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2013-08-28

1~2杯飲んで帰ろうと思って行ったスピナーズで、
昨日もまた飲み過ぎてしまったのである。

四条大宮のバー「スピナーズ」へは、ぼくはいつも、
「1~2杯を飲んだら帰ろう」
と思って行く。

四条大宮 スピナーズ

ところがそれで帰れた試しはなく、
必ず飲み過ぎてしまうことになるのである。



いつも飲み過ぎることになるのだから、それなら初めから、
「1~2杯を飲んで帰ろう」などと思わなければ良さそうなものだけれど、
スピナーズへ行く前までは、本当にいつも、そう思っているのである。

昨日も帰って晩酌の支度をしないといけなかったし、
そうそうゆっくりしたい気分ではなかった。

しかしこれは一つには、キム君がうまいのである。

四条大宮 スピナーズ

ぼくに話をさせるようにうまいこと仕向けるのだ。

昨日は早目の時間だったこともあり、ぼくが行った時にはまだ他には
お客さんはいなかったから、
キム君はぼくに、
「彼女さんとはその後、連絡とかはないんですか」
などと水を向けてくる。

ぼくとしても、それは話したい話題だから、あれこれと喋り出す。
喋り出すとキム君は、また感心したように相槌を打ったり、
いかにも興味がありそうな様子で質問したりなどしながら、
さらにぼくに話をさせるようにする。

年下の男性に、こんなに話を聞いてもらえることなど、
そうそうあることではないわけで、
そうなるとおっさんはどんどん気持ちが良くなり、ますます喋り、その結果として、
お酒をガブガブ飲み、さらにお代わりしてしまうことになるわけだ。



それからさらに、昨日は九十九一が来た。
仲が良い、この九十九一に似た男性は、一通り話しも終わろうかという頃、
店に入ってくるのである。

四条大宮 スピナーズ

そうなると、話はまた初めから始まる。
当然、お酒もさらにお代わりすることになる。



しかもスピナーズでは最近、そら豆をつまみに出すようになっている。

四条大宮 スピナーズ つまみ そら豆

200円だから、酒を飲んでいる時にはつまみは食べた方がいいわけだし、
やはり「頼もう」となるわけだ。

ところがこのそら豆が、200円なのにけっこうな量がある。
そうすると、
「そら豆がまだ残っているから」
ということで、お酒をお代わりしてしまうことになる。



スピナーズではこのように、マスターのキム君と、
常連のお客さんとの連携プレーにより、
大して飲もうと思っていなかったお客に酒をがぶ飲みさせるシステムが、
巧妙に作り上げられているのである。



「それただ人のせいにしているだけだね。」

チェブラーシカ チェブ夫

ほんとだな。








2013-08-23

スピナーズと酒房京子でゆっくりとした夜を過ごした。

昨日は晩酌前に、いつも行く四条大宮のバー「スピナーズ」へ行った。

四条大宮 スピナーズ

一旦家に帰ったのだが、一息ついていたら「酒房京子」の女将京子さんから
「ブログの読者が来ているから」と初の呼び出し電話があり、
結局食事は、京子さんの所でしたのである。



スピナーズへは、洗濯してリフレッシュした「リフレチェブ夫」も連れて行った。

洗濯してリフレッシュしたリフレチェブ夫

チェブ夫は以前から女性には人気で、初めて会った女性に「チェブ」と呼び捨てに
されたりもして、可愛がられていたのだけれど、洗濯してきれいになったら
その人気に拍車がかかり、胸に抱かれたり、あれこれポーズを付けられたり
するようになっている。



