2013-01-31

東京にて


今日もご訪問いただきありがとうございます。

50歳バツイチ独身一人暮らしのおっさん高野が、日々の自作料理を中心に、毎日の出来事を脈絡なく書きつづる拙いブログですが、楽しんでいただけましたら幸いです。



昨日も東京。


東京に来るたびに思うこと・・・。

「人が多い・・・」

東京に40年以上住んだぼくは、東京に住んでいるときにはこれが普通だと思っていたけれど、一度地方に住んでしまうと、東京にいかに人が多いかをつくづく思い知らされることになる。



渋谷や原宿を初めて見た地方生まれの青年が、

「今日はお祭りですか」

と目を丸くしていたことがある。

すし詰め電車に毎日1時間以上乗る生活も、名古屋の人は、

「そんなことをするくらいなら会社を辞める」

と言っていた。

狭い場所に人が密集することによって生まれるエネルギーがあるわけだけど、暮らすには、地方のほうが気楽なのは間違いない。



東京へは、これから始まる予定の新しい仕事の、研修のために来ている。
広島時代の友人が、声をかけてくれたのはありがたい。

新しい仕事は、新たな人のつながりを生む。
人のつながりが広がっていくのは、たのしい。



研修が終わったら、湯島の居酒屋へ。


100年以上の老舗だそうで、店構えも風格がある。

寒いから、いきなり熱燗。
この店は、日本酒の銘柄も1種類しか置いていない。



頼んだ肴は、しめサバ、ブリのねぎ間、イワシ岩石揚げ、白子焼き。
豚と新ジャガの煮込み、豆腐の煮込み、揚げとチーズのはさみ焼き、生麩田楽・・・。

京都とはちがう、ちょっと濃いめの東京の味。、
店構え同様、味にもそれぞれ風格がある。



さらに湯島の裏路地にあるバーへ。


同行の二人は赤ワインを頼んだけれど、ぼくはシーバスリーガルの水割り。

ぼくは気分が良くなって、研修中の覚えたばかりのことを熱弁。
たぶん二人に苦笑いされていたかも。



話に夢中になっているうちに、夜行バスの出発時間が迫ってきた。
ぼくはタクシーで新宿へ出て、夜行バスで一路京都へ。

夜行バスは、シートの微妙なちがいで寝やすいのと寝にくいのがある。
昨日のバスは寝やすくて、おまけに空いていて前にも横にも人がいなかったからぐっすり熟睡。

トイレに行きたいと思って起き、「サービスエリアに止まらないかな」と思っているうちに京都に着いた。



京都駅前でビールを一杯。


家に帰り、ひと風呂浴びて布団に入ったら、5時間の爆睡。



「今回前の彼女に連絡とってみたんだよね。」


折り返しなかったけど、それでいいんだ。


2013-01-30

四条大宮ナイト

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昨日は友達の女性とその息子さんが京都へ来たから、一緒に食事をすることに。


どこを案内しようかと思ったけれど、やはりここは、四条大宮。



「酒房 京子」。


ここはぼくが知っている限りの店で一番いい。



まずビール。



あとは黙っていても、心尽くしの料理が次々出てくる。



ニシンとナスの炊いたん。


やわらかく煮えたニシンと味のしみたナスに、いきなり初っぱなからノックアウト。



フグあらの湯豆腐。


白みそ仕立てのやさしい味。



生節の炊いたん。


しっとりと炊き上げられている。



ちょっと一息。






トマトのチーズ焼き。






厚揚げの焼いたん。






ちくわとキュウリの酢の物。






かに雑炊。






これだけのごちそうを食べ、ビールを2本、熱燗8合ほどを飲み、それにソフトドリンクで、1人あたり3,500円。

京子さん、安すぎるっす。



つづいてKaju、そしてスピナーズ。




スピナーズでは、友達の息子さんを常連のお客さんが相手をしてくれ、息子さんも満喫してくれたみたいだった。



その後、ぼくは夜行バスで一路東京へ。



到着したら、まずビール。



「ちゃんと仕事してよ。」


わかってる。


2013-01-29

魚介の炒めはこれが定番。
「イカとニラのオイスターソース炒め」

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昨日は新鮮なスルメイカが魚屋に山と積まれていたから・・・。



ここはやはり定番の、イカとニラのオイスターソース炒めっす。



イカやカキ、アサリなどの魚介類は、ニラや青ねぎなどと一緒にオイスターソースで炒めるとうまい。
中華料理ではもちろんニンニクを入れるわけですが、ニンニクを入れてしまうと他の和風料理に合わなくなるから、かわりにゴマ油や砂糖などを使ってコクを出すようにする。

