2012-09-30

水菜の肉豆腐

今日の晩酌は・・・。
週に1ぺんは食べないと気がすまない豚肉。
炒めるのもいいけれど、豆腐と一緒にだしで煮るのがまたうまい。
定番の長ねぎ、しめじに加え、今日は水菜を入れることにする。





まずはだしを取る。
天然だしの味を一度おぼえてしまうと、もう化学調味料にはもどれなくなる。
4カップくらいの水に、5センチ角くらいのだし昆布と一神の削りぶしを入れ中火にかける。
沸騰したら弱火にし、アクを取りながら3分くらい煮て、ペーパータオルで濾す。





だしに味付けして肉を煮る・・・。
調味料は、日本酒とみりん、うすくちしょうゆを大さじ5くらいずつ。
アクを取りながら、弱火で2~3分。





豆腐を入れる。
豆腐は今日は、焼き豆腐。
ふつふつと沸き立つくらいの弱い火で、15分ほど煮る・・・。





ぶつ切りの長ねぎとしめじ、水菜を入れてひと煮する・・・。






あとは白菜のおひたし。
白菜は、ゆですぎないよう気をつける。





知人にもらった塩イカでサラダ・・・。
塩イカは、皮をはいだイカを塩で一晩つけ、水と酒で煮たもの。
セロリとスプラウト、玉ねぎをくわえ、サラダ油と酢、しょうゆ、からし、塩コショウのドレッシングをかける。





いただきます。






だしの味がしっかりとしみた豆腐がたまらない・・・。











おっさんは、矢沢永吉を意識している。

床屋では、「矢沢みたいにしてください」と言う。
最近では、矢沢風のヒゲもたくわえはじめた。



ヒゲはなかなか好評で、よく行くカフェの店員の女の子から、

「よくお似合いです」
「素敵です」

と言われる。
さらに帽子をかぶるようになってから、まわりの女の子が自分を見る目が変わったとおっさんは思う・・・。



「チェブ夫、オレも矢沢風の渋いオヤジになってきたかな」
「信じる者は救われるというからいいんじゃない」


2012-09-29

ナスと鶏のみそ炒め

今日の晩酌は・・・。
まさに今、旬まっ盛りのナスを使って、定番料理のみそ炒め。
ナスはゴロゴロと大きく切って、鶏肉、甘長とうがらしと炒め合わせる。
ナスに味をしみさせたいから、炒めてから少し煮込むことにする。





まずはナスを炒める。
たっぷりのゴマ油を使い、火加減は強火。
あとで煮込むから、まだ少し固いくらいのところで火からおろす。





次は甘長とうがらし・・・。
サラダ油を少々。
シャキシャキ感を残したいから、強火でさっと炒めるだけにする。





鶏もも肉。
サラダ油少々で、炒めるというより「焼く」感覚。
まずは皮目、それから箸で1つ1つひっくり返して、中火でこんがりと焼き色をつける・・・。





鶏肉に焼き色がついたら火加減を強火にし、輪切りの鷹の爪少々を入れ、ナスをもどし入れる。
少し炒めたら、ゴルフボール大くらいの赤だしみそ、日本酒とみりん大さじ2、砂糖大さじ2~3くらい、水カップ4分の1でやや甘めにした合わせ調味料を入れる。
強火のまま、汁気がなくなってくるまで2~3分煮る・・・。





甘長とうがらしをもどし入れ、酢小さじ1を入れてひと混ぜする。






ナスと鶏のみそ炒め。






あとはみょうがとキュウリ、ワカメのサラダ。
ドレッシングはオリーブオイルにポッカレモン100、しょうゆとみりん。





いただきます。






味がしみたトロトロのナスとシャッキリとした甘長とうがらし、それに鶏肉・・・。











昨日は晩酌を終えてから、和久井映見と四条大宮のバー「スピナーズ」へ出かけた。
ひと回りも年が下の彼女ができたおっさん、うれしくて仕方がない。
できればそれを人に自慢したい気持ちがある。



