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2013-06-24

フレッシュトマトの入ったチキンカレー、梅干し、らっきょう

昨日のおっさんひとり飯は・・・。

昨日のおっさんひとり飯 フレッシュトマトの入った和風チキンカレー

フレッシュトマトの入った和風チキンカレー。



昨日は、キャベツを使い切ってしまいたかった。
キャベツの食べ方でまず思い付くものはといえば、
やはり千切りだ。

ハンバーグに千切りキャベツを添え、ウスターソースをかけるのは、
子供のころの家の食事の、代表的なメニューだった。

冷蔵庫には鶏もも肉も入っていたから、それを焼き、
千切りキャベツに肉汁ごとのせるのも悪くない。

キャベツの下に、さらにご飯を敷き、
どんぶり飯にするのもいい。



しかしもう少し考えていたら、
千切りキャベツにはカレーが合うことを思い出した。

シャキシャキとした千切りキャベツは、
ドロドロとしたカレーライスの、格好のアクセントになってくれる。

そこで鶏もも肉でカレーを作り、
これをご飯とキャベツの上にかけることにした。

カレーには、フレッシュトマトを、
煮溶かさず、形を残して入れることにする。



あと問題は、カレーをどうやって作るかだ。
カレーは市販のルゥを使えば、簡単においしくできる。

ただ、それだとつまらない。
ひとり暮らし料理は「おもしろい」ことが大事だと、ぼくは思う。

そこで、カレー粉を使うことにする。
ただルゥまで作ってしまうと、
玉ねぎを茶色になるまで炒めるのに時間がかかる。

和風だしと醤油やみりんをベースに使い、
カレーうどんのような味付けにすることにした。



カップ3の水で、だし昆布と煮干しを10分ほど煮て、だしをとる。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレーの作り方(1)

このだしに、酒とみりん、醤油、カレー粉を大さじ2、砂糖小さじ1と塩少々、
それにウスターソース小さじ1で味付けする。


味付けしたら、ひと口大に切った鶏もも肉200グラムを、5分ほど煮る。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレーの作り方(2)

つづいて細く切った油揚げ1/2枚を加え、さらに5分くらい煮る。


8等分にくし切りにした玉ねぎ中1個を入れ、ひと煮立ちしたら、
やはり8等分にくし切りにしたトマトを入れる。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレーの作り方(3)

すかさず味見して塩加減し、
片栗粉大さじ2に水大さじ4の水溶き片栗粉を加えてトロミをつける。



皿にご飯をよそい、千切りキャベツを上にのせて、カレーをかけ、
青ねぎを散らして一味唐辛子をふる。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレー

自分で一から味付けしたカレーは、また一段とうまい。





昨日は梅干しとらっきょうを漬けた。

梅干しとらっきょう

梅干しは、安いのは添加物が多くて味がよくない。
らっきょうも、売っているのは甘すぎて気に入らないから、
前から自分で漬けてみたいと思っていた。



梅は、1キロで900円ほどだった。

黄色く熟した梅

黄色く熟し、甘い香りがする。



梅干しを漬けるというと、かなり敷居が高そうな気がする。
作り方を見聞きすると、容器を消毒したり、天日に干したり、
かなりの手間がかかりそうだ。

しかし檀一雄は、『檀流クッキング』の中で書いている。

私は、忙しいご婦人方にも、断乎として、梅干しを漬けなさいと申し上げる。断乎として、ラッキョウを漬けなさいと申し上げる。
時期は今だ。
梅干しだの、ラッキョウだの、何だか、むずかしい、七めんどうくさい、神々しい、神がかりでもなくっちゃとてもできっこない、というようなことを勿体ぶって申し述べる先生方のいうことを、一切聞くな。檀の言うことを聞け。
梅干しだって、ラッキョウだって、塩に漬ければそれで出来上がる。嘘じゃない。
塩に漬けるだけだ。勿体ぶったことは何もない。ガラス瓶を一つきばって、そこの中に漬け込み、床の間に置き、その出来上がりの梅干しだの、ラッキョウだのを、毎日チラチラと生花のつもりで眺めてみるのは、愉快なことではないか。 その梅干しだの、ラッキョウだのの味の変化を、時折舐めてみたり、味わってみたりするのは、尚更愉快なことではないか・・・。

