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2012-05-05

「豚のしょうが焼き(じゃこ入り)」
「梅かつおろし」
「豚コマ肉とブロッコリーの茎のパスタ」


今日は本当はここで、

「豚しょうが焼きにはじゃこを入れた方がうまい」

と報告する予定だったんです。



豚しょうが焼きって、どうも中途半端な味がすると、前々から思っているんですが、そんなことありませんか?

もちろん「まずい」とまではいえないけれど、心置きなく「うまい」といえるほどでもない。

ハンバーグとかとんかつとかのような、肉料理の1軍選手にはなりきれず、「居酒屋の昼定食」どまりの、1軍半くらいのところに留まっている感じがする。



実は僕には理論があって、その理論によれば、しょうが焼きはうまくないはずなんです。

どういう理論かというと、肉の味を引き立てるためには、「ニンニク」か「和風だし」、「酸味」のいずれかが必要で、そのどれも入っていないと、肉の味はぼんやりしてしまう、というものです。



ニンニクは、言わずと知れた調味料の代表で、韓国・中国から中東、インド、ヨーロッパはすべて、ニンニクを料理のベースとして使っています。

どういう化学的な理由があるのか知りませんが、肉料理にニンニクをすこし入れると、てきめんでおいしくなりますよね。



それから和風だしも、肉の味を引き立てます。

すき焼きの割下を、和風だしで作るというのは、そういう理由なんだと思うんですね。

すき焼きには、べつにたっぷりと牛肉のうまみがあるわけだから、さらに和風だしを入れなくても、醤油だけでもよさそうに思えるところです。

でも和風だしを入れないと、すき焼きは、なんだか間が抜けたような味になってしまうんですね。



肉野菜炒めに「味の素」とか、「鶏ガラスープの素」を入れたくなるのも、同じ理由です。

特に鶏ガラスープの素など、もうすでに肉のうまみがあるのだから、必要なさそうに思えますよね。

でも必要なのは、鶏ガラスープの素に入っている、化学調味料なんだと思います。

化学調味料は、味の素はグルタミン酸で、昆布のうまみ成分、いの一番はイノシン酸で、かつお節のうまみ成分ですから、けっきょく「和風だし」だということなんですよね。



「吉野家の牛丼」と「松屋の牛丼」だと、吉野家の牛丼の方がおいしいのは、吉野家の方が、化学調味料をたくさん使っているからじゃないかと思います。

松屋は昔、「ステーキハウス」とかをやっていて、「肉のうまみだけで十分だろう」と思ってしまったところがあるんじゃないかと思うんです。

でも肉のうまみは、ニンニクを使わないのなら、和風だしを入れないと引き立たないということを、松屋は見逃していたんじゃないかと思うんですね。



「酸味」というのは、たとえば「とんかつソース」が代表です。

とんかつは、醤油をかけただけでは、どうもイマイチ、おいしくありませんよね。

だけどあの酸味のあるとんかつソースをかけると、おいしくなるというわけです。

とんかつは、おろしポン酢をつけて食べることもありますけど、あれも「酸味」がポイントですよね。



ところが豚しょうが焼きには、このニンニクも、和風だしも、酸味も、どれも入っていない。

それが豚しょうが焼きが、1軍になり切れない理由なのじゃないかと、僕はにらんでいるんです。

「しょうが」がその役割を果たすと思うかもしれませんけど、しょうがは魚料理にはふんだんに使われますが、肉料理で、味のポイントとして使われるものは、世界の主要な料理ではないんじゃないでしょうか。





そこで、

「しょうが焼きに和風だしを加えればおいしくなるはずだ」

と考え、今日は「じゃこ」を加えてみたんです。

豚しょうが焼き(じゃこ入り)。



でもこれが、イマイチだったというわけなのでした。

豚肉とじゃこが、ケンカをしてしまって、1つの味に融合されることがありませんでした。




大葉をのせてしまったのも、敗因の1つかと思うんですよね。

大葉が冷蔵庫に余っていたもので、豚の梅かつお焼きの時には、大葉をのせたら非常においしかったので、色合いもよくなるしと思い、何気なくのせてみたんですが、この大葉としょうがが、また大げんかを始めてしまいました。

ですからこの豚しょうが焼き(じゃこ入り+大葉のせ)は、ケンカにつぐケンカの連続で、完食はしましたけれども、残念ながら、決して「おいしい」というものにはならなかったというわけです。

ちゃんちゃん。



これはもしかしたら、じゃこじゃなく、かつお節のほうが、よかったかもしれないですね。

今度はそれでやってみます。





今日はあとは、「梅かつおろし」


大根おろしに、梅かつおをのせ、醤油をたらして食べます。

こちらは、なかなかおいしかったです。

梅かつおは、梅干の種をはずして、かつお節といっしょに包丁でトントンたたいて作ります。



あとは冷蔵庫に残っていた菜っぱとお揚げの炊いたんとスグキで、焼酎のお湯割りを飲みました。

今日はつまみがイマイチだったせいか、それともちょっと疲れているのか、いつも3杯飲むところ、2杯で終了となりました。

でも少ない酒で終われることは、悪いことであるわけがありません。





朝ごはんには、冷蔵庫に残っていた豚コマ肉とブロッコリーの茎で、パスタを作りました。

これはとてもおいしかったです。


<材料>
・ 豚コマ肉 50g
・ ブロッコリーの茎 2分の1茎
・ パスタ 1人前

・ ニンニク 1かけ
・ 玉ねぎ 8分の1個
・ 唐辛子 1本
・ パセリ 2分の1茎

・ オリーブオイル 大さじ2
・ 塩


<作り方>
1. ブロッコリーの茎はうす切りにする。ニンニクと玉ねぎ、パセリはみじん切りにする。唐辛子は、ヘタをとり種を出して、手で小さくちぎる。

2. フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で温め、ニンニクと玉ねぎを1~2分炒め、それから豚肉を炒める。豚肉に火が通ったら、塩小さじ2分の1くらいを全体にふりかけ、オリーブオイルと肉に塩味を付けておく。

3. フライパンを火からはずし、湯を沸かし、1リットルの水に対して小さじ1の塩を入れ、パスタの袋に書いてある時間通りにパスタをゆでる。パスタがゆで上がる1分前になったらブロッコリーを入れて一緒にゆで、時間になったらザルに上げる。

4. フライパンを強火にかけ、ザルにあげておいたパスタとブロッコリーを入れ、全体をよく混ぜる。パスタを1本食べてみて、もし塩味が足りなければ、塩を足したら出来あがり。皿に盛って、パセリをふりかける。





今日は、曇ったり晴れたり、雨が降ったりの、忙しい天気でした。

京都って、1日のなかで天気がコロコロ変わることが多いんです。

これはやはり、内陸の気候だということなんでしょうか。

「天気雨」とか「天気雪」とかも、すごく多いです。