今日、というかもう、昨日ですが、5月8日は「ゴーヤの日」。
これは1997年に、JA沖縄経済連と沖縄県が制定したのだそうです。
あまりのストレートさに、「クスリ」とさせられますが、他にも沖縄が制定した記念日として、
「パインの日」(8月1日)
「シーサーの日」(4月3日)
というのもあるとのこと。
沖縄県、なかなかやってくれますね。
ゴーヤの日ということで、そろそろ安く、サイズも大きなものが出回りはじめたゴーヤを使い、どんな料理を作ろうかを考えてみることにしました。
ゴーヤといえば、代表的料理は「ゴーヤチャンプルー」ということになりますけれど、これはあまりに当たり前すぎるから、もうちょっと違ったものが考えてみたい。
レシピをネットで検索してみると、やはりゴーヤチャンプルーと似たような感じの和風・中華系の炒めものか、または和え物などが多いようです。
もちろんそれも、おいしいには違いないでしょうけど、もうすこし違った食べ方がないかと考えて、思い付いたのが、
「スペイン・イタリア風・・・」
ゴーヤの、わりと強烈な味を、オリーブオイルやニンニクを使う、スペインやイタリア風の料理法なら、うまく調和してくれそうな感じがします。
そこで作ってみたのが、
「ゴーヤ入りラタトゥイユ」
「ゴーヤ入りスペイン風オムレツ」
「ゴーヤとツナのサラダ」。
ちょうど「ズッキーニ」が使われそうなところに、おなじウリ科のゴーヤを使ってみたというわけなんですが、どれも、かなりおいしくできました。
ゴーヤ入りラタトゥイユ
でもその代わりにゴーヤを入れると、まさにズッキーニのようにほっくり煮えて、トマトとの相性も抜群、さらにちょっと苦味があるところが、かなりイケてます。
考えてみたらラタトゥイユは、「夏野菜の煮込み」なんですから、そこにゴーヤが入って、悪いわけがありません。
作り方は、通常のラタトゥイユとまったく一緒で、ただズッキーニの代わりにゴーヤを使うだけです。
<材料>(2食分)
・ ゴーヤ 4分の1 (縦半分に割り、それを横半分にする)
・ ナス 1本
・ パプリカ 1個 (黄色いのを入れました)
・ カットトマト缶 1缶
・ ニンニク 1かけ
・ 玉ねぎ 中1個
・ オリーブオイル
・ 塩
・ パセリみじん切り 少々
<作り方>
1. ゴーヤ、ナス、パプリカ、玉ねぎは、1センチ角程度の大きさに切る。ニンニクはみじん切りにする。
※ トマトはカットトマト缶の他に、生のものをやはり1センチ角ほどに刻んで入れると、さらにおいしくなりますが、入れなくても、べつにまずくはありません。
※ 好みで塩をふるとき、一緒にローリエ、コショウを入れてもいいですが、入れなくても問題はありません。
ゴーヤのスペイン風オムレツ
さらにジャガイモとも、ゴーヤはよく合います。
スペイン風オムレツは、よく「16センチのフライパンで作る」と言われますが、そんなものは家にはありませんので、片手鍋をつかうと、丁度よく出来あがります。
ただステンレス製の片手鍋を使うときは、テフロンのフライパンとちがって焦げ付きやすいので、鍋をきちんと温めてから、油を入れるのがポイントです。
<材料>(1~2食分)
・ ゴーヤ 4分の1
・ 卵 3個
・ ジャガイモ 小2個(中1個)
・ オリーブオイル
・ ニンニク 1かけ
・ 塩
・ コショウ
<作り方>
1. ゴーヤとジャガイモを、2~3ミリ幅の薄切りにする。卵は器に入れ、溶きほぐしておく。ニンニクは包丁の腹でたたき潰す。
ゴーヤとツナのサラダ
本当は、トマトだのパプリカだの、ゆで卵だのを入れるとおいしいと思いますが、それらはすべて、今日は他の料理で使われているので、シンプルにグリーンサラダにしました。
ゴーヤとツナの相性も大変いいですし、オリーブオイルとレモン汁、それに塩のドレッシングも、ゴーヤとよく合います。
<材料>(1食分)
・ ゴーヤ 4分の1
・ ツナ缶 1缶
・ レタス 葉っぱ2枚
・ ニンニク 1かけ
・ 玉ねぎ 中4分の1個
・ オリーブオイル
・ ポッカレモン100
・ 塩
・ パセリみじん切り 少々
<作り方>
1. ゴーヤは2~3ミリの薄切りにする。レタスはよく洗い、水を切って、2センチくらいの大きさに手でちぎる。ニンニクはみじん切り、玉ねぎは1センチ角ほどにざく切りにしておく。
2. 鍋に湯を沸かし、塩1つまみを入れたら、ゴーヤを入れ、1分ほどゆでて、ザルにとって、冷ましておく。
3. 器にゴーヤ、レタス、ツナ缶を油ごと、ニンニク、玉ねぎを入れ、オリーブオイルとポッカレモン100をたっぷり、それに塩を小さじ4分の1ほどいれ、よく和える。器に盛り、パセリをふる。
※ オリーブオイルとポッカレモン100は、ただ「たっぷり」入れればいいのであって、細かい分量を気にする必要はありません。
食べるのも、スプーンは使いますが、それと一緒に使うのは、フォークではなく箸。
そうでないと、気持よく酔えないんですね。