檀一雄によれば、梅干の漬け方があれこれと難しくなるのは、
塩分の濃度を下げるからだそうだ。

塩分の濃度を下げ、かつ腐ったり、カビが生えたりしないようにするために、
消毒などの手間がかかることになる。

塩分の濃度を十分上げれば、多少しょっぱくなっても、簡単にできる。
それが「私の方法だ」と、檀一雄は言う。

ぼくは今回、梅干しを、どうやって漬けようかずいぶん迷ったが、
結局、檀一雄の方法でやることに決めた。



檀一雄によれば、4キロの梅に対し、塩は1.2キロ。
1キロに対して300グラムだから、
塩分濃度は30%ということになる。

梅干しの漬け方(1)

粗塩の水に対する比重は0.9だそうだから、
300グラムの粗塩は、1カップ半強ということだ。


梅は洗って、つまようじなどでヘタをとる。

梅干の漬け方(2)

これをまず塩、それから梅、という具合に交互にガラス瓶に入れ、
最後に重石をのせる。


重石は、近所で小石を拾ってきた。

梅干の漬け方(3)

よく洗って乾かした小石を、梅と同じくらいの重さになるよう、
二重にしたジップロックに入れた。



これからしばらく漬け、梅酢が上まで上がってきたら、
赤じそを加えるつもりにしている。



らっきょうは、皮をむき、塩漬けにしたものを買ってきた。

塩漬けしたらっきょう

これを水洗いし、ザルにあげて水をきる。


甘酢は、砂糖と塩の分量を、袋に書いてあったものの半分にした。

らっきょうの漬け方(1)

火にかけて煮立たせ、冷めるまでおいておく。


ガラス瓶に、らっきょうと甘酢、輪切り唐辛子を入れる。

らっきょうの漬け方(2)

20日くらいで食べられるようになるそうだ。



「どんな味になるのか楽しみだね。」

チェブラーシカのチェブ夫

梅酢も色々使いたいな。



2012-10-20

スペイン風酢ダコ、豚肉のナンプラー炒め

おっさんの今日の晩酌は・・・。
知人からシャンツァイをもらったので、シャンツァイ祭りに決めた。まずは檀一雄レシピのスペイン風酢ダコ、それから豚肉のナンプラー炒めにもたっぷりとシャンツァイをまぜ込むことにする。





スペイン風酢ダコは檀一雄がスペインで食べ、作り方を教えてもらった料理。
ゆでダコとトマト、玉ねぎ、ゆで卵の白身を1cm角にカットしたのとニンニクのみじん切りに、たっぷりのレモン汁とオリーブオイル、塩コショウをかける。黒オリーブが冷蔵庫に余っていたからそれも入れてみた。





ゆで卵の黄身を粉々に砕いてふり、たっぷりのシャンツァイをのせる。






「いかにもスペイン」という感じの色合いと味・・・。






豚肉のナンプラー炒めはまずみじん切りのニンニクと輪切りの赤唐辛子をゴマ油で炒めたあと、豚肉を炒める。






くし切りの玉ねぎとしめじを入れて炒め、合わせ調味料をそそぐ。
合わせ調味料は、日本酒とナンプラー大さじ1。





たっぷりのシャンツァイを「これでもか」とまぜ込んでやる。






炒め物のくどさをシャンツァイがうまいこと解消してくれる。






冷奴にもシャンツァイをのせてみた。
みじん切りのニンニクとオリーブオイル、塩をふる。なかなかイケる。










和久井映見はいろいろと考えはじめ、活動を開始しているらしい。
それはもちろん、僕にとっても喜ばしいことだ。

僕にとっても和久井映見にとっても、人生の大きな転機が訪れる予感がする。
その先には、明るく幸せな未来が待ち受けているように僕には思える。



ただ実際に考え、活動しなければならないのはもっぱら和久井映見のほうで、僕はそれを応援することしかできない。
具体的な事情がよくわからないから、話を聞くことはできても、役に立つアドバイスはできそうにない。



