今日やっとネットが開通した。
東京から広島に引越しをしたのだが、引越し先のフレッツ光、今日やっと工事が終わった。
申し込んでから、二週間もかかるのだ。
いまの世の中、考えられない、さすがNTTお役所体質、とも思うが、マンションの廊下の配電盤みたいなところから線を一本、室内に引き込むという、ほんとに工事だったので、まぁ仕方ないかなと思う。人が二人も来て、まぁ二人とも一生懸命やってくれたし。
NTTはのろいのだけれど、たしかに技術力は高いのだと思う。今日いろいろ設定するのに分からないことがあって、同じ問題にかんして、NTT西日本と、それからDELL、これは最近新しく買ったパソコンのメーカーだが、その両方のサポートに電話する機会があった。
NTTのサポートは、それはすごく細かい問題なのだけれど、言った瞬間にすぐに分かって、その問題自体は二十秒くらいで解決した。電話を受け取ってくれた人も、ものすごくできる、という感じのしゃべり方だった。
それにたいしてDELLのほうは、自分が売っているマシンの話なのに、言われていることがなかなか分からず、こちらが二回くらい説明して、誰かにずいぶん長い時間、しかも複数回聞きに行って、ようやく答えられた、という感じだった。
あ、それってべつに意地悪して両方に同じ質問したのではなくて、DELLの問題がNTTのほうにも関係があった、ということなのですけど。
NTTは日本の巨大企業だし、アメリカの新興企業であるDELLなぞと比べると、人の層の厚さをくらべたら、圧倒的なのだろう。しかし会社としてどちらが勝っているのかと言えば、どちらも下り調子ではあるけれど、DELLなのかなという感じである。
人を活かしきれていない、ということなのではないかと思う。
いま鄧小平についての本を読んでいて、そこに毛沢東がたびたび登場してくるのだが、功罪はあるのだと思うが、人を活かすのは、本当にうまかったのだろうな、と思う。
たぶんぼくなんか、一度会ったらぞっこんに惚れ込んでしまうような、そういう人ではなかったか、という気がする。