2010-10-13

秋鮭の石狩鍋風

今日も買い物は、スーパーマツモト。朝、折り込みチラシを見て、秋鮭が特売で出ていたので、それで鍋をしようと決めていたのだ。味噌仕立てにすることは決めていたのだが、石狩鍋「風」としたのは、僕はこれまで実際の石狩鍋を食べたことがないので、鮭を使った味噌仕立ての鍋、というほかに、もし何か石狩鍋の定義にかかわることがあってはいけないと思って、あえて「風」としておいたのだ。

ほんとはこんなこと、ネットで調べればすぐ解るのだが、レシピとかを見てしまうと、絶対に余計なことが書いてあって、思った通りにするのをためらうことになってしまうので、見ないほうがいい。一人暮らしの料理というのは、失敗しても誰に迷惑をかけるわけではないのだから、だったら思った通りにやって、失敗したほうがよっぽど楽しいのだ。

でその秋鮭だが、僕が行った時間が遅かったためか、切り身はすっかり売り切れていたのだが、おお神よ、ありがとうございます、アラは二つばかし、きっちり残っていたわけで、僕は切り身より、アラの方がよっぽどいいに決まってる、早速買って帰ったというわけだ。アラはふつうの切り身より脂がのっててうまいのに、しかも安いという、ほんとにこんないいものはない。

ちなみにスーパーマツモト、塩サバは売ってるのだが、生サバは売っていない。サバはそろそろシーズンだし、グルメシティーや西友ではふつうに売ってるので、スーパーマツモトでは「生サバは出さない」という判断をしているということだ。スーパーマツモトは、京都府亀岡市に本社がある、京都系のスーパーなわけだから、そこが生サバは置かないという判断をするということは、京都の食生活を反映しているものがあるのだろうな。

熱湯にさっと通した秋鮭と野菜をフライパンに並べ、昆布を浸しておいた水を、昆布ごと入れる。味付けを、当然味噌は入れるのだが、みりんとかで甘みを付けようか迷ったけれど、けっきょく味噌だけにした。酒は入れようと思っていたのに、それは忘れていたのだが、まったく問題ない。というか、このほうがおいしい、たぶん。

だいたいレシピを見ると、もっとほかに、いろいろ入れたり、手をかけるようになっていたり、するに決まっているのだ。でもほんとにその調味料や手間が必要なものなのかどうかは、思い付くいちばん単純な方法でやってみないと解らない。単純な方法でやってみて、問題があれば、調味料や手間をふやすというようにする。

菜っ葉は、こないだも使った「はくさい菜」。白菜と青菜の中間みたいなやつで、198円と安いから、絶対に余るに決まっている白菜の1/4カットと、今日398円もした春菊を買うことを考えると、とても合理的なのだ。味もまさに、白菜と青菜の中間。