和久井映見を応援するために何ができるのか、以前は漠然としていたのが、この頃になってはっきりしてきた。
それは和久井映見と2人きりの時間を過ごすのを「ガマンする」ことだった。

和久井映見には1人で冷静に考え、あれこれ活動する時間が必要だ。
その時間は、これまで2人で過ごしていた時間から割いていかなければいけない・・・。



先日和久井映見に聞かれた。

「私に数日会えないだけでツラくなっちゃうんでしょ。それは大丈夫なの?」

僕は答える。

「幸せなだけの恋愛など世の中にないのだから、ツラさも引き受ける覚悟が僕にはあるよ。僕が会えなくてツラいからといって、活動を制限する必要はない・・・」



とは言ったものの、和久井映見と会えない時間はほんとうにツラい。
和久井映見と過ごす夢のようなたのしさを知ってしまった今、1人で過ごす時間はなんとも色あせて見えてしまう・・・。



「いよいよおっさんの男が試されるね」
うん・・・。がんばるよ。



2012-05-02

「タコのスペイン風サラダ」
「ソーセージとじゃがいものご飯」


スーパーへ行くと、「ゆでダコ」がわりと手頃な値段で売っています。

足の1~2本なら、200~300円で買えるのではないでしょうか。



タコの食べ方を、日本流に考えるとすると、わさび醤油をつけて食べるか、タコ酢にするか、または煮付けるか、ということになる。

でもそればかりじゃ芸がないから、なにかもうすこし違うやり方がないのかと思うとき、参考になるのは「スペイン」です。



スペインは、ヨーロッパの国では珍しく、魚介類はたくさん食べます。

特にタコは、スペインの人は好きらしく、色々な料理法がある。



昨日食べた、「タコのスペイン風サラダ」は、作家・檀一雄の名著「檀流クッキング」に載せられている「スペイン風酢だこ」を、すこし拡大し、サラダにしたもの。

野菜がたっぷりに、タコに卵が入りますから、白ワインとパンでもつければ、これだけで十分、一食になります。



ただ僕は、昨日もこれで、焼酎お湯割りを飲みました。





「タコのスペイン風サラダ」のレシピ


<材料>

サラダですから、分量はどのくらいだってかまいません。

自分の好きなだけ、入れるようにしてください。

ただ参考のため、昨日使った分量を書いておきました。


◎ 檀一雄のレシピにある材料
・ ゆでダコ 150g
・ 玉ねぎ 中4分の1個
・ トマト 1個
・ ニンニク 2かけ
・ 卵 2個
・ パセリ 1茎

◎ その他昨日いれた材料
・ レタス 葉っぱ2枚
・ キュウリ 1本
・ セロリ 茎の部分1本
・ ピーマン 1個
・ 黒オリーブ 10個 (これは冷蔵庫に入っていたから使っただけで、わざわざ買う必要はありません)

◎ 入れてもいいと思える材料
・ ブロッコリー
・ パプリカ
・ アスパラ
・ ホワイトアスパラ
など

◎ ドレッシング
・ オリーブオイル
・ ポッカレモン100
・ 塩
・ コショウ


<作り方>

1. まず卵を水にいれ、火にかけて、ゆで卵を作りはじめます。ゆで卵をゆでているあいだに、他の野菜を切っていきます。

2. ニンニクはみじん切り、あとのパセリを除く材料を、すべて1~2センチの大きさに切り、すべて器に入れていきます。ゆで卵も、ゆで上がったら殻をむき、同じようにします。

