今日は出版記念パーティー。
4品の料理を出すことにしたから、昼から買い出し。家で2品作って鍋ごと持ち込み、1品は現地で、もう一品は家で下ごしらえだけして現地で作る。
まずはカブと豚肉の煮物。厚く皮をむき、大きければタテに8等分、小さければ4等分にしたカブを、まずはだしと日本酒、みりんだけで2~3分煮る。
日本酒とみりんの量は、だし1カップにたいして大さじ1.5くらい。
うすくちしょうゆを、だし1カップにたいして大さじ1くらいの割合で入れ、塩少々で味を決めて、豚コマ肉、しめじ、カブの葉を加えたらさらに5~10分、カブがやわらかくなるまで煮る。
最後は水溶き片栗粉でトロミをつける。
器に盛って、すりゴマをふる。
旬のカブは、肉のだしとの相性が抜群。
次はスペイン風アサリご飯。
アサリは1カップの水にたいして小さじ1の塩を溶かした塩水に、フタをして1時間ほど浸けて砂出しし、両手で殻をこすり合わせるようにしながらよく洗う。アサリは米1カップにたいして100~150グラムもあれば十分。
鍋にオリーブオイルをたっぷりと入れ、みじん切りにしたニンニクと玉ねぎ、ピーマンを、弱火で4~5分、じっくりと炒める。
米1カップにたいしてニンニクは1かけ、玉ねぎは1/4個、ピーマン1個くらいの分量。
米を洗わずにそのまま加え、さらに2~3分、じっくり炒める。
アサリを加えてひと混ぜしたら、米1カップにたいして1.1カップの熱湯を加え、火加減を強火にしていったん煮立たせ、さらに中火にしてフタをし、アサリの殻が全部ひらくまで煮る。
アサリの殻がひらいたら、味を見ながら塩を入れてコショウをひと振り、フタをして弱火にし、25分煮る。
パセリがあれば、みじん切りにしてかける。
アサリのうまみをシンプルな味付けでしみじみ味わう。
それからイカのスペイン風。スルメイカは胴にタテに入っている軟骨と足の根元にあるクチバシだけ取り、ワタもろとも端からぶつ切りにする。
白ワインか酒少々と塩ひとつまみを加えて混ぜ、30分以上おいて味をなじませる。
あとは現地制作。フライパンを強火にかけ、たっぷりのオリーブオイルを入れたら、まずニンニク1かけと鷹の爪1本を炒めて味を出す。
大さじ1くらいのバターと漬け込んだイカを入れ、30秒ほど炒めたら、味を見て塩少々を加える。
バゲットを添え、タレをつけながら食べる。
新鮮なイカが手に入れば、これは最強と思われる料理法。
最後は現地製作の厚揚げの焼いたの。
中火にかけたフライパンで軽く焦げ目がつくくらいに焼き、おろしたショウガと青ねぎ、しょうゆをかける。
パーティーは盛況で、たくさんの人が来てくれた。
用意した「おっさんひとり飯」30冊も完売。
慣れないサインもがんばった。
いつもお世話になっている三条会商店街の皆さんからも、お祝いをもらう。
中身は京野菜のセット。
これらをこれからどうやって食べるかは、現在考え中。
「来てくれた全員と話せなかったのが残念だったね。」
それだけが心残りだよ。