2010-11-24

晩めし

昨日は鍋まつり、あんなにたくさんの種類の鍋をいちどきに食べたのは初めてだったが、やはり基本は、お腹が空いているときに食べた順にうまかった。食い物はなんでもそうだよな。

というわけで昼間あれだけ鍋を食べたので、夜はさすがに鍋ではなく、久しぶりに鶏ももの塩焼き。久しぶりと言っても、鶏もも肉自体は、しょっちゅう食ってるな。

表裏に塩を多めにすり込んで、それをフライパンで、弱火でじっくり焼くというだけの代物、青ネギとレモン汁をかけて食べるのだが、うまいと思うのだな、これは。また昨日は焼き加減が絶妙になってしまって、もちろん偶然だが、皮はパリっとしながら、中はモチモチ。完全に死んだ。

鶏もも肉を焼くのは、意外に難しくて、僕も初めのうち何回も失敗したのだが、こういうものはやりながら、加減を徐々に体得するしかない。煮物は味見ができるから、失敗するということは、余程のことでもないと考えられないが、焼き物は中が見えないから、串をさして様子をみるとか言うが、最後は想像力の勝負になってしまうのだ。

基本は、ちょっと油をしいたフライパンを、弱火に火加減して、皮を下にして焼き始める。フタはしない。皮がこんがりとキツネ色になったら裏返すのだが、この間15分か20分くらいかかると思う。ひっくり返して10分くらい、またこれもこんがり焼き色が付いたら出来上がり。こうやって説明すると簡単なのだが、実際にやってみると、焼き過ぎず、焼き足りず、うまく焼くのはけっこう難しいのだ。

鶏に合わせるのは、水菜のおしたし。塩をふった湯でさっと茹でて、水で冷やして絞る。おかかと醤油をかけて食べる。

そして昨日は、湯豆腐をやってみた。湯豆腐は初めてだったのだが、初っ端からいきなり失敗、パックに入った豆腐を鍋に移すとき、ちょっと崩れて、方向もずれて、見た目が汚くなってしまった。これどうやるのが正しいんだ。パックに入れたまま切って、それを裏返して手でうけて、鍋に移そうとしたらこうなってしまったのだが、やはり鍋を逆さにして、豆腐パックの上にかぶせて、そのままひっくり返すというようにすべきだったか。

タレは、醤油に、しょうが、おかか、青ネギ。豆腐には、ポン酢より、ただの醤油のほうが、僕は好きっす。

酒はいつもの通り、松竹梅の熱燗。