2008-11-29
東広島 お好み焼き 「壱銭屋」
東広島で仕事があり、連れて行ってもらったのが、西条駅近くのこの店。
メニューを見ると広島風に加えて関西風お好み焼きも出す店のようだ。
広島風と関西風は考え方が全くちがうと思うので、それをどのように折り合いを付けているのか。
オーソドックスに「肉玉そば」750円を注文。
仕事の懇親会も兼ねていたので、昼間だったが当然まずビール。
今回は団体で来たので鉄板前でなく座敷に座ったが、座敷のテーブルにも鉄板が置かれ、あくまで鉄板で食べられるようになっている。
でもこれは広島というより関西の流儀だな。
作り方を遠くからちらちら見ていたが、とても変わったやり方をしていた。
生地をのばすのと同時に麺を鉄板に広げ、それからキャベツも鉄板にじかに置き、キャベツの上に豚肉を置く。
キャベツは1センチ程もある幅広、量はちょっと少なめ。
麺をよく炒めたら生地にのせ、そこに火を通したキャベツ、そして豚肉はこの段階で鉄板で直接炒め、ひと口サイズにカットして、キャベツの上にのせる。
さらに玉ねぎと青ネギをのせているのが見えたが、食べてみたらさらに細かくきざんだ紅しょうがが入っていた。
あとはそれをひっくり返して玉子を貼り付ける、普通のやり方と同じ。
一口め、端っこを食べたら麺にかなりソースの味がした。
屋台とかで売っているソース焼きそばのあの味。
遠くから見ただけだが袋に入っている段階ですでに麺はかなり茶色だったので、ソース味つきの麺を使っているのかもしれない。
そんなのあるのか。
全体として何なのだろう、関西風の味がする。
たぶん生地が違うのだろう、それから紅しょうがや玉ねぎなど具の違いもあるのだと思う。
まあそれなりにおいしくは食べたが、店主はたぶんもともと関西人で、関西風お好み焼きの修行をした人なのだろう。
それが広島へ来て、広島風お好み焼きらしき物をこしらえてみた、といった感じだ。
だからこのお好み焼き、関西風お好み焼きのかなり変わったバージョンと考えると、それなりに理解できる。
東広島市西条西本町26-9
082-424-5820
★★★☆☆ 3