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2013-03-03

四条大宮いつものコース。

こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは、50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん、高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
「どうか」と思われることも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。


それから本日、私高野がテレビ出演することになっています。

3月3日(日)22時30分~ 「大阪ほんわかテレビ」

関西ローカルの番組ですので、関西以外の方には見ていただくことができませんが、関西の方は、ぜひ見ていただけましたらと思います。



昨日は外飲み。




まずは「Kaju」で、つまみを頼んで。

Kajuはバーだから、2軒目としての利用が基本にはなるけれど、食べ物もかなりおいしい。
キムチだのギョウザだの、おでんだのたこ焼きだの、Kajuさんはマメに手作りする。



Kajuはぼくが、京都へ来てまずはじめに馴染みになったバー。
Kajuさんはぼくと同い年だから、話が合うということもある。

しかし何より、Kajuさんは飲食店経営の経験が長く、どうしたら居心地のよい空間ができるか、よく分かっているところがあると思う。
無理に話さないといけない雰囲気もなく、ほっこりと落ち着ける。



それから「酒房 京子」。


店に入ると、すでに会社員5人の団体が、カラオケで盛り上がっている。

ぼくはカラオケが大好き。


会社員が入れる曲の合間に、自分の曲を入れていく。



カラオケは、カラオケボックスで知り合いばかりと歌うより、居酒屋やスナックなど知らないお客さんがいる所で歌うのが楽しい。
「どちらがうまいか」と火花が散る緊張感もいいし、合いの手を入れ合いながら意気投合するのもワクワクする。

まずはツカミで古い歌謡曲をいくつか歌い、それからサザン・ミスチルへ行くのがいつものパターン。
昨日はうまい男性が一人いたけれど、勝負としてはぼくが勝った。

「おっさん声が全然出てなかったじゃん。」


「私はあちらの男性のほうが素敵だと思ったな。」



京子のあとは「スピナーズ」。


ちょうど帰ろうとしていた九十九一似の男性と桐島かれん似の女性は、ぼくが行ったというのでまた戻ってくれた。

昨夜のスピナーズはお客さんで一杯。
席はカウンターもテーブルも全て埋まり、さらに立ち飲みしている人もいる。



九十九一と話し込んでいると、マスターのキム君が来て酒のお代わりをしきりに勧める。


言われるままにもう一杯。

キム君は、積極的に営業するタイプ。
しかしぼくから見れば、年下のキム君が頑張っているのは可愛く、いつも勧められるままに飲んで気付いたら朝になっている。



家に帰ってもう一杯。


昨日も、寝たのは明け方だった。



「酒は飲んでも飲まれるな、だよ。」


いつも飲まれてるよな。


2013-03-02

和洋折衷の味つけ。
「アサリとジャガイモのバター醤油」

こんにちは!ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは、50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん、高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連らねているものです。
「どうか」と思うところも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。



それから明日、私高野がテレビ出演することになっています。

3月3日(日)22時30分~ 「大阪ほんわかテレビ」

「常識はずれのことをする注目株」というコーナーに、5分ほど出る予定です。

関西ローカルの番組ですので、関西以外の方には見ていただくことができませんが、関西の方は、ぜひ見ていただけましたらと思います。



それでは昨日の晩酌は・・・。



アサリとジャガイモのバター醤油。



アサリはこれからが旬。
酒蒸しよし、みそ汁に吸い物よし、韓国・中華・洋風もよしと、様々な食べ方があるわけですけれど、今回は和洋折衷のバター醤油。

ニンニクを使って素直に洋風にしてもいいんですが、そうするとやはり、日本酒ではなくワインが飲みたくなる。
いちいち酒を変えるのが面倒なので、ぼくは普段は、できるだけニンニクを使わないようにしているというわけなんです。

オリーブオイルやバターには、醤油がとてもよく合いますから、ニンニクを使わなくても全く問題ありません。



まず拍子木に切り、5分くらい水にさらしたジャガイモを、オリーブオイルで炒めます。


中火でじっくり炒め、火が通ったら取り出しておく。



改めてフライパンにオリーブオイルを引き、1かけのバターを入れたら、砂出しし、水でよく洗ったアサリを軽く炒める。




1/4カップほどの酒を入れ、フタをして弱火で蒸し、アサリの殻が全部開くのを待つ。



アサリの殻が開いたら、取り出しておいたジャガイモを戻し入れ、大さじ1ほどの醤油を入れる。


上下を返しながら強火で炒め、アサリの汁をジャガイモが全部吸い込んだら火を止める。



青ねぎと黒コショウをふって食べる。


これはウマイっす。



あとは、魚屋の若大将からもらった金目鯛あらの煮付け。


「目しか食べるところないですけど」とのことだったけれど、もちろん骨をしゃぶりつくす。



水菜と油揚げの吸い物。


吸い物だしで油揚げと水菜をサッと煮る。
これはほんとにウマイんすよ。



酒は日本酒常温。






肴が残っていたからもう一杯。






さらに一杯。









晩酌を終えたら、四条大宮「スピナーズ」。


カウンターが一杯だったから、九十九一似の男性と、桐島かれん似の女性がいるテーブルに割り込む。

ぼくが元々四条大宮のバーを歩き始めたのは、女性との出会いを探すことが目的だったけれど、バーに「居場所が見つかった」と思ったのは、九十九一や熊の男性など同世代の男性との出会いがきっかけ。

男性の飲み友達ができ、バーへ行くのが楽しくなったら、女性の友達もできるようになった。



カウンターが空いたから移動すると、ブルース・ウィリス似のアメリカ人が来て、隣に座った。


ブルース・ウィリスは仕事で日本へ来てもう5年、達者な日本語を話すばかりかギターもうまく、九十九一と2人でライブに出演したこともある。

ぼくは以前行ったラスベガスやらシカゴやらのことを、ブルース・ウィリスが行ったことがないというから知ったかぶりをして教える。
それをイヤな顔一つせず聞いてくれるブルース・ウィリスは、いい人だ。



