2012-05-25
昨日の失敗。
「鉄板焼き」
飲みに行くのはクセになるところがあるみたいで、以前は家で晩酌すれば、外に飲みに出るのは月に1度で十分満足だったのに、この頃は2日と空けずに飲みに行きたくなってしまいます。
昨日まず行ったのは、近所にあるけどまだ行ったことがなかった、すこしおしゃれなバー。
34歳のマスターは、僕が1人で入ったので、先に入っていたお客さんより優先して、僕の芋焼酎水割りを作ってくれます。
1杯おごって話を聞くと、以前はバーの従業員として働いていたけれど、今はおなじ場所で独立し、自分の店としてやっているとのこと。
僕は飲むと、演説するクセがあるんです。
延々と語り続けて、まわりがドン引きしてしまう。
特に相手が、気持ちのいい青年だと危ない・・・。
でもこの時は、顔を出しそうになる「くつろぎモード」を、「初めての店なんだから」となんとか押しとどめ、1杯飲んで、ちょっと語っただけで店を出ます。
それから続いて、一昨々日に行った鉄板焼屋。
角ハイボールにキムチを頼んでみましたが、なんと420円ポッキリの激安価格。
期待していた美人のお姉ちゃんはおらず、お兄ちゃんも一昨々日とは別の人で、昨日は僕と同世代のオーナーがいました。
鉄板の脇にすわって、オーナーと2こと3こと会話をかわし、店を出ます。
さらに角を曲がったところにある、やはり若いマスターがやっている、おしゃれなバー。
若い、カメラマンらしきお客さんとマスターが話しているのを、カウンターの端にすわって聞いていましたが、とうとう我慢ができなくなり、ちょっと割り込み。
しかしおっさんの話は、若い2人にはピント外れだったよう。
会話はまったく噛み合わず、早々に店を出ます。
そして最後に、こないだはドアが開かなかった、いつものバー。
先客が2人いたので、僕もしゃべり過ぎないよう気を付けます。
そのうちお客さんも引き揚げて、残ったのは僕1人。
もう誰にも迷惑をかけないだろうと、マスターを相手にしゃべり出したら、止まりません。
「人生」について、延々1時間は語りつづけたあと、ふと時計を見てみたら・・・。
なんと閉店時間を、とうに1時間も過ぎていた・・・。
マスターは、もう店を閉めたいのを我慢して、文句も言わずに、僕のクサい話を聞いてくれていたのでした。
自分としては、まわりに気を遣い、空気を読んでるつもりだったんですが、頭かくして尻かくさず、まったく読めていません。
マスターにお詫びをして、急いで店を出ましたが、朝起きてもまだ、申し訳ない気持ちがする。
しかしだからといって、酒をやめることにはならないのですから、まったく仕方ありません。
晩酌は、鉄板焼き。
「鉄板」といっても、ホットプレートはありませんから、いつものフライパンを使います。
初めは焼肉にしようかと思ってたんですが、スーパーで色々見ているうちに、肉と野菜以外にも、色々入れることにしました。
タレはポン酢に大根おろし、一味唐辛子であっさりと。
酒はもちろん、ビールです。
材料を色々一度に入れてしまうのではなく、冷蔵庫から1品出してきては、それを焼き、食べ終わったら次を焼き、という形にしました。
トップバッターは、厚揚げ。
フライパンには、油も何もひかず、厚揚げも油抜きしたりもせず、そのまま焼く。
これは一昨日も、食べたばかりなんですが、外はサクッと、中はプリプリ、たまらないうまさです。
お次はイカゲソ。
塩だけふって焼く。
なかなか順調な感じです。
そしてやおら主役の黒毛和牛。
牛脂をひいて、塩コショウだけして、強火でさっと焼く。
今回はニンニクを使いませんでしたが、ポン酢で食べれば問題ありません。
4番バッターは豚ばら肉。
ブロックを買ってきて、7~8ミリ厚さに切り、塩コショウだけして焼く。
このあたりで、サラダが登場。
ドレッシングは、サラダ油にレモン汁、醤油と塩コショウ。
けっこう大量でしたが、軽く食べちゃいます。
肉からしみ出た、たっぷり旨みをふくんだ汁で、まずチンゲン菜。
肉汁に塩1つまみをふり込んでおいて焼きます。
それからエリンギ。
このエリンギが、残った肉汁はすべて吸い込んでくれました。
シメに焼きそばをやるつもりにしてたんですが、味付けに迷った。
材料を少しずつ残しておいて、それを入れようかとも思ってましたが、忘れてすべて食べきってしまい、何も残っていない・・・。
肉汁も、エリンギが吸い込んでしまって、もうありません。
そこで、牛脂だけひいて、「素焼きそば」にしてみました。
何も入れずに、ただ炒めます。
取り皿に唯一残っている、ポン酢をつけて食べる。
これは、意外なおいしさ。
コクのある牛脂の味に、さっぱりとしたポン酢がとても合います。
これですべてを、きれいさっぱり食べ切りました。