まずはビールにおでんと決め込んだが、このおでん、薄味の和風だしで、関西風ってことなのかな、これはこれで、なかなかうまい。
ラーメンだが、僕はこのラーメンを食べるの、3回目か4回目なのだが、やはりうまいな。わずかに豚骨の匂いが香る、かなり濃いスープで、材料を贅沢に使っているのだと思うが、しかも同時に、それだけ濃いにもかかわらず、濃さが後を引くことがなく、キレがある。全体の印象としては、「あっさりしている」ということになるのだな。濃いだけのラーメンも、あっさりしているだけのラーメンも、世の中にはいくらでもあると思うが、それをどちらも両立するラーメンというのは、これはなかなかないんじゃないか。
たぶん、この味は、女将の性格そのものなのだろうな。情が深そうで、それでいてさっぱりしている感じで、二言三言、話したことがあるだけだが、いい人なのだ、この女将。
麺は細めの麺を、少しコシを残してゆでてあり、チャーシューはぷりぷり、あとは太めのもやしに、たっぷりの青ネギが入っている。