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2013-06-24

フレッシュトマトの入ったチキンカレー、梅干し、らっきょう

昨日のおっさんひとり飯は・・・。

昨日のおっさんひとり飯 フレッシュトマトの入った和風チキンカレー

フレッシュトマトの入った和風チキンカレー。



昨日は、キャベツを使い切ってしまいたかった。
キャベツの食べ方でまず思い付くものはといえば、
やはり千切りだ。

ハンバーグに千切りキャベツを添え、ウスターソースをかけるのは、
子供のころの家の食事の、代表的なメニューだった。

冷蔵庫には鶏もも肉も入っていたから、それを焼き、
千切りキャベツに肉汁ごとのせるのも悪くない。

キャベツの下に、さらにご飯を敷き、
どんぶり飯にするのもいい。



しかしもう少し考えていたら、
千切りキャベツにはカレーが合うことを思い出した。

シャキシャキとした千切りキャベツは、
ドロドロとしたカレーライスの、格好のアクセントになってくれる。

そこで鶏もも肉でカレーを作り、
これをご飯とキャベツの上にかけることにした。

カレーには、フレッシュトマトを、
煮溶かさず、形を残して入れることにする。



あと問題は、カレーをどうやって作るかだ。
カレーは市販のルゥを使えば、簡単においしくできる。

ただ、それだとつまらない。
ひとり暮らし料理は「おもしろい」ことが大事だと、ぼくは思う。

そこで、カレー粉を使うことにする。
ただルゥまで作ってしまうと、
玉ねぎを茶色になるまで炒めるのに時間がかかる。

和風だしと醤油やみりんをベースに使い、
カレーうどんのような味付けにすることにした。



カップ3の水で、だし昆布と煮干しを10分ほど煮て、だしをとる。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレーの作り方(1)

このだしに、酒とみりん、醤油、カレー粉を大さじ2、砂糖小さじ1と塩少々、
それにウスターソース小さじ1で味付けする。


味付けしたら、ひと口大に切った鶏もも肉200グラムを、5分ほど煮る。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレーの作り方(2)

つづいて細く切った油揚げ1/2枚を加え、さらに5分くらい煮る。


8等分にくし切りにした玉ねぎ中1個を入れ、ひと煮立ちしたら、
やはり8等分にくし切りにしたトマトを入れる。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレーの作り方(3)

すかさず味見して塩加減し、
片栗粉大さじ2に水大さじ4の水溶き片栗粉を加えてトロミをつける。



皿にご飯をよそい、千切りキャベツを上にのせて、カレーをかけ、
青ねぎを散らして一味唐辛子をふる。

フレッシュトマトの入った和風チキンカレー

自分で一から味付けしたカレーは、また一段とうまい。





昨日は梅干しとらっきょうを漬けた。

梅干しとらっきょう

梅干しは、安いのは添加物が多くて味がよくない。
らっきょうも、売っているのは甘すぎて気に入らないから、
前から自分で漬けてみたいと思っていた。



梅は、1キロで900円ほどだった。

黄色く熟した梅

黄色く熟し、甘い香りがする。



梅干しを漬けるというと、かなり敷居が高そうな気がする。
作り方を見聞きすると、容器を消毒したり、天日に干したり、
かなりの手間がかかりそうだ。

しかし檀一雄は、『檀流クッキング』の中で書いている。

私は、忙しいご婦人方にも、断乎として、梅干しを漬けなさいと申し上げる。断乎として、ラッキョウを漬けなさいと申し上げる。
時期は今だ。
梅干しだの、ラッキョウだの、何だか、むずかしい、七めんどうくさい、神々しい、神がかりでもなくっちゃとてもできっこない、というようなことを勿体ぶって申し述べる先生方のいうことを、一切聞くな。檀の言うことを聞け。
梅干しだって、ラッキョウだって、塩に漬ければそれで出来上がる。嘘じゃない。
塩に漬けるだけだ。勿体ぶったことは何もない。ガラス瓶を一つきばって、そこの中に漬け込み、床の間に置き、その出来上がりの梅干しだの、ラッキョウだのを、毎日チラチラと生花のつもりで眺めてみるのは、愉快なことではないか。 その梅干しだの、ラッキョウだのの味の変化を、時折舐めてみたり、味わってみたりするのは、尚更愉快なことではないか・・・。

檀一雄によれば、梅干の漬け方があれこれと難しくなるのは、
塩分の濃度を下げるからだそうだ。

塩分の濃度を下げ、かつ腐ったり、カビが生えたりしないようにするために、
消毒などの手間がかかることになる。

塩分の濃度を十分上げれば、多少しょっぱくなっても、簡単にできる。
それが「私の方法だ」と、檀一雄は言う。

ぼくは今回、梅干しを、どうやって漬けようかずいぶん迷ったが、
結局、檀一雄の方法でやることに決めた。



檀一雄によれば、4キロの梅に対し、塩は1.2キロ。
1キロに対して300グラムだから、
塩分濃度は30%ということになる。

梅干しの漬け方(1)

粗塩の水に対する比重は0.9だそうだから、
300グラムの粗塩は、1カップ半強ということだ。


梅は洗って、つまようじなどでヘタをとる。

梅干の漬け方(2)

これをまず塩、それから梅、という具合に交互にガラス瓶に入れ、
最後に重石をのせる。


重石は、近所で小石を拾ってきた。

梅干の漬け方(3)

よく洗って乾かした小石を、梅と同じくらいの重さになるよう、
二重にしたジップロックに入れた。



これからしばらく漬け、梅酢が上まで上がってきたら、
赤じそを加えるつもりにしている。



らっきょうは、皮をむき、塩漬けにしたものを買ってきた。

塩漬けしたらっきょう

これを水洗いし、ザルにあげて水をきる。


甘酢は、砂糖と塩の分量を、袋に書いてあったものの半分にした。

らっきょうの漬け方(1)

火にかけて煮立たせ、冷めるまでおいておく。


ガラス瓶に、らっきょうと甘酢、輪切り唐辛子を入れる。

らっきょうの漬け方(2)

20日くらいで食べられるようになるそうだ。



「どんな味になるのか楽しみだね。」

チェブラーシカのチェブ夫

梅酢も色々使いたいな。