3. オリーブオイルとポッカレモン100をたっぷり、適当と思われる量の塩、それにコショウ2~3ふりをかけ、全体を混ぜます。

4. 器に盛り、大まかに刻んだパセリをふりかけます。


※ 材料は取捨選択して、好きなものを入れればいいわけですが、檀一雄があげている材料は、味の構成上、すべて入れた方がいいと思います。





スペイン風の料理でも、焼酎のお湯割りを飲むというのは、できれば酒は、あまり変えたくないからなんです。

「料理に合わせて酒を変える」という考え方も、たしかにあるとは思いますが、酒飲みの立場として言わせてもらえば、酒は、いつも同じものを飲んでいる方がいい。

酒飲みにとっては、酒は「味わう」というよりは、「ほろ酔い加減をたのしむ」ものですから、慣れ親しんだ味を毎日口にする方が、心が休まることになるんです。



本当なら、毎日日本酒を飲みたいところです。

ただ日本酒は、合わない料理も多いので、そういう時は、焼酎にするというわけです。






昨日の朝は、「ソーセージとじゃがいものご飯」を食べました。

スペイン風あさりごはん」の作り方を参考にして作ったものですが、これは思いのほかおいしいです。



スペイン流のご飯の炊き方は、生米を洗ったり、水に浸したりすることなしに、そのまま炒めて使います。

ですから米を炊くのに、大幅な時間短縮になる上に、非常においしい。



日本流に米を炊くとなると、どうしても時間がかかる上に、さらに汁物やらおかずやらがないと物足りず、けっこうな手間がかかることになってしまいます。

その点スペイン流のご飯は、1品で食べられるものになりますから、大変おすすめです。



おとといは、水加減を失敗しましたが、昨日はうまくいきました。



「ソーセージとじゃがいものご飯」のレシピ


<材料>

・ 米 100cc
・ ウィンナーソーセージ 2本
・ じゃがいも 小1~2個

・ ニンニクみじん切り 小さじ1くらい
・ 玉ねぎみじん切り 大さじ2くらい
・ パセリみじん切り 大さじ1くらい

・ 熱湯 150cc
・ オリーブオイル 大さじ2くらい
・ 塩
・ コショウ


<作り方>

1. ウィンナーソーセージは5ミリ幅くらいの小口切りにする。じゃがいもは、1~2センチの大きさに切る。

2. 小さめの鍋を弱火にかけ、オリーブオイルをいれ温める。ニンニクと玉ねぎのみじん切りを1~2分炒め、それからウィンナーソーセージ、じゃがいも、米を炒めていく。

3. 熱湯をそそぎ、火加減を弱めの中火ぐらいに上げて、鍋底に米がくっつかないよう、すこし混ぜる。味を見ながら塩をいれる。味が決まったら、コショウを2~3ふりする。

4. 鍋のフタをして、火加減をとろ火に落とし、20分(沸騰を始めてからの時間)炊き、そのあと火を止め、5分蒸らす。


5. 器に盛り、パセリのみじん切りをふる。





今日は雨が降っています。

このところ、気候がいいせいなのか、とにかくよく眠れます。




2012-03-19

檀一雄のレシピを応用。
「具だくさんのクラムチャウダー」


アサリが旬だということで、酒蒸し以外にもいろいろ作ってみたいと思うわけなんですが、アサリを使った代表的な料理といえば、やはりなんといっても「クラムチャウダー」となるわけですよね。

クラムチャウダーはアメリカの料理だそうですが、アメリカの料理というと、ハンバーガーとかホットドッグとか、単純なものばかりというイメージがありますが、どうしてどうして、このクラムチャウダーはおいしいです。



檀一雄はニューヨークのセントラル・ステーションの地下街で、クラムチャウダーばかり食べていたとなんですが、僕も気持ちがわかります。

アメリカで、2週間とか、すこし長めに滞在すると、食べ物が、脂っこい肉か、パサパサとしたサンドイッチか、どちらかしかないのに辟易としてくるんですよね。

そういうものではなく、なんかこう、ラーメンみたいな、「ツルッ」としたものが食べたくなってくる。

そういう時、クラムチャウダーはうってつけです。



檀一雄は「檀流クッキング」に、ニューヨーク式の正統的なクラムチャウダーの作り方を載せているわけなんですが、今回作ってみたのはそれを応用して、もっと具だくさんにしたもの。