カウンターにならんで座る、おっさんと和久井映見。
マスターのキム君は、注文を聞いて酒を作る。
カウンターには熊の男性や吉岡秀隆似の男性もいる。



ところがカウンターの話題は2人のことにはなかなかならない。
キム君も「最近どうなんすか、2人は」とも聞いてこない。
当てがはずれたおっさんは、和久井映見と2人で話しながら酒を飲む・・・。



そこへ急に、おっさんが広島にいた頃からの友人D君が店に現れた。
D君はおっさんのブログを毎日見ている。
東京へ出張の帰り道、今日ならおっさんはスピナーズで飲んでいるだろうと途中下車してやって来た。



「お、もしやこの女性が和久井さんですか」

和久井映見の隣にすわったD君、おっさんの期待通りに話を振ってくる。

「あ、わかりましたか、いやいやいい年をしてお恥ずかしい・・・」

おっさんはわざと気のない答え方をする。

「いいですね、素敵な女性じゃないですか・・・」

3人はしばらく、2人の馴れ初めなどの話をする・・・。



おっさんがトイレに立ち、ちょうどトイレから出てきた時、綾瀬はるか似の女性が店に入ってきた。
四条大宮の飲み屋で何度か顔を合わせ、言葉を交わしたことがある綾瀬はるかに、入口まで出迎え挨拶をするおっさん。
おっさんは、綾瀬はるかが好きだったことがある。



カウンターにすわった綾瀬はるかに、キム君が話題を振る。

「おっさんは、こちらの和久井映見さんと付き合い始めたそうなんですよ・・・」

綾瀬はるかは目をキラリとさせて、おっさんに向かって言う。

「そうなんですか、おめでとうございます・・・」

和久井映見との話題で盛り上がるカウンターに、有頂天になるおっさん。

「いやいくつになっても、恋愛っていいものですよね・・・」



カウンターで和久井映見とのことを話しながら、おっさんは思う。

「綾瀬さんとは、彼女ができてからのほうが関係が近くなれそうだ・・・」



そこへイケメンバーテンのコウイチ君が、おっさんの脇へ来て耳打ちした。

「おっさん、チャックが開いてます・・・」



「綾瀬はるかに見られた・・・」



あわててチャックを閉めるおっさんの姿を、見て見ないふりをする綾瀬はるか・・・。



「まったくもうしっかりしてよ」
ゆるゆるだな、ほんとに。


2012-09-28

小松菜と豚肉の炒めもの

今日の晩酌は・・・。
八百屋に少し前から出回りはじめていた小松菜も、今まではキュウリやら万願寺とうがらしやらに押されて手が伸びなかったけれど、ちょっと涼しくなると食べたくなる。

小松菜の食べ方も色々あるけれど、やはり1つの定番は豚肉との炒め合わせ。
しょうゆ味に唐辛子をきかせ、削りぶしで風味をつけることにする。





まずはサラダ油少々を強火で熱し、豚コマ肉200グラムを色が変わるまで炒める・・・。






鷹の爪少々と細く切ったシイタケ3~4個、ざく切りにした小松菜1把を入れ、小松菜がしんなりするまで炒める。






水4分の1カップ、日本酒としょうゆ各大さじ1、おろしたショウガ少々の合わせ調味料を入れ、1~2分煮て小松菜に火を通す・・・。
水溶き片栗粉でとろみをつけ、削りぶし少々を加えて全体をまぜる。





小松菜と豚肉の炒めもの。






いただきます。






唐辛子と削りぶしの風味が全体を引き締めてくれている・・・。











「そういえば私に『彼氏いるの』って、一度も聞いてないね・・・」

和久井映見がおっさんに感心した様子で言った。

たしかにおっさんは、彼氏がいるのかどうかを和久井映見に確認していない。



おっさんは、和久井映見は住んでいる東京を半年も離れて、一人で京都に滞在しているのだから、彼氏はいないのだろうと勝手に決めつけている。
それ以前におっさんは、そもそも女性に彼氏がいるのかどうかなど、聞くことに意味がないと思う。

