料理って、なにか新しいものを覚えたら、それを自分なりに色々応用していくのが楽しいんですよね。
最近僕は、「スペイン風」の技をおぼえたもので、それを展開させ、新メニューを考えていくのが楽しくて仕方ありません。
本当は、この料理も「アサリとじゃがいものスペイン風」と呼びたいところなんですけど、これが実際にスペインで食べられているかどうか、定かではない。
というか、これは僕が勝手に考えた料理で、スペインではこんな食べ方していないと思うんです。
ですからこの料理の名前も、なんと呼んだらいいか分からなかったので、とりあえず「なんちゃってスペイン風」としましたけれど、名前なんか、どうだっていいんですよね。
こうやって、訳の分からない新メニューが、どんどん浮かんでいくことが、僕にとっては、料理の最大の楽しみである気がします。
ニンニクと玉ねぎ、(それにベーコン)をオリーブオイルで炒め、あさりを入れて、そこにパスタを入れれば、ボンゴレビアンコ。
お米と水を入れて炊けば、スペイン風あさりごはん。
水と牛乳を入れ、じゃがいもを加えればクラムチャウダー。
このように、「ニンニクと玉ねぎを炒め、アサリを入れる」ところから、様々な料理が分岐していくわけなんですよね。
そこで今日は、「水をくわえ、じゃがいもを煮る」ことにしてみました。
これも非常においしいです。
アサリはまだギリギリ旬の時期ですから、今のうちに、ぜひやってみてください!
「アサリとジャガイモのなんちゃってスペイン風」のレシピ
<材料>
・ アサリ 200gくらい(べつに150gでも、300gでもいいです)
・ じゃがいも 中2個(今日は、小5個です)
・ ベーコン 2~3枚
・ ニンニク 1かけ
・ 玉ねぎ 4分の1
・ パセリ 2分の1茎
・ オリーブオイル 大さじ2~3(適当に、「ドボドボドボ」と入れればOK)
・ 白ワイン 4分の1カップ
・ 給湯器の熱湯 2分の1カップ
・ 塩
・ コショウ
<作り方>
1. アサリはカップ1に対して小さじ1の塩を溶かした水に、1時間ほどひたして砂出しし、貝殻をこすり合わせるようにして、よく水洗いする。じゃがいもは皮をむき、2センチ程度の大きさに切る。ベーコンは1センチ幅程度に切る。ニンニクと玉ねぎ、パセリは、みじん切りにする。(みじん切りといっても、適当にザクザク切るのでかまいません)
2. フライパンにオリーブオイルを入れ中火で温め、ニンニク、玉ねぎ、ベーコンを炒める。続いてじゃがいも、さらにアサリを炒めたら、白ワインを入れ、フタをして、アサリの殻がすべて開くまで、1~2分待つ。
3. ここでいったん、アサリをすべてとり出し、(アサリは煮込むと縮むからですが、まあ面倒なら、取り出さなくてもそれほど問題はありません)、給湯器の熱湯を入れ、フタをして、弱火で10分くらい、時々かき混ぜながら、じゃがいもを蒸し焼きにします。途中で水が足りなくなることは、この分量でやればないとは思いますが、万一足りなくなったら、熱湯をすこし足します。10分たって、まだ水気が残っているようなら、フタをはずし、時々混ぜながら、火を中火にして煮詰め、油分が残っているだけにします。
4. 残っている汁を舐め、塩気が足りないようなら、塩を足します。でもアサリにもベーコンにも塩気があるので、塩は足すとしても、ほんのちょっぴりでいいはずです。塩気が決まったら、コショウを2~3ふりします。
5. アサリをフライパンにもどし、パセリを入れて、火を強火にし、全体を大きく混ぜれば出来あがり!
アサリの酒蒸しというと、アサリから出た汁がどうしても、もったいないことになってしまいがちですが、こうやってじゃがいもに吸わせれば、一石二鳥、一挙両得です。
好みによっては、皿に盛ってから、レモン汁をすこしかけたり、またバターをかけたりして食べても、またおいしいかもしれません。
あとはサラダを食べました。
ゆでたアスパラとツナ、レタスにざく切りの玉ねぎ、みじん切りのニンニクを、オリーブオイルとポッカレモン100、塩コショウで和えました。
アスパラは、根元の部分3センチほどを厚く皮をむき、塩ひとつまみをふった水で1~2分ゆでます。
ほんとはここにトマトのざく切りをいれたら、彩りも味も一層よくなりましたけど、買うのを忘れました。
酒は例のごとく、焼酎のお湯割りです。
今日は、「曇りのち晴れ」でした。
写真の左が東で、右が西です。
春から夏にかけての雲は、ダイナミックな動きをするので、見ていて飽きないですね。
「日本」について考えると、まったくイライラするので、できれば考えたくないんですが、つい考えてしまうんですよね。
会社員なら、自分の会社のことを、色々考えるでしょう。
結婚していれば、家庭のことを考えるに違いありません。
僕は会社にも勤めていないし、結婚もしていないので、自分が所属するところが、唯一「日本」ということになるんですね。
ですからどうしても、日本について、あれこれ考えてしまうんです。
日本は、ビデオくらいまでは良かったものの、パソコンではマイクロソフトに負け、携帯ではアップルやグーグルに負け、さらにエネルギー問題でも、原子力から地域分散型のエネルギーへ転換できず、外国に負けようとしている。
そうやって日本が負け続ける理由が、「自分の利益と権限を温存しようとするから」だというのですから、どうしたってイライラしてしまうんですね。
まあ僕がイライラしたって、日本が変るわけでもなし、仕方ないんですが、やっぱりできれば、勝ってほしい。
もっとさわやかに、正々堂々、戦ってほしいんですね。
でも日本って、自分から変わることは、できないですよね、たぶん。
明治維新にしても、太平洋戦争の敗戦にしても、外国からの強い圧力で、どうしようもなくなってからしか、変わることができなかった。
だから今回も、まだ何年かたって、このままでは日本が本当に立ち行かないことを、日本人の多くが強烈に感じるようにならないと、変われない気がするんですよね。
明日の日本を背負うのは、若い人達にまかせました。