昨日も乾杯のグラスを持たされたり、そら豆を食べさせられたりしていた。

昨日も乾杯のグラスを持たされたり、そら豆を食べさせられたりしていた。

まったく羨ましい話だけれど、ぼくにはそのおこぼれは、ちっとも回って
こないのである。



ぼくもチェブ夫を洗濯したら、チェブ夫にたいする愛着が以前にも増して湧いて
きていて、抱きしめたり、キスをしたりしたくなってしまっている。


夜も一緒に寝たい気持ちになってきてしまっていて、「さすがにそれは気色悪い」と、
何とか自制している有り様だ。



チェブ夫はぼくがロシアのウラジオストックでホームステイをした時に、
ステイ先のお母さんからもらったものだ。
一応チェブラーシカだと思うのだが、たぶん中国製のバッタ物なのに違いない、
本物にはある眉毛がない。

しかしそういうちょっと哀れな出自がある分、逆に可愛く思えてくる。

まさか自分が、そうしてぬいぐるみを可愛がる日が来ようとは、以前は
思ってもみなかった。



京子さんは、ぼくに電話してきたことなどこれまで一度もなかったのだが、
昨日は初めて電話を寄こした。

酒房京子 女将 京子さん

ぼくは京子さんは信頼しているから、二つ返事で行くことにした。



ブログの読者は男性で、年はぼくより少し下だと言っていた。


朝昼晩と一日3回、ぼくのブログを見てくれているというのだから、
全くありがたい話である。



昨日京子さんが出してくれたのは、まずはナスと豚肉の炒め物。

酒房京子 ナスと豚肉の炒め物

しょうゆと酢で味付けされ、七味が振られている。



ハモとキュウリ、瓜、それにくらげの酢の物。

酒房京子 ハモとキュウリ、瓜、それにくらげの酢の物

ハモは甘辛く煮られて、三杯酢がかかっていた。



カレイの煮付け。

酒房京子 カレイの煮付け

豆腐にもよく味がしみている。



シメは、ウナギの粥。

酒房京子 ウナギの粥

キュウリの古漬けが添えられていた。



読者の男性と話している時、一瞬、男性が東京弁を話しているのかと錯覚した。

男性は生まれも育ちも京都の人で、話していたのはもちろん、流暢な京都弁である。

なぜ東京弁だと思ったのかといえば、男性が話していたのが、自分にとって
一番身近な言葉だと思えたからで、それは今までぼくにとっては、東京弁
だったのだ。

京都に住んで3年半になり、それだけ京都が、自分の体に馴染んできたの
かと思うと、ちょっと嬉しい気持ちがした。



「京都弁を褒められることも増えたしね。」

チェブラーシカのチェブ夫

まだまだ変な京都弁だと思うけどな。



2013-08-20

久しぶりに「スピナーズ」へ行ったら酒が止まらなくなってしまい、今日はまだバリバリに酒が残っているのである。

昨日は昼はキムチと餃子でビールを飲み、夜は久しぶりに「スピナーズ」へ行った。

四条大宮 スピナーズ

2~3杯飲んでさっくり帰るはずが、なぜか何杯飲んだか分からない程飲み、
今日はまた、バリバリで酒が残っているのである。



昼にビールを飲んだのは、いつもの新福菜館三条店。

新福菜館三条店で昼ビール

金曜日の飲みを王将の餃子とちゃんぽんで締めてしまったため、さすがに土曜は、
もう餃子もラーメンも食べる気にならず、日曜はかなり仕事をしたから、
昨日になってしまったという次第。

ぼくは新福三条の中毒だから、次の土曜までは待てないのである。



新福の餃子は、王将の餃子とちょっと似ている。

新福菜館三条店 餃子

王将の餃子を、皮をやや薄くし、ニンニクの量を減らすと、新福の餃子になる。

新福は、同じ京都で王将より前に創業しているわけだから、王将の餃子は、
新福の餃子がモデルになったのではないかとぼくは勝手に推測している。



ラーメンは、昨日も死ぬほどうまかった。

新福菜館三条店 ラーメン

なぜこのラーメンがここまでうまいのかを、昨日は食べながら、改めて考えてみた
のだけれど、やはり結論は以前と変わらず、スープの「甘み」なのだと思う。



老舗ラーメン店の多くは、終戦後すぐに屋台で商売を始めているが、
おそらく当時は、「手軽な麺類」といえば「そば・うどん」が幅を利かせ、
新興勢力であるラーメン店は、「いかにそば・うどんに太刀打ちするか」に
知恵を絞ったに違いない。

