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2011-06-11

菅首相、大七からくち生もと

まあしかし、政治のことはよくわからんな。
いま戦いの構図としては、菅首相とその他全員、という、自民公明など野党はおろか、民主党内の、これまで菅首相とわりと近しかったようなひとたちまでが、菅首相に一日も早く降りてほしいと思うようになっている。
そんな四面楚歌の状況で、菅首相はますます意気軒昂、続投への意欲をみなぎらせているというのだから、菅首相の神経がどういう構造になっているのか、不思議というほかないわけだよな。

それで菅首相、ますます脱原発に傾斜していて、明日にはソフトバンク孫氏とか、坂本龍一とか、脱原発の代表的人物数名と懇談会をもつことになっていて、それはインターネットで中継もされるのだそうだ。
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106100450.html
それから原発の事故調査委員会を、経産省が自分のところの直轄にして、それってまさに、泥棒がその捜査をするというようなものなわけで、骨抜きにしようとしたところ、それを菅首相がストップしたということも、報道されていた。
http://www.asahi.com/politics/update/0610/TKY201106100678.html

菅首相、どうもなにか、吹っ切れたようなところがあるんじゃないのか。
だいたい僕は、今回の不信任騒動、そしてそのあとの大連立騒ぎに加担したやつは、誰も信用する気にならない。
自分のこれまでの責任にフタをしたい連中、復興の巨大利権で、自分が儲けたい連中、そんなやつらばかりなんだろう。
そういうやつらにくらべたら、菅首相がどんなに総理の椅子に執着していたとしても、まだマシのように思えてくる。
せっかくだから菅首相には、ぜひ行けるところまで突き進んでほしいと思ったりするのだけれど、それってもしかしたら、日本滅亡への道まっしぐらってことなのか。
日本が太平洋戦争に参戦したとき、日本国民の多くが諸手を上げてよろこんだというのは、こういう感覚だったのかもしれないなと、ちょっと思ったりして。

そういえば昨日、ネットの知人と話していたら、もうこうなったら外国から首相が来てほしいと言っていて、すごく笑った。

昨日の酒は、福島の銘酒、大七からくち生もと。

これはどうも、このごろの僕の飲む酒の標準になりつつあるな。
東北の酒は、ほかにもうまいのは色々あるのだけれど、この大七からくち生もとは飲みやすい、すっきりとした飲み口であるにもかかわらず、それで終わらず、独特の品のあるクセがあって、それがなんとも親しみを感じる。
こないだ、行きつけのバー「Kaju」へ行ったら、そこでも僕の真似をして、東北の酒を置くようになっているのだけれど、それもやはり、この大七からくち生もとだった。

つまみはびんちょうマグロが安く出ていたので、それで山かけ。

昼めしは肉じゃが丼でした。