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2010-08-29

鶏もも塩焼き

もうほとんど、我ながらあまりにお馴染みで、説明もいらないようなメニュー。
これ家族がいたりしたら、こうやって同じもんばっかり出すとかってこと、「飽きた」とかいわれて、許されないのだろうな。
僕は自分のためだけに料理を作るので、そんなことは心配せず、好きなものはいくらだって、続けて食べてもいいわけだ。

鶏肉はだいたい、最近ほとんどそこで買い物をするグルメシティで、週に2回くらい安売りをする日があって、いちおう魚やほかの肉に、めぼしいものがないことを確認の上、買ってくるようにしている。
僕は買い物へ行くのに、あらかじめ献立を考えることは、ほとんどしない。
時たまするときもあるのだけれど、実際店に行ってみると、けっきょく違うものを買ってしまうことが多い。
スーパーや店で色々眺めながら、その中から、自分の食べたいものを見つけるということが、やはり何といっても、楽しいと思うのだよな。

あまり使ったことがないものを食べたくなってしまったときなど、料理法がよくわからないから、ちょっとした挑戦になるわけだけれど、そういう場合もできるだけ、ネットでレシピなど検索したりしないで、とりあえず思った通りにやってみることにしている。
失敗することも多いが、その方が楽しいのだ。
失敗して、その理由を考え、次にリベンジするというのも、また楽しい。
その場合はときどき、ネットを検索することもあるが、失敗の理由というのは、それではわからないことも多い。

今日は鶏もも塩焼き、焼くときフタをしてみた。
今まで焼くのにずいぶん時間がかかりながらも、フタをしなかった理由は、一つには臭いがこもりそうなこと、もう一つは水蒸気がこもって、皮がパリッと仕上がらないのじゃないかと思ったことだ。
それで今日は、はじめ皮を下にしてフライパンに入れ、弱火で焼き始めるとき、そのときフタをして、そのあと火をちょっと強めて、皮に焦げ目をつけるとき、フタをはずし、裏返してからはフタはしない、というようにしてみた。
とりあえず臭いも残らず、皮もパリッと仕上がった。

水菜とお揚げの炊いたん。
だしを取ったら、味付けはうすくち醤油だけ。
色々入れるのじゃなく、こういうあっさりとしたものには、このだしにうすくち醤油だけというのが、僕はいちばん好きな気がするな。
というかこれは、ごはんのおかずじゃなく、酒の肴にするにはいい、ということだろうな、たぶん。
だしが煮立ったら、まずお揚げを入れ、それから水菜を入れ、ひと煮立ちしたら火を止める。
そのまましばらく、だしにひたしておく。

他県の友人といっしょに、今日は京都をいろいろ歩いたのだが、このお猪口は、錦小路にある雑貨屋で買った、315円のもの。
「アンティーク」と書いてあったが、たぶんただ単に中古品という意味で、中国で仕入れてきたんじゃないかと思う。
ちゃちなつくりなのだが、また気分が変わっていい。
というか、酒は器によって、気分だけじゃなく、ほんとに味が変わるのだよな。