そんな土地柄だから、中国やアジアの飲食店に、名店も多い。その代表が、ベトナム料理店「ミレイ」。
大変な有名店で、電車を乗り継いて来るお客も多く、予約しないとまず入れない。僕もこれまで行ったことがなかったのだが、友人が7時半までという、隙間を狙って予約を入れてくれ、今回はじめて行ってきた。
中国料理屋にも特徴がある店が多い。「羽根つきギョウザ」という、焼き上げるときに小麦粉の汁を流し込み、パリっとした「羽根」をつけたギョウザも、蒲田の中華料理屋の考案だ。
どの店にもファンがいるだろうが、僕のおすすめは「香楽園」。蒲田ではたらく中国人に教えてもらった店だからまちがいない。早い時間は日本人でにぎわうが、深夜0時を過ぎてくると、今度は仕事を終えた中国人で、ふたたび満員になる。
ギョウザは驚きの、1人前105円。羽根つき。
今回はわりとふつうのものをたのんだけれど、この店のメニューには、まず日本のほかの中国料理屋では見かけないような、変わった料理がいろいろあっておもしろい。
蒲田はあとは、寿司とトンカツも、うまい店がある。寿司については、となりの大森のほうが有名なのだが、蒲田には大衆的な良店が多い。
なかでも、この「若貴」。僕はすぐ近くに住んでいたということもあり、1週間に3回ほど、通いつづけていた。
一皿136円の回転寿司だが、トロから赤貝から、すべてその値段という安価な店にもかかわらず、味のレベルはかなり高い。ネタの鮮度という意味でも、シャリの具合だの握り方だのといったこしらえ方という意味でも、また店内の店員のはたらきぶりという意味でも、「勢いがある」という印象で、食事時にはいつも行列ができている。ビールを1杯のんで、寿司を腹いっぱい食って、2千円いくことはない。
おまけ。
明日があるにもかかわらず、深夜3時までカラオケで盛り上がった、酔っぱらいのアホ。