールさせていただきました。

実は、薬研掘の八昌とお好み村の八昌、何の関係も無いのだそうです。(笑
薬研掘の八昌の直接の関係店は、「薬研掘 八昌」と「五日市 八昌」だけとのこと。
お好み村の八昌は薬研掘八昌の大将がお好み村を出た後、次に入った方がそのまま名前を勝手に引き継いだんだとか。
ひどい話ですよねぇ。
まぁ、美味いお好みを食えるなら、名前なんか関係ないのですがね。(^^
八昌の関係図的な話は、詳しくは↓に書いてあります。
http://hamanet.jp/kaishoku/detail.aspx?txtKshopcd=743
参考までに。

お気を悪くしないでくださいね。
お好み焼き好き同士、仲間という感じでお願いします。(笑

これからも参考にさせていただきますので、ばんばんお好み焼きを食べ続けてくださいね。(^^

ここまで----------