西洋の「スープ」というと、たぶんこれはスプーンだけで食べないといけないからだと思うんですが、具があまり入っていないですよね。

クラムチャウダーにしても、貝をむき身にして、さらにそれを小さく刻んだりする。

でも箸が使える日本人にとっては、汁物に具がたくさん入っていても問題ないし、アサリだって殻がついたまま入れたほうが見栄えがいいというものです。



アサリは海水くらいの塩水につけ、砂出ししておきます。

これを作ろうとするスープの分量の、3分の2の量、800ccのスープを作ろうと思ったら、500ccくらいの水で煮る。

アクを取り、殻が開いたら、火を止める。



これは後から思ったことなんですが、ジャガイモとかニンジンとか、中に入れる具は、アサリを取り出して、この汁で下茹でするのがいいでしょうね。

昨日は、さらに鍋を使って下茹でするのが面倒だったので、とろみをつけ終わったスープで直接煮たんですが、そうすると、焦げ付く可能性もあるし、それよりはこの汁で煮たほうが、アサリの味も付くし、いいのじゃないかと思います。

しかしいずれにせよ、西洋の料理は、ちゃんと作ろうと思うと、鍋をいくつも使わないといけなくなるのが、ちょっと面倒ですよね。



フライパンにオリーブオイルとバターをひき、適当な大きさに切ったベーコンと、みじん切りした玉ねぎとニンニクを、弱めの火で焦がさぬよう、10分くらい炒めます。

分量は、ベーコン2枚に玉ねぎ中4分の1、ニンニク1かけというところでしょうか。



小麦粉を、大さじ山盛り2~3杯入れ、さらにていねいに炒めていく。

小麦粉を入れるのは、とろみを付けるためですね。



ここにアサリのスープをお玉で1杯ずつ入れながら、小麦粉がだまにならないよう、よく溶きほぐしていく。

最終的にアサリのスープを全部入れます。



ここに、アサリのスープの半量の牛乳、アサリのスープが500ccなら、250~300cc、を入れる。

それから塩で味付けする。



檀一雄のレシピでは、ここに「トマトピューレ」と「セロリのスライス」、それに「タイム」を入れることになっています。

今回どれも省略してみたんですが、やはりあったほうがおいしいかも。

タイムは、けっこう使いでがあるから、揃えておいて損はないですよね。

洋風のスープとかなら、どんなものでもふり入れてみると、それっぽい味になります。

トマトは、檀一雄は、「初めに生のトマトを湯むきして刻んだものを一緒に炒めるか、ここでトマトピューレを入れる」と書いているんですが、生のトマトも、1個じゃ多いし、トマトピューレも日持ちしないから、使い勝手が悪いですよね。

