2012-05-27

嵐山で昼酒。
「森嘉の湯豆腐」


天気がいいので、嵐山で昼酒することにしました。

ほんとはやらなきゃいけない仕事もあるんですが、こう天気がいいと、仕方ありません。



四条大宮から嵐山電車で、ゴトゴト20分。

京都は街が小さいから、街の中心部からでも、あっという間に田園地帯にたどり着く。



嵐山は、山あり、川あり、様々な名所もあり。

散策するにはうってつけの場所ですが、僕の歩くコースは、いつもおなじです。



嵐電嵐山駅をでて左へいき、渡月橋をわたらずに、桂川沿いを右へゆく。

やがて見えてくる、川に突きでた掘っ立て小屋。

ここが目指すところです。



掘っ立て小屋はちょっとしたお茶屋で、川に面したテーブルに座れるようになっている。

川面や山の新緑を眺めながら、おでんをつつき、酒を飲む。

気分は最高。



酒を飲んだら、そのまま川沿いをまっすぐ進む。

やがて現れる石段を上り、小高い丘を登っていくと、亀山公園展望台。

絶景です。



亀山を下り・・・。

竹林を抜ける。



野宮神社を通り、線路をわたって、その先にある色々の名所に、行ったり、行かなかったり。

昨日は「常寂光寺」に入ってみました。



常寂光寺は、もみじで有名。

この緑の葉っぱが、全部もみじですから、やっぱり秋に来なくちゃいけません。



境内は山の斜面になっていて、本堂や庭園、多宝塔などを見ながら、石段を上がっていく。

一番上まで登ったところで、振り返ってみると・・・。

京都市街が一望できるようになっている。



石段を下り、常寂光寺をでて、二尊院の角を右に折れ、清涼寺へ向かいます。

清涼寺門前にある「嵯峨豆腐 森嘉」で豆腐を買って、いつものコースは無事終了。



しかし・・・。

電車に乗って家に帰ると、もちろん仕事は残ったまま・・・。

ほろ酔い加減で仕事をしたら、頭が痛くなりました。






森嘉で買った豆腐で、晩飯は湯豆腐。

大きめに切った豆腐を昆布といっしょにたっぷりの水に入れ、中火にかける。

煮立つ前に火を弱め、豆腐の中が完全に熱くならないうちに食べ始める。



タレは醤油にかつお節と青ねぎ、それを湯豆腐の昆布だしで割る。

森嘉は京都ではじめて、京都木綿豆腐の標準形「ソフト木綿」をつくったと、近所の豆腐屋のお兄ちゃんに聞きました。

檀一雄も絶賛するこの豆腐、やわらかく、一切の雑味がありません。



ただ森嘉の豆腐は大きくて、ふつうの豆腐の2丁分ほどあるんです。

翌日にまわして味を落としてしまうのも何だからと、全部鍋に入れてしまう・・・。

これを1人で食べると、最後はさすがに飽きてきます。






あと食べたのは、イワシの塩焼き。

イワシは、ただ塩焼きするのも、僕は好きです。



ほうれん草のゴマ和え。

すりゴマと、醤油、みりん、それに砂糖で和える。



キュウリのひね漬け。

水にさらしてよくしぼり、ショウガ醤油で。