その結果として、そば・うどんとの「違い」を強調するため、和風しょうゆ味の
王道である「甘み」を敢えて捨て、当時は新手の調味料だったニンニクと
化学調味料を使った、いわゆる「ラーメンの味」が編み出されたのだとぼくは思う。

ところが新福菜館はそれより以前、戦前の創業だから、そば・うどんとの競争も
まだそれほど激化していなかっただろうし、ニンニクや化学調味料も、
あまり馴染みがなかっただろう。

それで日本人の嗜好に合わせ、素直に甘みをつけたということなのではないかと思うのだが、
それが今となっては他のラーメンとは異なる、新福の大きな特徴となり、
また最大の魅力ともなっている。

甘みを加えたラーメンの味とは、ものすごく大雑把に一言でいえば、
「鴨南そば」の味である。

鴨南そばがうまいのは、日本人なら知れたことだ。



「スピナーズ」へ行ったのは、晩酌前。

四条大宮 スピナーズ

帰って飯を作るはずだったのに、気分がどんどん盛り上がってしまい、
どうにも酒が止まらない。

スピナーズは先週、お盆で休みだったから、ぼくの耐性が低下していた
ような気がする。

ビール祭りはあったけれど、やはり店の外で飲むのと店で飲むのは違うのである。



生ビールを一杯飲んだら、その後は芋焼酎水割り氷抜きを飲んだ。

四条大宮 スピナーズ 芋焼酎水割り氷抜き

市毛良枝似の女性と話し、北野大似の男性と話し、熊の男性と話し、
辺見えみり似の女性と話したのは覚えているが、今日になり、店で写した
写真を見たら、ぼくの隣でチェブ夫を触る、誰だかどうしても思い出せない女性の
後姿が写っていた。



帰ったのは3時過ぎで、それからすぐに布団へ入り、今日の昼まで爆睡した。

自家製梅干しの粥

酒が残って夕方近くまでぼんやりしていたが、手製の梅干しを入れた粥が
うまかったのは救いだった。



「今日は天気も良かったのにね。」

チェブラーシカのチェブ夫

また一日を棒に振ってしまったよ。


2013-08-12

四条大宮「Kaju」の浴衣祭りで記憶を喪失

昨日はお世話になっている四条大宮のバー「Kaju」の浴衣祭りだった。

四条大宮 Kaju 浴衣祭り

えらい飲み、最後は久しぶりに記憶を失くし、今日は昼過ぎに目は覚めたものの
夕方まで布団で横になっていて、夜になってようやく少し酒が抜けてきて、
やっとタリーズへ来てブログの更新に取り掛かっているという、
ぼくにはよくあるパターンながら、いつにも増して激しい一夜だったのである。



バーはよく、お盆や年末年始あたりに常連さんを集めて飲み会をやるのだが、
この浴衣祭りもそういう企画の一つで、昨日は
「お盆にかかってしまったからいつもより人が少ない」
とカジュさん(上の写真左の男性)は言っていたが、
それでも40人以上の人が集まった。

Kajuはカウンターだけの、ギチギチに詰めても10人も入らないような店だから、
そこにこれだけたくさんの常連さんがいるというのは凄いことだなといつも思う。

去年の浴衣祭りには、「ぼくは浴衣を持っていないから」と参加しなかったのだが、
今年はカジュさんに強く勧められて参加することにした。
「それじゃあ甚平でも買おうか」
とぼくが言ったら、カジュさんは、
「ぜひ浴衣を買いなさい」
と言う。

だいたい浴衣はスーパーなどでも下駄や帯までセットのやつが安く売っているし、
帯の締め方が分からなくても、マジックテープで留めるタイプの帯もある。
多くの人が日常的に浴衣を着る京都にせっかく住んでいるのだから、
全く浴衣を、着たこともないというのはもったいない・・・。