ケチャップでも悪くないのじゃないでしょうか。



あとはジャガイモとニンジンを、15分ほど、鍋底を焦がさぬよう、弱い火で、時々かき混ぜながら煮て、最後にシメジ、そしてアサリを戻して、ひと煮したら出来あがり。



黒コショウとパセリをふって食べます。

パセリは2ヶ月くらい前のが、まだ冷蔵庫に入っていて、それを使っているんですが、まったくしおれてくる気配がありません。

すごい生命力ですね。

ジップロックに入れてあるんですが、ぴったりと平べったくして封をしても、次に使うときに見ると、パセリが何かを放出してるんでしょう、いつも袋がふくらんでいます。



この具だくさんのクラムチャウダー、たしょう味が足りないところがあったとはいえ、大変おいしいです。

また旬のアサリが、大きく、しかも殻いっぱいに詰まっていますから、とても食べ応えがありますね。



あとはスグキの卵焼き。

こないだ失敗したので、リベンジしてみました。



卵にきざんだスグキ、それと砂糖を加えて、よく溶きほぐす。

スグキに塩味が付いているので、砂糖だけにしてみましたが、醤油もひとたらし入れても良かったかもしれません。



フライパンを中火にかけ、油を引いて、よく温まったら、卵の全量を流しこむ。

これはコメントで教えてもらったんですが、まず炒り卵よろしく、よくかき混ぜる。

そうすると火の通りが早くなり、あまり焦げずに出来あがるというわけなんですね。



弱火に落として火を通し、まだ半熟のうちに、端から丸めていく。

きれいに丸めるのは、けっこう難しいんですが、なんとかできました。



合わせ目を下にして、しばらく火を通して出来あがり。



スグキの、身と茎を両方いれたんですが、それよりは、スグキの茎だけ、使うようにした方がよかったかもしれません。

上賀茂の農家のおばちゃん、これは「野沢菜でもいい」と言っていました。



3日目のカブの塩漬け。

ちょうどいい感じに漬かっていました。



酒は日本酒。

献立が、メインは洋風なのに、他は和風というのがちょっと何ですが、それほど問題はありませんでした。



クラムチャウダーうどん。

これはいいですよ。

ただ冷凍うどんを、クラムチャウダーで煮込んだというだけの話ですけど、クリーミーな味が、うどんとよく合います。

うどんは小麦粉だけで、シンプルに作られていますから、和洋中、なんでもイケますね。





2011-12-30

京都の正月料理を買い出し


京都には、京野菜をはじめとして、独特な食べ物が様々にあるという話は聞くが、普段それほどお目にかかるわけでもない。錦市場へでも行けば、年中いろいろあるのかもしれないが、家の近くの三条会商店街では、豆腐屋に湯葉やひろうずがあったり、漬物屋で京都の漬物を売っていたりする程度だ。

しかし正月ともなれば、話は変わってくる。京都でも普通の人が、京都独特の食品を食べるのは、年に1回のことなのだろう。まさに魚屋でも、八百屋でも、見たことがないもののオンパレードだ。

せっかく京都に住んでいるのだから、一度ぐらいは京都ならではの正月料理を、いくつかは作ってみようと考え、昨日は大々的に買い出しへ行ってきた。これまでは、正月は雑煮を作るだけで、おせち料理はどこかから買うと決めていたのだが、それではもったいない話だ。




まずは絶対に作ってみようと、ずいぶん前から決めていたのは、「芋棒」だ。棒ダラと海老芋をいっしょに煮込んだもので、これは実は、檀一雄の著書に登場する。

檀一雄は東京大学時代、九州柳川の実家へ帰省の折に、かならず京都で途中下車をし、祇園や島原に意味もなく一泊していたのだそうだ。そういう際、円山公園で芋棒を食べたという話が出てくるのだが、棒ダラも海老芋も見たことがなかったので、どんな味がするものなのか、さっぱりわからなかった。

棒ダラは何も京都でだけ食べられていたわけではなく、檀一雄の幼少時代、おばあさんが週に1~2度は、棒ダラを冬瓜やらジャガイモやら玉ネギやらといっしょに煮て、食べさせてくれていたそうだ。それが今では、京都以外では、あまり食べることがなくなってしまったものらしい。

棒ダラは、タラを天日でカチンコチンに干し上げたもので、食べるにはそれを、1週間かけて、水でもどしてから使う。上の写真は、魚屋がすでに水でもどしてくれたもので、それがパックに入れられたものが、一つ900円で売っている。京都でも、ふつうの魚屋でこうやって棒ダラが出てくるのは、正月の時だけだ。




海老芋も、京野菜のひとつで、茶色と白の縞模様で、ちょっととがって曲がった形をしていて、まさに見た目は、海老そっくりだ。写真にあるのは、その親株である頭芋。海老芋と形は違うが、味はいっしょだとのこと。海老芋より値段がだいぶ安いから、芋棒にはこの親芋を小さく刻んで使うことにした。




それからやはり、京都へ来たら、京都風の雑煮を食べてみないといけないだろう。八百屋で雑煮の作り方を、根掘り葉掘り聞いてみると、だしはまず、昆布にかつお節で、それに白味噌だけ溶かして味付けする。材料は、鶏肉など入れずに、野菜だけ。

その野菜も、まず先ほどの頭芋。これは小さく刻まず、丸ごとどんと入れるのだそうだ。そうすると当然、餅が入る場所がなくなるが、京都では、まずホクホクの頭芋を食べ、その後、焼くか茹でるかした餅を、雑煮に入れるとのこと。焼くのと茹でるのでは、京都では半々だろうと言っていた。ただ雑煮の汁で煮てしまうことは、ないとのこと。

