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2009-06-18

上天満町 「姉妹餃子」

上天満町の交差点をちょっと西に入ったところにあり、僕はすぐそばをしょっちゅう、チャリンコで通り掛かっていたわけだが、交差点ではついどうしても、信号に注意してしまうので、この店はずいぶん前に一度、「あ、あるな」と思ったことがあるのだが、それからずっと、忘れてしまっていた。
今日昼飯をどこで食おうかと、口コミサイトをパラパラ見ていたら、この店があることがわかって、行ってみることにしたわけだ。

メニューを見ると、ちょっとびっくり。
まず餃子だけで5種類あって、

その他にも麺類、定食、

一品料理、

まだまだ一品料理、そしてデザートと膨大な量、東被肉やフカヒレの姿煮まである、かなりの本格派。
さらにこの他に、コースも何種類もある。
ちょっとひなびた場所なのだが、そこにこんな本格的な中華料理屋があるとは、いや人間、知らないことって、まだまだあるんだね。

メニューが多いのでずいぶん迷って、刀削麺もあったのでそれにしようかとも思ったが、まずはやはり、基本の醤油ラーメン、500円。
店員はフロアも厨房も、たぶん40歳前後の中国人、聞いたらハルピンから来たのだそうだが、中国には日本のラーメンのようなものはないと聞いたことがあるので、当然この醤油ラーメンは日本人向け、これを食べればこの店が、日本人にどのようにアピールしたいと思っているのか、わかるかなと思ったということもある。

見た目はまさに、日本風、というか広島風、の中華そば。
味は、食べてびっくり、すごくうまかった。
よく中華料理の店でただのラーメンを食べると、たぶんスープがこういうラーメン用に作られず、野菜なんかを炒め煮することで完成されるようにできていることが多いのだろう、鶏がらの臭みがストレートに出てしまって、頂けないことがけっこうあると思うが、このラーメン、考えてるんだな、八角かな、そういう香味料の風味がわずかにして、それで臭みを消すようになっている。
チャーシューも、八角が使ってあると思う。
なるほどな、中国式なんだな、僕は中国は行ったことはないが、台湾で汁そばを食べた時、かなり強い八角の風味がしていたやつがあったのだが、これが日本に入ってきた時には、日本人の口に合わなかったのだろうな、八角は使われなくなったわけだ。
たしかに好みはあると思うが、このラーメン、八角の風味はごくわずかなので、日本人の口に十分合うと思うのと、八角ってこんな風に、臭みを消しながら全体の味の方向性を決めていくんだ、と僕は改めて感心したりしてしまった。

麺は細くて、つるっとしてシコシコしてる。
中国料理の店によくある麺だが、これもうまい。
チャーシューはモモ肉、ちょっと濃いめに味付けされ、ホロホロにやわらかくなっているが、適度な噛み応えもある。
もやしが細もやしだったら言うことなかったけど、なかなかのものだと思う。

それからこれ、コロッケではない、姉妹餃子、380円。
なぜこんなに巨大なのかはよくわからなかったが、中は肉とニラが詰まっていて、よく餃子は野菜がいっぱい入って、ジューシーに作られてることが多いと思うが、これはバッチリ、肉々しい感じ。
ちょっとつみれみたいな感じの食感。
僕は餃子はこういうやつの方が好きで、まさにドンピシャという感じだった。

この店、他にもかなりうまそうなものが色々あったので、これから何回か、来てみないといけないな。
駐車場もあるから、車で来る人にもおすすめ。

姉妹餃子 (餃子 / 観音町、天満町、西観音町)
★★★★★ 5.0

2009-06-17

つまみ 鯛の煮付け

今日もマダムジョイ、小いわしがウハウハ出ているのかと思ったら、ちょっと時間が遅かったからかな、全くなし、昨日はとりあえずスタートダッシュだったのかな、ということで、目の前で半額のシールが張られた、長崎県産のれんこ鯛、580円の半額、290円。
丸々一匹だからね、ちょっと小ぶりとは言え、信じられん。

でそれを塩焼きにするか煮付けるか、迷いに迷って、結局ごぼうと一緒に煮付けることに。
昆布に酒、みりん、砂糖、醤油、強めの中火で落し蓋をして、煮時間10分。
10分というのは、マダムジョイのおいちゃんに確認したのだ。
最近は魚の煮付けもだいぶ慣れてきたのだが、今日はちょっと水が多すぎて、10分では煮汁が煮詰まり切らず、魚を出して汁だけさらに煮詰めたりしてみた。
内臓はもう出してあったが、一応ちゃんと、斜めに切れ込みが入れてある。

魚は煮付けるにしても焼くにしても、皿に移すときがいちばん緊張するわけだが、今日はわかった、持ち上げるんでなく、鍋の横から滑らせるようにそのまま移せば、崩れることもなくバッチリなのだ。
次回からはもうもらったな。
煮付け君と呼んでくれ。

楠木町 「大芝食堂」の中華そば

広島には「食堂」というのがけっこうあって、基本、カフェテリアスタイル、って最近の言葉を使ってみたが、焼いた魚やらおしたしやらのおかずがショーケースみたいなところに並んでいて、好きなのを選んで取って、あとご飯と味噌汁を頼む、みたいな風になっている。
これは東京では見たことがない方式で、まあたぶん、昔はあったんだけど、なくなっちゃたんだろうな、人が多いと食券だなんだとやらないとメチャクチャになってしまうのだろうが、これで済むなら、出すほうも食べるほうも、その方が簡単だものな。

それでその食堂、だいたいはうどんみたいなものをおかずとは別に出す場合が多いのだが、その中で、ラーメンを出すということが、けっこうある。
この食堂のラーメンが、意外にうまい場合が多いのだ。
きちんと自分でだしを取り、本格的にやっている。
誰に教わったということでもなく、自己流でやっているのだと思うが、「ラーメン職人」という言葉すらある今の時代、職人でもなんでもない、修行を積んだこともない、普通の人が、ラーメンを作ろうと思うこと自体が、広島に来て1年が経つのに、まだ東京の思考が頭から抜けない僕などから見ると、こちらはほんとにラーメンというものが、特別なものではなく、土地に根付いた、まさに文化になっているのだなと思ってしまうのだ。

まあそれでここ大芝食堂、うまいラーメンを出すという噂を聞いて、やって来たというわけなのだ。
聞いたらもう40年以上になるそうだが、建物は建て替えをしたのだろう、鉄筋で近代的。
時々ほんとにぼろい、朽ち果てそうな建物の食堂、あったりするが、ここはきちんとお客を集め、稼いできたということだよな。

中華そば420円。
安いんだ、また。
スープは豚骨、だと思う、それほどパンチはないが、きちんとコクがあり、臭いも皆無。
醤油がきつくて塩っぱめの、まさに食堂系と言いたくなる味付けなのだが、食堂のラーメンの醤油がきついのは、やはりご飯を一緒に食べることを前提としているからなのかな。

麺は中細の、かなり黄色っぽいやつ、それを固めにゆでてきて、わしっとした食感が楽しめる。
それに、これも濃いめに味付けされた腿肉チャーシュー、もやしに青ネギ。
全体としてかなりおいしかった。

年配のご夫婦でやってるみたいだが、給仕役のおばちゃん、けっこう年なのだろうが若々しく、話しかけても笑顔で答えてくれる。
まあこのおばちゃんに引かれて通い続けてる、なんて人も多いんだろうな、たぶん。

ちなみに営業は平日の11:30~14:00のみ、店内禁煙、駐車場が2台分あり。

大芝食堂 (ラーメン / 白島、牛田、横川)
★★★★ 4.0