あとはここに、赤唐辛子と酢を加え、ピリ辛すっぱい味にすると爽やかになるのでオススメ。

下に敷いたキャベツは、冷蔵庫に余っているから使っただけのことで、別になくてもかまいませんが、あるとやはり、うまみの汁を吸ってくれてうまいです。



まずはスルメイカをさばく。


胴から中身を抜きとり、胴は中にタテに入っている軟骨をとり出して輪切りに、中身は目の下で切って、ゲソをぶつ切りにする。



ゴマ油をひき、輪切り唐辛子ひとつまみを入れたフライパンを強火にかける。



フライパンに煙が立ってきたら、イカを入れる。

シメジはやはり冷蔵庫に余っていたから入れたので、別に入れなくてもいいですが、入れると風味が出てうまいです。



1分ほど炒め、イカが赤く色づいてきたら、すかさずニラを入れる。



20~30秒炒めてニラがしんなりしかけてきたところで、合わせ調味料を入れてひと混ぜし、火を止めて塩加減する。

合わせ調味料は酒とオイスターソースが大さじ1、砂糖と酢、片栗粉が小さじ1。



出来あがりますた。


魚介とニラ、オイスターソースは、ほんとによく合いうまいっす。



あとは厚揚げの焼いたの。


フライパンで焼き、青ねぎとショウガじょうゆをかける。



アサリの赤だし。










昨日、四条大宮のバー「スピナーズ」へ行ったら、店にいたのはバーテンのK君にくわえ、お客さんの男性ふたり。
出会いを求めてバーへ行くといっても、行ってみるまで誰がいるかはわからないから、こういうこともちょくちょくある。

ただスピナーズはドアがガラス張りになっているから、外から覗いて「女性がいない」となれば引き返すこともできるけれど、そうしてしまうのはつまらないと思う。

ぼく自身スピナーズへ行くのが楽しくなったのは、女性ではなく、男性の友達ができるようになってからだった。



店に入ると、男3人が恋愛談義に花を咲かせていた。
20代後半のバーテンK君は、

「ぼくは一人暮らしの家にぼくが一人で行っても何もしないで帰るような、そういう女性の友達が何人かいます」

という。

それに対して30代の男性2人は、

「そんなのはむしろ女性に対して失礼だ。『据え膳食わぬは男の恥』というじゃないか」

という。



ぼく自身のことをいえば、仕事の関係は別として、恋愛感情を抜きに女性と付き合えるとは思えない。
相手が気の合う女性であればあるほど、友達としての感情よりも、恋愛感情が自然に芽生えてしまうことになる。

ぼくが今、女性と友達関係を作ろうとしていることも、その先恋愛に発展することを前提としている。

またぼくは、付き合って別れた女性と、友達として付き合っているというケースがいくつかあるのだけれど、それは一度恋愛をし、終わったからこそあり得ることだ。



30代の男性S君は、

「たとえば友達の女性に、

『今夜は寂しいから一緒に寝て』

と言われたら、ぼくは寝ると思うけれどもそれは恋愛とは違う」

という。

それに対して、そのときちょうど入ってきたお客さんの女性が、

「女性は恋愛感情をまったく抜きにしては男性と寝られない」

とこたえ、この話は終りになった。



「男と女のことは難しいね。」


ほんとだな。



2013-01-28

味のしみた白菜はしみじみうまい。
「豚肉と白菜の炒め煮」

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余っていた白菜をそろそろ食べてしまわなければいけなかった昨日の晩酌は・・・。



豚肉と白菜の炒め煮っす。



これは向田邦子レシピを元にしているんですが、白菜が豚肉、そしてシイタケのうまみを吸って、何とも癒される味になる。
向田邦子は酒としょうゆだけの味つけですが、今回はゴマ油に唐辛子、それにオイスターソースを使い、少し濃いめの味つけにしてあります。

それからこの料理のポイントは、やはり白菜の切り方。
白菜に味をしっかりしみ込ませるため、多少面倒にはなるけれど葉と茎を分け、茎は包丁を寝かせてそぎ切りするようにする。