そこでぼくは、近所の大型スーパーへ行き、浴衣と帯、下駄のセットを買ってきた。
定価8千円、3割引だったから5千円ほど。

帯はマジックテープのものだったけれど、間違えてしつけ糸を切ったら
マジックテープが使えなくなってしまったので、YouTubeの動画を見ながら、
何とか帯も、自分で締めた。

浴衣

そこそこ見栄えよく、着られたのではないかと思う。
腹にはタオルを入れてある。



バーの仲間に色々聞いたら、浴衣にハットはOK、でもセカンドバッグや
リュックはダサいので、荷物は巾着袋に入れるか、
そうでなければ懐か袂に入れるようにするとのことだった。
ステテコや肌着はつけても良いが、つけずにパンツ一丁でもよく、
YouTubeの動画ではすることになっている腰紐も、
男性ならしなくて良いと教えてもらった。

また扇子を必ず持つ必要があるとのことで、100円ショップに扇子と巾着袋を
買いに行ったが、扇子はあったが巾着袋は売り切れだった。
そこで財布と扇子、ハンカチを懐に、タバコと携帯を左右の袂に入れて、
カメラは肩から下げ、本当はチェブ夫を連れて行きたかったが、
入れる場所がないから家で留守番させることにした。

しかしたしかにカジュさんが言う通り、四苦八苦して浴衣を着ながら、
「浴衣を着るのはいいものだ」
とつくづく思った。
帯一本で着る浴衣は、ボタンやファスナーなどをたくさん使って着る洋服とは
着た時の気分が全然ちがい、着ると気持ちが引き締まる。

また柄も、安物だから大したものではないにせよ、洋服にはあり得ない
大胆なものが着られるし、さらにこんな派手なものを着て歩いても、
京都ではおかしな顔をされることもない。
着物は日本の大きな文化なのだから、触れておいて損はないと、
あらためて実感した。



きちんと食べられるかどうか分からなかったので、軽く腹ごしらえをして
行くことにした。

ツナ缶のそうめん

ツナ缶のそうめん。
冷たいそうめんの上に汁ごとのツナ缶をのせ、ショウガやみょうが、大葉、
それにひねりゴマなどの薬味をたっぷりかけ、ポン酢醤油をかけて食べる。
ちょっとサラダのような感覚で、暑い時にはとてもいい。



さて浴衣祭りの会場は、二条城脇にある全日空ホテル屋上のビアガーデン。

全日空ホテルビアガーデン

かなりの人気があるようで、昨日も予約で一杯だった。
昨日の会費は5200円だったから、3200円が飲み放題、それに料理が2000円
ということだったのだと思う。


このビアガーデンは、景色がとてもいい。

全日空ホテルビアガーデン景色(1)

全日空ホテルビアガーデン景色(2)

全日空ホテルビアガーデン景色(3)

眼下に二条城、そして嵯峨野の山々が一望でき、昨日は日が沈み、さらに月が
昇ってくる様子を楽しむことができた。


食事は、2千円にしてはそこそこ悪くないものが出てきた。

全日空ホテルビアガーデン 食事

量も十分だったから、これなら腹ごしらえをして出る必要はなかった。

飲み放題は、ビールの他に、ワイン、スパークリングワイン、日本酒、焼酎、
ウイスキーなど一通りのものがOKで、ぼくはビールを2~3杯飲んだら、
その後は焼酎水割り、さらにハイボールを飲んだ。



