イワシの梅煮。
昨日は魚が食べたい気分だったから、昼過ぎに魚屋へ行った。
前までなら魚屋と一緒に豆腐屋と八百屋へも寄ったのだけれど、最近は食材をまとめ買いするようになっていて、豆腐類と野菜はまだ冷蔵庫に色々入っているから、魚屋だけ。
鮮魚はやはり、あまりまとめ買いできないから、食べたいと思ったときに行かないといけない。
鯛アラやら焼きサバやら、ツバスやら、おいしそうなものが色々あり、何を食べようかずいぶん迷ったけれど、結局はイワシ。
イワシは安いし、小さくてカワイイし、気取ったところが少しもないから、つい手が伸びることが多い。
夜になり、仕事を終えて風呂に入って、焼酎の水割りを飲みながら、イワシをどう料理しようか考えた。
ぼくは晩酌の支度をはじめる前、だんだんと空いてくるお腹を抱えながら、何をどう食べるか考える時間が一番好き。
生でも食べられるイワシだから、なめろうにでもしようかと思っていたのだけれど、6尾も買い、一回で食べ切るにはちょっと多かったから、備蓄もできる煮付けにすることにした。
イワシは梅干しと一緒に煮るのが定番だけれど、檀一雄はこれに緑茶を加え、うすくち醤油で淡く煮る。
出来上がりの色合いがよく、また味も、梅干しと緑茶、イワシの相性が抜群で、びっくりするくらいウマイ。
ぼくもイワシを煮付けるときは、檀一雄のやり方を真似することが多い。
鍋にだし昆布を敷き、洗ったイワシを丸のまま並べる。
冷蔵庫に入っていたタケノコとゴボウも一緒に入れ、味がしみ出るよう穴をあけた梅干しを2個。
酒と緑茶、水をそれぞれ1/2カップ、うすくち醤油大さじ1、ショウガを少々。
落としブタをして弱火で15分くらい煮る。
そうめんと生ワカメも添えてみた。
新鮮なイワシは、サンマ同様、ハラワタも食べられる。
あとは、ナスのおひたし。
大きめに切って2～3分水でゆで、水にとって絞ったナスを、同量のみりんと酢、醤油、それにからし少々で和える。
農家のおばさんから買った、キュウリのぬか漬け。
ちなみに昨日の昼飯には、ツナとタケノコのパスタを食べた。
オリーブオイルと鷹の爪でツナとタケノコを炒めて酒、醤油と塩で味付けし、固めにゆでたパスタを少しの煮汁と一緒にさらに炒める。
ギターは、今エリック・クラプトンの「Tears of heaven」をコピーしている。
ハードなロックとバラードで、緩急をつけようという企画。
「でもおっさんクラプトンみたいにカッコよくないから。」
分かってるよ。