「結婚は別として、彼氏などいくらでも取り替えがきくものだ。アプローチするだけしてみて、好きになったらこちらを彼氏にしてもらえばいい・・・」



「でももし和久井さんに彼氏がいたらどうするの?」
それはないと思うんだけどな。


2012-09-27

白菜と油揚げの煮物

今日の晩酌は・・・。
厚揚げと小松菜を炒め合わせようと思って八百屋へ行ったら、小松菜が売り切れだった。
それで白菜を買って豆腐屋へ行き、女将さんとも相談して、味がよくしみたほうがうまい白菜だから、炒めるのでなく炊いてしまうことにする。





まずは鍋を弱火にかけ、ちりめんじゃこ1つまみを軽く乾煎りする・・・。






水2分の1カップと日本酒、みりん、しょうゆ各大さじ2を入れ、短冊に切った油揚げを少し煮る。






細めに切ったシイタケ4~5個とざく切りにした白菜4分の1を入れ、フタをして中火で煮る・・・。
白菜がしんなりしたら上下を返し、煮時間は10分くらい。





白菜と油揚げの煮物。






あとはイワシの梅煮。
筒切りにしたイワシをだし昆布をひいた鍋にならべ、日本酒カップ1、みりんとしょうゆカップ4分の1、砂糖大さじ3、それにていねいにそぎ切りした梅肉2~3個分を入れ、水をたっぷりとかぶるくらいに注ぐ。
落としブタをし、とろ火で2時間くらい煮て、最後は火を強めて煮汁をほぼ煮詰める。





ナスのおひたし。
ヘタを落としたナスを水で6~7分、箸でつまんで少しやわらかい感じになるまでゆでる。
常温で冷ましてやさしく絞り、削りぶしにショウガじょうゆをかける。





いただきます。






味がしみた白菜と油揚げがうまい・・・。






圧力釜を使わずに、普通の鍋でコトコト煮ると、イワシは骨までやわらかいのに脂が抜けない。











おっさんは和久井映見と恥ずかしいほどのラブラブ状態。
昨日は和久井映見に付き合ってもらい、河原町のユニクロへジーンズを買いに行った。



奇抜な色やデザインを選びそうになるおっさんに、無難なものをアドバイスする和久井映見。
女性と買い物することなど絶えて久しく、店員に聞くしかなかったおっさんは、「つくづくありがたい」と思う。



買い物が終わるとカフェでお茶。
他愛もない話をするうちに、あっという間に時間が過ぎる。



和久井映見と別れて歩く道すがら、おっさんは考える。

これまで年配の男性芸能人が若い女性と結婚する話を聞いて、「苦労するぞ」と思っていたけれど、やはり恋愛はいいものだ。
苦労などあったとしても、屁でもない・・・。



とその時、おっさんの腿のあたりが急に冷たくなった。
振り返ると水まきをしていたおじいさんが、おっさんに水をかけていた・・・。



「上の空で歩いてるからだよ」
そうだな、気を付けないとな。



2012-09-26

スルメイカと里芋の煮物

おっさんの昨日の晩酌は・・・。
出はじめた里芋を使って、スルメイカと里芋の煮物。





まずはだしを取る・・・。
カップ1杯半のだしができるようにする。





里芋を下ゆでする。
10分ほどゆで、皮をむく・・・。





軟骨をはずしたスルメイカの胴は輪切りに、ゲソはぶつ切りにして、だしでさっと1分ほど煮る。
だしにイカの味がついたところでイカは取り出しておく・・・。





だしに日本酒とみりん、砂糖各大さじ2を入れ、落としブタをして里芋を中火で5分煮る・・・。
さらにしょうゆ大さじ2を入れ10分ほど煮る。





煮汁がだいぶ煮詰まってきたところにイカをもどし入れる。
全体をかき混ぜて煮汁をからめながら強火で2~3分煮て、煮汁はほぼすべて煮詰めてしまう・・・。





スルメイカと里芋の煮物。






んまい・・・。
ほっくりと煮えたイカと、味のしみた里芋・・・。










先日四条大宮のバー「スピナーズ」へ行ったら、カウンターで政治の話になった。

おっさんは、「政治には興味がない」と思う。
どの政党が政権を取っても、日本がよくなるとは思えない。
それよりは、自分の身近なところでできることをやった方がいい・・・。