2時間の飲み放題ということだったけれど、前後に30分の余裕があり、
結局は会場には3時間いて、それから木屋町へ二次会に流れた。

木屋町 バー デュランセカンド

場所は木屋町交番から50メートルくらい北に上がった所にあるビルの4階の、
バー「ディラン・セカンド」。


10席ほどのカウンターとボックス席が4卓あり、隅にはドラムセットも置かれている。

木屋町 バー デュラン・セカンド

毎週木曜日は「飛び入り演奏歓迎」の日になるそうだから、今度来てみようかと
思っている。


この店は、チャージが200円で、ハーパー水割りが800円。

木屋町 バー デュラン・セカンド ハーパー水割り

四条大宮に比べれば高いが、このあたりの店としてはそこそこ悪くない
値段なのではないかと思う。


初めは大人しく飲んでいたのだけれど、そのうち前に座っている着物の美女2名が、
「明日は休みだし、テキーラを飲もうか」と言い出した。

テキーラ

「ぼくも一緒に飲むなら飲む」と言うから、これはもちろん、言うまでもなく乾杯。


こうなると、エンジンが掛かってしまう。

テキーラ2

また乾杯。


さらに乾杯。

テキーラ3

テキーラは一気に煽るのではなく、チビチビと飲むようにしたから、
別に問題はないだろうと思っていた。



続いて同じビルの2階にあるバー「グラン・ブルー」へ、カラオケに行くことになった。

木屋町 バー グラン・ブルー

木屋町 バー グラン・ブルー

この店は、ドリンク1杯千円。
マスターはとても気さくな、いい人だった。


ぼくは『さらば恋人』を歌い、美女と『居酒屋』をデュエットし、『真夏の果実』を
熱唱した。

木屋町 バー グラン・ブルー

その『真夏の果実』を歌っている途中から、ぷっつりと記憶がない・・・。

『真夏の果実』を歌い終わったのも、お金を払ったのも、店を出たのも覚えていない。
タクシーに乗った朧げな記憶はあるから、何とか自力で帰ったらしい。


派手にすっ転び、誰かに助け起こされた夢を見たと思ったのだが・・・、


起きてみると腕に擦り傷があったから、これは夢ではなかったらしい。

まったく、いい年をして、酒を飲んで記憶をなくすなど恥ずかしい。
昨日は特に、初対面の美女と一緒だったのからなおさらだ・・・。



「ぼくがいれば注意してあげられたのにね。」

チェブラーシカのチェブ夫

今度から必ずお前を連れて行くことにするよ・・・。



2013-07-26

イカめしを食べてスピナーズ、さらに京子

昨日のおっさんひとり飯は・・・。


イカめし。



魚屋へ行ったらうまそうなスルメイカが出ていて、
その時までは鯛のアラを炊き込みご飯にしようと思っていたのだが、
気が変わり、イカを炊き込むことにした。

イカを和風の炊き込みご飯にしてもいいものか自信がなかったので、
魚屋のおばさんに聞いてみると、
「イカの胴にお米を詰めて炊いたりもするから美味しいでしょう」
との答え。
個人商店で買い物をすると、こうやってちょっと聞いたりできるのが
いいとこなのだ。



まずはイカをさばく。

イカめしの作り方(1)

イカをさばけない人は、スーパーでさばいたのを買っても問題はないが、
イカをさばくのはすごく簡単だから、ぜひやってみたらいいと思う。


胴に手を突っ込み、胴と中身がくっついている部分を
指がとどく範囲で外し、中身を引きぬく。

イカめしの作り方(2)

中身は目から上を切り落とす。
生ゴミは、冷凍しておくと臭わない。


堂にタテに入っている軟骨を折らないよう気をつけながら抜き、
足の根元にある一対のクチバシを取り外す。

イカめしの作り方(3)

胴は輪切りに、足はぶつ切りにする。


鍋にだし昆布を敷き、研いでザルに15分ほど上げておいた1カップの米、
刻んだ油揚げ、ささがきにして水にさらしたゴボウ、うすく切った竹輪、イカ、
それに水1カップ、酒とみりん、うすくち醤油各大さじ1、塩小さじ1/2を入れる。

イカめしの作り方(4)

