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2011-06-26

朝ビール、新福菜館、カンパチのあら炊き

昨日も朝からサウナへ行って、あったまったり冷ましたりを繰り返し、もうこれ以上は一滴も残っていないというくらい、疲れのエキスをしぼり出したあと、生ビール。
これがほんとにタマラナイわけなのだな。

ビールというのは何と言っても、朝のむのがうまい。
特に朝起き抜けに、燦々とさし込む朝日を浴びながらのむビールは、もうこれ以上の幸せはないだろうと言うくらいなものなわけだが、そこまではなかなかできなくても、午前中にのむビールはやはりうまい。

普段人間というものは、大なり小なりやらないといけないことがある。
もちろんそれは、やらないと生きて行けないわけだから、当然やることになるわけだけれども、人間それだけのために生きているのではないということだ。
それでは何のために生きているのかと訊かれると、ちょっと困るところもあるが、少なくとも自分は、そういう細々とした、様々に悩ましい事柄のためだけに生きているのではないということを、声を大にして言いたい。
それがビールを、朝のむということの意味なのだろう。

これをのんだ瞬間に、自分のまわりに結界が張られ、何の役にも立たないことを堂々として、後悔することのない時間が流れはじめる。
やはり時々は、そういう時間の流れに身をまかせることも、人間にとっては大事なことだ。

というわけで昨日も、サウナで朝ビールのあとは、新福菜館三条店で、昼ビール・アンド・ラーメン。

そして帰宅して、冷房のきいた部屋で昼寝というフルコースを、つつがなく執り行なったというわけなのでした。
メデタシメデタシ。

晩めしはカンパチのあら炊き。
グルメシティでうまそうなカンパチのあら、たっぷり入ったのが150円などというのを見てしまったら、これは買わずに通り過ぎることはできないのだ。
魚のあらというのは、びっくりするような安い値段で売っていて、しかも骨の近くの肉だから、たんまりと脂がのっていて、下手をしたら切り身なんかよりよっぽどうまい。
ひとり暮らしの強力な味方なので、ひとり暮らしの男性は、ぜひ活用してほしいと思うのだよな。

何度も書いていることなのだが、魚のあらを炊くときに、ひとつだけ気を付けないといけないことは、あらの下処理をきちんとすることなのだ。
それだけ気を付ければ、あとは何をどう間違ったって、そこそこおいしいあら炊きが出来上がる。
まずあらを熱湯に浸して、それから水でよく洗う。
熱湯は昨日は、わざわざ湯を沸かすのではなく、給湯器のお湯を最強温度にしてやってみたけれど、まったく問題なかった。
水で洗うときは、あらには血の塊がたくさん付いているから、それを念入りに取るのと、皮の部分にヌメリが付いていたりするから、それもていねいにこすり落とす。
鯛のあらなんかだったら、いっしょに鱗も指で剥がし落とす。

これだけやっておけば、あとはそれを大根といっしょに鍋に入れて、たっぷりの酒と水、多めの砂糖とみりん、それに醤油で好きな味付けにして、アクが出たらちょっと取ったりもして、ペーパータオルの落し蓋をして1時間ほど弱火でコトコトと煮るだけ。
火を止めたらかならず、30分以上はそのまま置いて、冷まして味をしみ込ませる。

昨日はこれに素麺を添えてみたが、うまみの出まくった煮汁を吸い込んで非常にうまい。
しかもやはり、炭水化物を少し食べると、それで腹がふくれるから、必要以上に酒をのむことがなくなるというのもいい。