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2013-03-02

和洋折衷の味つけ。
「アサリとジャガイモのバター醤油」

こんにちは!ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは、50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん、高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連らねているものです。
「どうか」と思うところも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。



それから明日、私高野がテレビ出演することになっています。

3月3日(日)22時30分~ 「大阪ほんわかテレビ」

「常識はずれのことをする注目株」というコーナーに、5分ほど出る予定です。

関西ローカルの番組ですので、関西以外の方には見ていただくことができませんが、関西の方は、ぜひ見ていただけましたらと思います。



それでは昨日の晩酌は・・・。



アサリとジャガイモのバター醤油。



アサリはこれからが旬。
酒蒸しよし、みそ汁に吸い物よし、韓国・中華・洋風もよしと、様々な食べ方があるわけですけれど、今回は和洋折衷のバター醤油。

ニンニクを使って素直に洋風にしてもいいんですが、そうするとやはり、日本酒ではなくワインが飲みたくなる。
いちいち酒を変えるのが面倒なので、ぼくは普段は、できるだけニンニクを使わないようにしているというわけなんです。

オリーブオイルやバターには、醤油がとてもよく合いますから、ニンニクを使わなくても全く問題ありません。



まず拍子木に切り、5分くらい水にさらしたジャガイモを、オリーブオイルで炒めます。


中火でじっくり炒め、火が通ったら取り出しておく。



改めてフライパンにオリーブオイルを引き、1かけのバターを入れたら、砂出しし、水でよく洗ったアサリを軽く炒める。




1/4カップほどの酒を入れ、フタをして弱火で蒸し、アサリの殻が全部開くのを待つ。



アサリの殻が開いたら、取り出しておいたジャガイモを戻し入れ、大さじ1ほどの醤油を入れる。


上下を返しながら強火で炒め、アサリの汁をジャガイモが全部吸い込んだら火を止める。



青ねぎと黒コショウをふって食べる。


これはウマイっす。



あとは、魚屋の若大将からもらった金目鯛あらの煮付け。


「目しか食べるところないですけど」とのことだったけれど、もちろん骨をしゃぶりつくす。



水菜と油揚げの吸い物。


吸い物だしで油揚げと水菜をサッと煮る。
これはほんとにウマイんすよ。



酒は日本酒常温。






肴が残っていたからもう一杯。






さらに一杯。









晩酌を終えたら、四条大宮「スピナーズ」。


カウンターが一杯だったから、九十九一似の男性と、桐島かれん似の女性がいるテーブルに割り込む。

ぼくが元々四条大宮のバーを歩き始めたのは、女性との出会いを探すことが目的だったけれど、バーに「居場所が見つかった」と思ったのは、九十九一や熊の男性など同世代の男性との出会いがきっかけ。

男性の飲み友達ができ、バーへ行くのが楽しくなったら、女性の友達もできるようになった。



カウンターが空いたから移動すると、ブルース・ウィリス似のアメリカ人が来て、隣に座った。


ブルース・ウィリスは仕事で日本へ来てもう5年、達者な日本語を話すばかりかギターもうまく、九十九一と2人でライブに出演したこともある。

ぼくは以前行ったラスベガスやらシカゴやらのことを、ブルース・ウィリスが行ったことがないというから知ったかぶりをして教える。
それをイヤな顔一つせず聞いてくれるブルース・ウィリスは、いい人だ。



九十九一と桐島かれんが帰り、九十九一が飲み残した焼酎水割りを飲んでいると、円広志似の男性が友達を連れて現れ、隣に座った。


円広志はいつも通りすでに泥酔、すぐにカウンターに突っ伏して寝始めた。

生瀬勝久似の友達は、円広志と大学の同期で30代前半。
長く「お墓」の研究をしていたそうだ。



「お墓は亡くなった当人でなく、周りの人が建てるものなんですよね。
昔は様々な形のお墓があったのに、今はどんどん均一的になっている。
『死』が希薄になってしまったことが今の日本の問題だと、ぼくは提案したいと思っているんです・・・」

生瀬勝久が言うのを聞いて、ぼくは尋ねる。

「それなら君自身が自分の死をどう考えるかも、重要になってくるんじゃないのかな。」

「それは関係ないですよ。提案するのはぼくの仕事で、自分の人生や生活とは切り離すべきだと思います。」

そこでぼくのスイッチが入った。

「いやそうやって、仕事と生活を別物と考えることこそ、ぼくは今の日本の問題なのだと思うよ・・・」



それから延々と、ぼくの説教が始まった。

「君は単に品物を売るのでなく、思想を売らなきゃいけない・・・」



ふと気がついたら、もう明け方近く。

生瀬勝久は寝ていた円広志を起こして店を出て行き、ぼくもお勘定をして家へ帰った。



家へ帰って、さらに一杯。


そのままソファで眠りこけていた。



「また訳のわからない説教したね。」


気を付けないとな。