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2011-01-26

月見うどん

昨日は夜中におじやなど食べて、しかもちょっとだけ食べて残りは朝にでも食べようと思って食べはじめたにもかかわらず、あまりのうまさに残らず完食、これは太るなと思っていたら、今日は昼になってもまったく腹が減らず、3時ごろになってようやく小腹が空いてきたので、うどんを食べた。
人間のからだって、よくできてるものだ。
だいたい現代人は食べ過ぎなのであって、そんなに一日何度も食べなくったって、人間生きていけるものなのだ。

このごろ僕は、1日2食になっていて、だいたい夜中まで飲み食いしているものだから、朝起きてもまだ腹など減っておらず、オレンジジュースと紅茶、それにチョコレートでとりあえず頭を目覚めさせ、昼過ぎまでいろいろやる。
それでようやく腹が減るから、食事して、だいたいビールも飲んで、そのあとちょっと昼寝。
昼寝から覚めたら、また9時ごろまでいろいろやって、あとは風呂に入って、酒を飲んで、寝るという、そういう周期で一日がまわっている。

会社に勤めていたころは、自分が食べたいか、食べたくないか、などということより、朝だから食べる、昼だから食べる、ということで一日が過ぎていっていたわけだが、こうやって一人になって、たいした制約もなく、生活するようになってみると、自分のからだというものについて、目が向くようになっておもしろい。

このごろは、がまんするということが、マイブームになっていて、食事にしても、ほんとに腹が減るまでは食べない。
腹が減っても、さらにがまんして、しばらく食べない。
そうすると、腹が減ってる自分にたいして、もう一人の自分が、「えへへ、腹が減ってるのか、まだまだダメだぞ、ぐふふふ」などと、いじめてみたりもするようになって、ちょっとした一人SMプレイを楽しんでいる。

タバコも同じで、吸いたくなってもすぐには吸わない。
一人SMプレイをして、しばらくがまんさせていると、そのうち吸いたかったことを忘れてしまって、それを何度かつづけると、吸わずに数時間がたっていたりする。
しかしそうやって、ちゃんと腹が減ってから食べ、吸いたくなってから吸うようにすると、いざ口にした食事やタバコがほんとにうまいわけなので、それでいいのだ。

ちなみに最近は、二口三口吸って満足してしまったタバコを、押しつぶして消さずに、火種だけきれいに落として置いておき、つぎにはそのシケモクを吸うという技もおぼえて、タバコ代の節約が、さらに加速するということになっている。

うどんはだしパックでとっただしに、淡口醤油で味をつけ、そのだしで冷凍のうどんを温めて、という具合につくるのだが、ご存知の方も多いと思うが、冷凍のうどんというのは、かなりうまい。
グルメシティで売ってる、3個入り158円というやつでも、下手なうどんやよりよっぽどうまいし、これが加ト吉のうどんだったりすると、よっぽどの店じゃないと、かなわないのじゃないか。
うどんというのは冷凍するのに適しているということだろうと思うが、ゆであげて水で冷やした、その瞬間の、モチモチとした状態が、そのまま保存されている。

僕が外であまりうどんを食べないのは、そうやって家で十分うまいやつが食べられるからということもあって、じっさい以前広島のうどん屋の店主は、昔は手打ちをしていたけれど、冷凍ものを食べたらあんまりうまくて、バカバカしくなって手打ちはやめたと言っていた。
それでその店主は、既製品ではうまく味が出せないラーメンを、自分でつくるようになったのだけれど、うどん屋というのはたしかに、こうやって世の中の技術がどんどん進歩してくると、ずいぶんと厳しいことになっているのだろうな。