入れる野菜は、あとは里芋、これは京都では、「小芋」という。それから上の写真の「祝大根」。これを皮をむき、透けるくらい細く、小口に丸く切って入れる。祝大根はお金の意味があり、縁起を担いでいるのだそうだ。

京都といえば、金時人参が有名だが、これは彩りで入れる人もいるが、べつに入れなくてもいい。あくまで京都の雑煮に欠かせないのは、頭芋と小芋と、祝大根だけだそうだ。

以上は八百屋のお兄ちゃんに聞いたのだが、やけに詳しいと思ったら、京都では三賀日は、ご主人が家事を全部やるのが伝統なのだそうだ。だから八百屋のお兄ちゃんも、毎年雑煮を作っているわけだ。




あとは八百屋を見ていたら、「堀川ゴボウ」という、見たことがないものが売っていたから、何だと聞いてみたら、やはり京野菜のひとつで、3センチほどのぶつ切りにして、こってり煮付けるとおいしいとのこと。もっと太いものは、中を繰り抜いて豚やら鶏やらのひき肉を詰めるそうだが、この堀川ゴボウは、このあたりの地のもので、ちょっと細めだから、それはせず、ただゴボウだけを煮付けるのがいいとのことだった。

堀川ゴボウの話を聞いていたら、八百屋の親父さんのほうが出てきて、堀川ゴボウの話を詳しくしてくれた。なんでも豊臣秀吉の邸宅であった聚楽第が、豊臣秀吉の死後、荒れ果てるままになり、京都の人は、そこへゴミを捨てていた。するとそこに捨てられたゴボウが、年を越すことで大きく太く、育ったのだそうだ。それ以来、京都では、ゴボウを年を越して育てるようになったという。

堀川ゴボウは、普通なら、一度引き抜いたゴボウを、改めて斜めに植えて育てるが、八百屋の親父さんによれば、それでは茎が斜めに出てしまうことになるから、あまりよろしくない。このあたりの堀川ゴボウは、きちんとまっすぐ植えるから、そんじゅそこらの堀川ゴボウとは、また一段と違うのだそうだ。

そんな話を聞いたあと、堀川ゴボウを買うことにしたら、ほんとうは400~500円するものを、親父さん、200円に負けてくれた。若奥さんは、

「話を聞いてもらって、うれしかったのね」

と言っていた。




あとは、角煮大根を作るための豚バラブロック肉やら、魚屋で売っていた出来合いのおせちやらをいくつか買った。今日から少しやり始めているが、基本的には、明日全部やる予定。

ただ肝心の餅を買うのを忘れ、今日もまだ買っていないから、明日買わないといけないことになっている。




昨日の晩飯は、おとといの粕汁がまだ残っていたから、それを食べるのと、あとは油揚げを焼いた。

油揚げの焼いたのは、内田百間の随筆に出てくるもので、百見はこれが、大の好物だった。子供の頃、貧乏な家の子供が友達で、その友達が家で油揚げの焼いたのを食べているのを見て、自分も家で作ってもらったら、これが大変うまい。それ以来大人になってからも、しばしば食べるようになった。

こんがりと焼いた油揚げを、皿にのせるや否や、すぐに醤油をかけると、「ぱりぱりと跳ねる」そうなのだが、昨日は焼き加減が足りなかったのか、ちっとも跳ねなかったのが残念だった。

百間は、成人した後貧乏した頃、友達が家に尋ねてくると、こればかり食べさせたそうだ。友達もその時は、「うまいうまい」と食べるのだが、ほんとうにうまいのだと思い、そのあと貧乏が治ってからも、友達に食べさせていたら、友達が別の知人に、

「あいつはお世辞でうまいと言ったこともわからずに、行けば油揚げを焼いたのばかり食べさせるから閉口する」

とぼやいたのだそうだ。




紅鮭の粕汁は、おとといの出来たてより、昨日の一晩おいたものの方が、断然うまかった。魚を煮たのは、だいたい翌日になると、前日より味が落ちるものだが、粕汁の場合はどういうわけなのか、ちがうらしい。酒粕によって、なにか熟成するようなことがあるのだろう。クリームスープかと思うような、濃厚な味わいだった。