カウンターの話には入らず、横で聞いているだけにした。



家に帰って和久井映見と話をする。

「今の政治のひどさを考えると、日本はこれからどんどん悪くなる。10年後に決定的な破局が訪れたあと、若い世代が次の日本を担っていけるよう、大切なことを今伝えておくことが大事だと思う」

「次の選挙はどうするの」

「いいと思うところもないし、棄権しようと思っている・・・」



そこへチェブ夫が口をはさんだ。
「若い世代に丸投げだね」



やっぱそれじゃあダメだよな。


2012-09-25

イワシ焼き、中抜き菜のじゃこ炒め

おっさんの昨日の晩酌は・・・。

イワシは今がまさに旬。
スーパーでも魚屋でも、丸々太ったのが激安価格で売っている。

イワシはまずはただ塩焼きすればうまいけど、塩焼きばかりではしょっちゅうは食べられない。

そこで今回は手開きしたイワシをフライパンで焼いてみる。
イワシを手開きするのは全然むずかしくないし、できるようになると応用範囲が広いから色々ちがったイワシ料理が作れるようになる。
初めのうちは失敗しても、2~3匹でもやるうちに、コツがつかめるようになるとおもうよ!





まずはイワシをよく洗ってペーパータオルで水気をふき取る・・・。

包丁で頭を落として腹から尾のところまで切込みを入れ、ハラワタをかき出す。
横に持ち、両手の親指を背骨の上に入れながら、背骨と身をはずしていく。

反対側も同じようにやったら背骨をつまむようにして身からはずし、尾びれのところで引きちぎる。





開いたイワシに軽く塩コショウして片栗粉をまぶす・・・。

ハラワタの残りや血はコクのもとになるから、洗い流してしまわないのがポイント。





フライパンにサラダ油少々をひき、まずは皮目、つづいて身を中火でこんがりと焼く・・・。






イワシ焼きの出来あがり!

青ねぎでもふって、ポン酢しょうゆをかけて食べる。





あとは中抜き菜のじゃこ炒め。
スーパーや八百屋へ行くと、ぼちぼち冬野菜が出回るようになっている。
中抜き菜は間引きをした大根のこと。
他の青菜にくらべると値段が安く、大きな束が100円とかで売っている。





水でよく洗って水気を切った中抜き菜をざく切りし、強火にかけたフライパンにゴマ油をたっぷりひいて、まずは根の部分を炒める・・・。

つづいて葉を入れ、しんなりとしてきたらちりめんじゃこを入れる・・・。





しょうゆ少々を鍋肌からまわし入れれば出来あがり!






イワシ焼き・・・。

ホクホクのサクサク。





中抜き菜のじゃこ炒め。

素朴な味がする・・・。





和久井映見はおっさんと買い物などへ連れ立って行くとき離れて歩く。

「一緒にいると恥ずかしい・・・」

商店へ行けば、お店の人と大きな声で長話をする。
スーパーでもレジの女性と挨拶の言葉をかわす。
レストランでも店員にあれこれと質問する。
どこへ行っても王様気分で他人に話しかけるから、一緒にいるとどうしていいかわからなくなるのだそうだ。



でもおっさんは思う。

ネットでちまちま検索するより直接人に聞いたほうが早い。
それに知り合いや友だちが増えるのはいいことだ・・・。



「おっさんはどこへ行っても生きていけるね」

和久井映見は言う。

「自己中心的と言われても、人間まずは自分を信じるしかないからな」

おっさんは応える。



そこへチェブ夫が口をはさんだ。

「みんなただお客さんだと思って親切にしてるだけだよ」

おまえはほんとにひねくれた奴だな。