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2008-10-17

高速道路の走り方

昨日から出張で広島から岡山、津山、そして米子に入り、今日は一日米子、明日は松江。
車での移動なのだが、以前は何時間運転しても眠くなることなどなかったのに、この頃はとくに暗くなってから高速道路を運転したりすると、すぐ眠くなる。
トシのせいだな。
ていってもまだ46なのだが。

サービスエリアやパーキングに入りまくりで走るのだが、それでも眠気が覚めないときはドーピングをする。
寝慣れないホテルに泊まったりすると、睡眠時間3時間くらいで運転しないといけない羽目になることがあるのだ。
「強々打破」というドリンク剤があって、500円くらいなのだがすごい。
飲んだ瞬間に眠気が吹っ飛び、それから数時間まったく眠くならなかった。
ただその翌日は早い時間に眠くなり、爆睡したのだが。

仕事で日常的に高速の長時間走行をするというのはこれまでなかった経験なのだが、高速というのは景色は単調だし同じようなスピードでずっと走るから、だらだらした緊張感のない運転になりがちだ。
そうすると睡魔が襲ってくる。
それを避けるためにハイスピードな運転で緊張感を保つという方法がある訳だが、これはやはり危険をともなう。
しかしトラックの運転などを見ているうちに、スピードは出さないのだが緊張感を保つ方法があることが分かった。
自分なりに決めたある一定のスピードで、終始走り続けるという方法だ。

これが意外に難しい。
高速道路も上り坂になったり下り坂になったりするから、アクセルの踏み加減が同じままだとスピードが変わってしまう。
スピードメーターをちらちら見ながら、上り坂になったらアクセルを踏み込み、下り坂になったら離しと調整しなければいけないし、場合によってはシフトチェンジしなければならない。

また前方に自分が設定した速度より遅く走る車が前方にいた場合、その車を追い抜かないといけない訳だが、追い抜くときにもスピードを変えないと決意するとなると、後ろからやってくるより高速で追い抜こうとする車に煽られるという場合があるから、そんなことには動じない腹の据わり方も必要となる。
スピードを変えないことが、逆に絶え間ない精神の緊張を要求するというのは、まるで人生のようだ。

高速を走るトラックはだいたい、そのように自分なりの何らかのスピードを設定して走っているようだ。
スピードが遅ければ追い抜く機会が少ないので安全性が高いし、スピードが高くなるほど当たり前だが危険になる。
トラックは時速80キロ位が最も多く、90キロ位のも多い。
遅いのは70キロ位のもある。

さらに詳しく見ると、時速70キロとか80キロ、90キロのように、きっちりとしたキリ番で走るものと、70キロ台、80キロ台などのように範囲として決めていると見受けられるものとがある。
キリ番で走るのは、郵便局とか自衛隊とかのお役所関係のトラック、および高速バスに見られる傾向だ。
これは多分、仕事上スピードが決められているのだと思う。

しかしある特定のスピードで走るとなると、スピードの調整も難しいし、周りの車との協調性にも欠けることになり、あまりお薦めできない。
その点80キロ台、等という設定の仕方は、ある程度周りの車に合わせながら自分のペースを見つけていくということが可能で、僕はこれを採用している。

85キロとか95キロとかいうスピードを理想としてその前後5キロ以内で走るというのが僕としては今のところ最も気に入っていて、何故かというとスピードの設定は80キロとか90キロとかいうようにしている車が多く、こちらもそうしていると、前や後ろの車と同じスピード設定になってしまう機会が多くなる。
そうすると追い越しもせず追い越されもせず、ずっと一緒に走るということになってしまうのだが、小さな車でトラックの前や後ろを走るというのは、あまり気持ちいいものではない。
その点5キロの端数を付けておくと、大多数の車を追い越すか、または追い越されるかすることになるので、心理的にラクなのである。

あときちんとした姿勢でハンドルを握ることも大切だ。
だらけた姿勢だとどうしても眠くなる。