九十九一と桐島かれんが帰り、九十九一が飲み残した焼酎水割りを飲んでいると、円広志似の男性が友達を連れて現れ、隣に座った。


円広志はいつも通りすでに泥酔、すぐにカウンターに突っ伏して寝始めた。

生瀬勝久似の友達は、円広志と大学の同期で30代前半。
長く「お墓」の研究をしていたそうだ。



「お墓は亡くなった当人でなく、周りの人が建てるものなんですよね。
昔は様々な形のお墓があったのに、今はどんどん均一的になっている。
『死』が希薄になってしまったことが今の日本の問題だと、ぼくは提案したいと思っているんです・・・」

生瀬勝久が言うのを聞いて、ぼくは尋ねる。

「それなら君自身が自分の死をどう考えるかも、重要になってくるんじゃないのかな。」

「それは関係ないですよ。提案するのはぼくの仕事で、自分の人生や生活とは切り離すべきだと思います。」

そこでぼくのスイッチが入った。

「いやそうやって、仕事と生活を別物と考えることこそ、ぼくは今の日本の問題なのだと思うよ・・・」



それから延々と、ぼくの説教が始まった。

「君は単に品物を売るのでなく、思想を売らなきゃいけない・・・」



ふと気がついたら、もう明け方近く。

生瀬勝久は寝ていた円広志を起こして店を出て行き、ぼくもお勘定をして家へ帰った。



家へ帰って、さらに一杯。


そのままソファで眠りこけていた。



「また訳のわからない説教したね。」


気を付けないとな。



2013-03-01

手軽にできる京都の味。
「生節と豆腐の炊いたの」

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「どうか」と思われることも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。


それから私高野が、テレビ出演することになっています。

3月3日(日)22時30分~ 「大阪ほんわかテレビ」

「常識はずれのことをする注目株」というコーナーに、5分くらい出る予定です。

関西ローカルの番組ですので、関西以外の方には見ていただくことができませんが、関西の方は、ぜひ見ていただけましたらと思います。



というわけで、昨日の晩酌は・・・。



生節と豆腐の炊いたの。



生節はカツオを蒸したもので、カツオ節のようにカチンコチンに干し上げる前の段階のもの。


春先に出回るもので、このままポン酢やショウガじょうゆで食べたり、フキやタケノコ、それに今回のように豆腐と炊き合わせたりする。
京都ではよく食べるものの一つのようで、鮮魚が手に入らなかった京都では、こういう魚の加工品を重宝したのだと思います。



生節を炊くには、初めに水で少し炊いて生節のだしを取ります。
生節のうまみが抜けきってしまわないよう、水の量をできるだけ少なくする必要があるので、小さめの鍋に生節や豆腐を隙間なくならべ、水もヒタヒタ加減にとどめ、落としブタをして煮るのがポイント。

味つけは、少し甘め。
生節は味がしみにくいので、火を止めたらしばらくそのまま置いて冷やし、味をしみ込ませるようにします。



鍋にだし昆布を敷き、生節と、生節と同じくらいの高さに切った焼き豆腐をならべ、ヒタヒタの水を張って中火にかける。



落としブタをし、沸騰してきたら弱火に落として5分煮る。



酒と砂糖、みりんをそれぞれ大さじ4くらいずつ入れ、2~3分。



しょうゆ大さじ2くらいを入れ2~3分、さらに味を見ながらしょうゆ大さじ2くらいを入れ、2~3分煮て火を止める。

そのまましばらく置いて冷やし、味をしみ込ませる。



好みで七味をふって食べる。



あっさりとして素朴で、かつ上品な味。



あとは冷蔵庫に入っていた粕汁。






大根の葉と皮のじゃこ炒め。






すぐき。









昨日も晩酌前、四条大宮のタリーズで仕事を終え、スピーナーズでチョット一杯。



一人いたお客さんもすぐ帰り、ぼくはイケメンバーテンのコウイチ君に相手をしてもらいながら生ビールを飲む。


今日もサクッと一杯飲んで帰れるかと思ったら、九十九一似の男性と、桐島かれん似の女性が来た。
九十九一は仕事仲間の「伏見のトム・クルーズ」を同行し、ギターを取り出し弾きはじめる。


雰囲気が盛り上がってきたものだから、ぼくは生ビールをお代わりした。







九十九一と桐島かれんとは、料理の話で盛り上がった。
桐島かれんが料理上手なのは知っていたけれど、話を聞くと、九十九一もかなりのもの。

十八番の「豚キムチ」の作り方は、何ともうまそうだった。

ここで紹介すると・・・。

豚肉は、蒸し豚を使うのが一番おいしいけれど、バラ肉やコマ肉でもいい。
ゴマ油でサッと炒めたら、しょうゆとみりんで味つけする。

キムチを汁もたっぷり入れ炒めたら、火を止めて生卵を割り落とし、全体を混ぜてフタをする。

卵が半熟加減になったら、冷ご飯にかける・・・。

これは今度、ぼくもぜひ作ってみたいと思った。



そうこうするうちに、熊の男性が来た。
そこで生ビールをもう一杯。






家に帰ったら11時。

うすい芋焼酎水割りにレモン汁をたらしたのを飲みながら、生節を炊く。


生節には燗酒。


酒を飲み終わっても、肴がまだ残っていたから芋焼酎水割りレモン。


肴がなくなってしまったら、デザートの日向夏みかんを出してきて、さらに芋焼酎水割り。






「この意志の弱さは何なのよ。」


まったくな。



朝は生節のだしを薄めてうどん。