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2009-01-03

名古屋駅 「新幹線ホームのきしめん」


名古屋できしめんを食べるなら、「新幹線のホームにある店がうまい」という話を聞いたのだ。
何故なのかと訊くと、
「きしめんは厚さが薄いので、すぐのびてしまう、普通の店だと調理場から客席に持ってくる間にのびてしまうが、新幹線は立ち食いなので、のびる前に出てくるからいい」
との答えだった。
まあそんなことは無いだろうと思うが、それにしてもこの噂が、きちんと座って食べる普通の店ではなく、駅のホームの立ち食い店、しかも「新幹線ホーム」という特定の場所まで指定しているのは興味深い。
という訳で名古屋最後の食事は、新幹線ホームのきしめんを食べることにした。

新幹線ホームのきしめん屋といっても、上りホームと下りホーム、それに東京寄りと大阪寄りの4箇所あるわけだが、ぼくが食べたのは大阪方面下りホームの、東京寄りの店。
かき揚げきしめん、430円だったかな、を注文。


どんぶりの上に、かつお節がうず高く盛られているのが、いかにも名古屋らしい。
名古屋って、前にもちょっと書いた が、とにかく「重ねる」ことにより、好意や感謝の気持ちを表すということが多いと思う。
喫茶店とかに置いてある灰皿とかも、


例外なく2段重ねになっている。
これってたぶん、「どうぞたくさん吸ってくださいね」という気持ちの表れだと思うのだが、まあ灰皿はどうでも良いのだが、このきしめんも、だしにすでにかつお節が使ってあるにもかかわらず、さらに上からかつお節を盛るというのは、同じような気持ちの表れなのじゃないかという感じがする。

さて味だが、かき揚げの出来にちょっと不満が残るものの、まあ普通においしいきしめん。
だいたい僕は、ほかであまりきしめんを食べたことがないから、比べようがないのだ。
あはは。
おぼろげな記憶をたどると、名古屋駅コンコースにある店で食べたきしめんより、麺の厚みがあるような気も。
だからコシが感じられてうまい、ということなのかな。
まあこの件に関しては、次回名古屋に来たときの課題とするということで、新幹線に乗り込み、広島へ帰った。

名古屋って、信長、秀吉、家康を生み出した、「天下とり」の気風がある土地柄だと思うんだよな。
トヨタ自動車が、幾多の自動車会社との競争の中で最終的に王者になったというのも、そういうことなのじゃないかと思うし。
また時々来なくちゃな、名古屋。

きしめんNAGOYA 住よし JR名古屋駅16・17番ホーム店 (すみよし) (麺類(その他) / 近鉄名古屋、名古屋、名鉄名古屋)
★★★☆☆ 3.0