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2010-03-01

十日市町 「寿楽亭」

この店は、朝の10時に開店して、麺がなくなったら終わりということで、前に来たときは、「最近は不景気でお客さんが減っているので、午後4時頃までやっていることもある」と言っていたので、余裕をかまして1時半頃行ったら、麺がもうあと並盛1人前しか残っていないということで、僕が最後の客だった。危なかったな。というか、危ない中にも、ツイてるな。

まずはビールにおでんと決め込んだが、このおでん、薄味の和風だしで、関西風ってことなのかな、これはこれで、なかなかうまい。

ラーメンだが、僕はこのラーメンを食べるの、3回目か4回目なのだが、やはりうまいな。わずかに豚骨の匂いが香る、かなり濃いスープで、材料を贅沢に使っているのだと思うが、しかも同時に、それだけ濃いにもかかわらず、濃さが後を引くことがなく、キレがある。全体の印象としては、「あっさりしている」ということになるのだな。濃いだけのラーメンも、あっさりしているだけのラーメンも、世の中にはいくらでもあると思うが、それをどちらも両立するラーメンというのは、これはなかなかないんじゃないか。

たぶん、この味は、女将の性格そのものなのだろうな。情が深そうで、それでいてさっぱりしている感じで、二言三言、話したことがあるだけだが、いい人なのだ、この女将。

麺は細めの麺を、少しコシを残してゆでてあり、チャーシューはぷりぷり、あとは太めのもやしに、たっぷりの青ネギが入っている。