天気がいいので、嵐山で昼酒することにしました。
ほんとはやらなきゃいけない仕事もあるんですが、こう天気がいいと、仕方ありません。
四条大宮から嵐山電車で、ゴトゴト20分。
京都は街が小さいから、街の中心部からでも、あっという間に田園地帯にたどり着く。
嵐山は、山あり、川あり、様々な名所もあり。
散策するにはうってつけの場所ですが、僕の歩くコースは、いつもおなじです。
嵐電嵐山駅をでて左へいき、渡月橋をわたらずに、桂川沿いを右へゆく。
やがて見えてくる、川に突きでた掘っ立て小屋。
ここが目指すところです。
掘っ立て小屋はちょっとしたお茶屋で、川に面したテーブルに座れるようになっている。
川面や山の新緑を眺めながら、おでんをつつき、酒を飲む。
気分は最高。
酒を飲んだら、そのまま川沿いをまっすぐ進む。
やがて現れる石段を上り、小高い丘を登っていくと、亀山公園展望台。
絶景です。
亀山を下り・・・。
竹林を抜ける。
野宮神社を通り、線路をわたって、その先にある色々の名所に、行ったり、行かなかったり。
昨日は「常寂光寺」に入ってみました。
常寂光寺は、もみじで有名。
境内は山の斜面になっていて、本堂や庭園、多宝塔などを見ながら、石段を上がっていく。
一番上まで登ったところで、振り返ってみると・・・。
京都市街が一望できるようになっている。
石段を下り、常寂光寺をでて、二尊院の角を右に折れ、清涼寺へ向かいます。
清涼寺門前にある「嵯峨豆腐 森嘉」で豆腐を買って、いつものコースは無事終了。
しかし・・・。
電車に乗って家に帰ると、もちろん仕事は残ったまま・・・。
ほろ酔い加減で仕事をしたら、頭が痛くなりました。
森嘉で買った豆腐で、晩飯は湯豆腐。
大きめに切った豆腐を昆布といっしょにたっぷりの水に入れ、中火にかける。
煮立つ前に火を弱め、豆腐の中が完全に熱くならないうちに食べ始める。
タレは醤油にかつお節と青ねぎ、それを湯豆腐の昆布だしで割る。
森嘉は京都ではじめて、京都木綿豆腐の標準形「ソフト木綿」をつくったと、近所の豆腐屋のお兄ちゃんに聞きました。
檀一雄も絶賛するこの豆腐、やわらかく、一切の雑味がありません。
ただ森嘉の豆腐は大きくて、ふつうの豆腐の2丁分ほどあるんです。
翌日にまわして味を落としてしまうのも何だからと、全部鍋に入れてしまう・・・。
これを1人で食べると、最後はさすがに飽きてきます。
あと食べたのは、イワシの塩焼き。
イワシは、ただ塩焼きするのも、僕は好きです。
ほうれん草のゴマ和え。
すりゴマと、醤油、みりん、それに砂糖で和える。
キュウリのひね漬け。
水にさらしてよくしぼり、ショウガ醤油で。