まずはフライパンにゴマ油をたっぷり引き、輪切り唐辛子をひとつまみ入れて強火にかける。



輪切り唐辛子からチリチリとあぶくが出てきたら、つづいて豚肉を投入。

ぼくは豚肉は、いつも安くてうまいコマ肉。昨日は250グラムを使いました。



肉の色が変わったから、ここで合わせ調味料を入れてひと混ぜし、肉に味を付けてしまう。


合わせ調味料は酒大さじ2、しょうゆ大さじ1、オイスターソース大さじ1。



5ミリ厚さほどに切ったシイタケ3枚と、葉はざく切り、茎はそぎ切りにした白菜1/4株を入れる。



フライパンのフタをして中火に落とし、ときどき上下を返しながらじっくりと火を通す。



白菜がしんなりとしたら味を見て塩を足し、火加減を強火にもどして斜め切りにしたネギを入れる。


ネギがしんなりとしたら酢小さじ1を入れ、ひと混ぜして火を止める。



出来上がりますた。


味のしみた白菜は、つくづくうまいっす。



あとはキムチとちりめんじゃこの冷奴。






水菜と油揚げの吸い物も作った。










昨日はカフェでの仕事を終え、夜の9時頃スピナーズへ行った。

と書くと、ぼくがカフェでボーイでもやっているようだけれどそうではなく、カフェで原稿書きの仕事をしているという意味です。

これから風呂に入り、飯の支度もしないといけないのに、なぜそんな時間にスピナーズへ行くかといえば、出会いを求めているからに決まってる。



前回久しぶりに、かなりハマり込んだ恋愛をしたぼくは、やはり恋愛はいいものだとつくづく思った。
人間まずは1人でも、うまいものをちゃんと食べていれば最低限は幸せだけれど、うまいものを好きな人と一緒に食べると、幸せな感じはさらにふくらむ。

そこでぼくは、

「これからは恋愛に生きよう」

と決意した次第。



といっても恋愛は、相手の気持もあることだから、なかなか一筋縄ではいかない。
前回の恋愛で自分がツラくなってしまったのは、自分ばかりがのめり込み過ぎたからだと反省している。

そこで今回は、あまり前のめりになることなく、まずは「友達を増やそう」と考えている。
たくさんの種をまき、その中から恋愛へ育っていくのをじっくり待とうという作戦。



スピナーズは、いつも行く深夜の時間帯は、会う顔ぶれも固定してきている。
時間帯を変えれば、新しい出会いがあるかもしれない・・・。



「でも二兎を追うもの一兎をも得ずとも言うよ。」


たしかにそうだな。


2013-01-27

タラとキムチはこれがまた合う。
「タラのキムチ鍋」

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今日の晩酌は・・・。



タラのキムチ鍋。



タラは水炊きにしてポン酢で食べるちり鍋が、最も定番の食べ方だと思いますけど、キムチ鍋に入れてもまたうまい。

タラはだしがあまり出ないから、本当は昆布に削りぶしでだしをとったほうがおいしいけれど、キムチからもだしが出るし、あとはアサリを入れれば、昆布だしだけでコクは十分。

野菜は好きなものを何でも入れればいいけれど、玉ねぎにジャガイモが、キムチ鍋にはとても合う。

味つけは、コチュジャンは使わずあっさり仕上げることにする。



鍋に5センチ角くらいのだし昆布と食べやすい大きさに切ったタラを入れ、水を張って中火にかける。


タラはあらを使ったけれど、別に切り身でも、ロシア産の甘塩のやつでもいい。



アクをとりながら5分ほど煮て、キムチをがっぽりと入れる。


あとは味を見ながら、水が4カップなら、日本酒大さじ4、みりんとうすくちしょうゆ大さじ2、塩少々くらいで味つけする。
辛味が足りないときは、この場合コチュジャンより韓国唐辛子を入れたほうがうまい。



玉ねぎやジャガイモ、油揚げなど、火の通りにくいものから入れて煮る。



5分ほど煮てアサリを入れ、アサリの殻がひらいたら、しめじと水菜を入れてひと煮する。



淡白なタラと、キムチの味はよく合う。



だしの味を吸い込んだジャガイモや油揚げがまたうまい。






先週久しぶりに新福菜館三条店で昼ビールをしたら、焼けぼっくいに火がついて、今週もまた行きたくなってしまった。


昼から飲むビールがうまいこともあるけれど、新福菜館三条店のギョウザやビールは依存性がある。



これは依存症が何でもそうであるように、新福菜館三条店のギョウザやラーメンを食べると、幸せな気持ちになってしまうからだ。
ぼくはおいしいだけでなく、幸せにまでなるラーメンを、この店以外で食べたことがない。

依存症になっているのは何もぼくばかりではなく、いつも行く豆腐屋のご主人と女将さんも、やはり毎週新福菜館三条店へ通っていると言っていた。
たぶんそういう人は、少なくないのではないかと思う。



まずビール、それからキムチとギョウザをたのむ。


ギョウザを待ちながらビールを飲んでいるうちに、気持ちは徐々に高まってくる。



そしてギョウザ。


皮の厚さ、肉と野菜の割合、焼き加減、すべてにおいて程よいこのギョウザを食べると、一気に幸せ感に包まれる。



ギョウザを食べ終わる少し前に、ラーメンをたのむ。


甘辛くやや酸味があるスープをすすり、プリプリとしたチャーシューをかじり、コシのある麺を頬張ると、幸せは絶頂に。

食べ終わるころには幸せすぎて、ノックアウトされている。



「おっさんは手軽に幸せになれていいね。」


ほんとにな。