フタをして、中火にかけ、湯気が勢いよく出てきたら弱火に落として10分炊く。
そのあと火を弱めて5分、さらに火を止めて5分蒸らす。



ご飯は、鍋で炊くほうが、工夫の余地があれこれあるから楽しい。

イカめし

土鍋でなく、普通の片手鍋でもおいしく炊ける。



刻んだ大葉をのせて食べる。

イカめし

イカの香りがふわっと広がり、最高にうまい。



晩酌の支度をしていたら、いつも行くバー[スピナーズ]のマスター
キム君から電話が入った。

「イタリアから、高野さんのブログを見たという女性がいらしてるんですが・・・」

昨日は家で晩酌するつもりにしていたが、
イタリアから京都へ来て、貴重な一晩を四条大宮で過ごそうと考えるのは
ただ事ではない。

晩酌を早めに終わらせ、スピナーズへ出かけることにした。



スピナーズへ行くと、女性はぼくの顔を見るなり叫び出した。
「わ、本物の高野さんだ、わ、どうしよう・・・」

松下由樹に似た40代のその女性は、イタリア人のご主人とイタリアに住み、
ぼくのブログをもう数年にわたり、毎日見てくれているのだそうだ。

檀一雄が好きで、そこからぼくのブログに辿り着いたそうだが、
「高野さんは現代の檀一雄ですよ・・・」
身に余る褒め言葉をいう。

「いやぼくなんか、まだモロボシ・ダンくらいなものですから・・・」
ぼくは意味の分からない謙遜をした。



「私、今日はぜひ高野さんに言いたいことがあるんですよ・・・」
松下由樹は、こちらを向き直り、身を正した。

「高野さんは『パリで死にたい』と言っていますけど、
パリよりは四条大宮のほうが、よっぽどいい街ですよ。
ぜひ大宮で死んでください!」

海外に住む松下由樹は、日本は世界のどこよりもいい国なのに、
日本人が外国にたいしてコンプレックスを持っているのが
もどかしくて仕方がないのだそうだ。

「日本人には、ぜひもっと自信を持って欲しいんです。」
松下由樹は、熱く語る。

たしかにぼくは、フランスへ移住したいと考えたとき、
まだ四条大宮に、今ほど愛着を感じていなかった。

今では大宮の街は、ぼくにとって自分の家のようになりつつあるから、
「そこで死ぬのも悪くはないかもしれないな」
と少し思った。



松下由樹は、スピナーズへ来る前に、
[酒房京子]へも立ち寄ったのだそうだ。
でも外から気配をうかがってみると、おっさんがカラオケを歌っていたので、
女性一人では入ることができなかったとのこと。

そこでスピナーズが昨日は1時で閉店になったのを機に、
酒房京子へ移動することにした。
せっかく大宮へ来たのだから、酒房京子へはぜひ行ってほしい。



酒房京子はおっさんの団体はもうとうに引けたようで、
お客さんは若めの男女3人組だけだった。

酒房京子

松下由樹は「ハモの炊き込みご飯」が食べてみたいとのことだったが、
昨日はハモはないとのこと。
でも京子さんは、代わりに別の炊き込みご飯を作ってくれた。


ナスとキュウリの炊き混ぜご飯。

酒房京子 ナスとキュウリの炊き混ぜご飯

これはとても手が込んでいて、作り方を聞いたら、
まず油揚げとゴボウを入れてしょうゆ味のご飯を炊き、
そこにちりめんじゃこと、塩もみしたナスとキュウリを混ぜ込んだという。
大変うまかった。


さらに早い時間に作り、余って冷えた炊き込みご飯に番茶をかけたもの。

酒房京子 サバ缶炊き込みご飯のお茶漬け

ご飯は、サバ缶を炊き込んだのだそうだ。
これもすごくうまかった。



京子さんの出す料理を食べ、カラオケを歌って、
松下由樹は満足して帰って行った。

タクシー乗り場まで見送ったぼくが
「ぼくもこれで、そろそろ帰ろう」
と思って酒房京子へ戻ってみると、ダイニングバー[Kaju]のマスター
カジュさんと、熊の男性がいる。

言うまでもなく、「また飲み直そう」という話になり、
結局店を出たのは午前5時。

四条大宮 午前5時

大宮の街は、すでに白み始めていた。



「相変わらずのお調子者だね。」

チェブラーシカのチェブ夫

バカ者だよな。