2013-04-27

鶏ソテー梅バターソースのワンプレート、スピナーズ

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

鶏ソテー梅バターソースのワンプレート。

ツイッターで海外の自作料理を見ていると、
鶏肉などのソテーにイエローライスなどのご飯、それに生またはソテーした野菜のワンプレートがすごく多いんです。
これはヨーロッパやアメリカに限らず、
シンガポールなど東南アジアの人もよく食べている。



このスタイルは日本に輸入されて、カレーライスやチキンライスなどになっていると思いますけど、
日本人にとってはどちらかと言えば、お皿に盛られているのはあくまで「おかず」で、
主食であるご飯は、それとは別に盛られていてほしいところなんですよね。

だから洋食でも、ライスはかならず別皿に盛るし、おかずに添えられているポテトなどは、「付け合わせ」と言ったりする。

でも海外の人は、一つのお皿に主食までが盛られていることに、
あまり抵抗がないように見えます。
添えられているベークドポテトやマッシュポテトも、付け合せではなく、あくまで主食なんですね。

そのあたりの違いが、どういうところから来るものなのか分かりませんが、
「面白いな」と思うんです。



それで昨日は、その海外のワンプレートを、形としては、
できるだけ忠実に真似したもの。

鶏のソテーと、グリーンピース入りのイエローライス、
それにほうれん草としめじのソテー。

ただ味つけについては、日本風を取り入れて、
「梅バターソース」としました。

これは要は、鶏をソテーしたその残り汁に、梅肉とバターを混ぜたものなんですが、
鶏肉と合い、すごくおいしいんです。



それでは早速、作ってみたいと思います。



まずは鶏のソテー梅バターソース。

鳥のソテー梅バターソース



フライパンにオリーブオイルを弱火で温め、叩き潰したニンニクを焦がして風味をつけ・・・、


そのまま弱火で、まずは皮目から、塩コショウをした鶏もも肉をこんがり焼く。


フライパンに残った油に、包丁で叩きペースト状にした梅肉を、梅干し大1個分、バターと酒大さじ1くらいを入れ・・・、


弱火にかけながらよく混ぜて、鶏肉の上からかける。



次はグリーンピース入りイエローライス。

グリーンピース入りイエローライス



鍋にオリーブオイルを引き、ニンニクと玉ねぎのみじん切り少々を弱い火でじっくり炒め・・・。


さらに米1カップを洗わずそのまま入れて、やはりじっくり炒める。


熱湯1.2カップと塩小さじ1、ターメリック小さじ1/2、それにグリーンピースを入れ、1~2分、鍋を揺すって全体を混ぜながら中火で煮たら・・・。


弱火で15分、さらに火を弱くして10分炊く。



ほうれん草としめじは・・・、

ほうれん草としめじのソテー

オリーブオイルでサッと炒め、塩コショウする。



ワンプレートに盛り合わせ、イエローライスとほうれん草のソテーにも、梅バターソースをまぶしつけながら食べる・・・。

鶏ソテー梅バターソースのワンプレート

非常にウマイっす。






昨日は定例の、四条大宮「スピナーズ」の日。
晩酌を済ませ、皿も全部洗って出かけるのがいつものパターン。

店に入ると、飲み友達の熊の男性の隣が空いている。
ぼくはそこへ座って、バーボンの水割りを頼みます。



バーのカウンターは、誰がいて、自分はどこに座るかが、毎回行くたびに違います。
またバーにいる何時間かのあいだにも、人は入れかわり立ちかわり出入りするから、
隣にいる人は刻一刻と変わっていくことになる。

さらにそれぞれの人の気分は、酒を飲み進むにつれ変化するから、
カウンターでどんな会話が交わされるかは、まさに一期一会、
その時々によって、まったく違うことになります。



ぼくは3年前に京都へ越してきて、ずいぶん長いあいだ、
バーのカウンターでどうやって話をしたらいいのか、よく分かりませんでした。

東京や、2年ほど住んでいた名古屋でも、バーへはよく通いましたが、
あちらでは基本は、バーで隣り合ったお客さん同士が勝手に話すのはマナー違反で、
バーテンやマスターに橋渡しをされ、初めて話すことになります。

だから初めてあった人なら、バーテンにお互い紹介されて、
「あ、こんにちは」
などと挨拶し、自己紹介したりするところから会話が始まることになる。

ところが関西のバーでは、
「お客は勝手に話すもの」
となっていることが多いから、
常連さんに両隣から話しかけられて、ちょっと疲れてしまったり、
また逆にカウンターで話される話題にどうやって入っていいのか分からず、
一人でポツンとしてしまったりしていたんです。

でも最近では、関西の流儀にもずいぶん慣れ、
空気を読んで話すことが、少しはできるようになりました。



昨日はぼくの右側、熊の男性と反対側の隣の席が空いていたので、
そこに入れかわり立ちかわり人が座ります。

初めの男性は、一旦座ったもののすぐカウンターの反対側に仲間を見つけ、
すぐにそちらへ移動して行きました。

次に座った男性は、前に何度か話したことがあり、
振られた彼女が戻ってくるのを待っているというから、
「もう気持ちを切り替えて次へ行け」と、ぼくは説教モードになりかけましたが、
相手が説教されたくないようだったので自重しました。

そうこうしているうちに、酒がまわってきたぼくは、
隣にいる熊の男性に、仕事についての話で熱弁を振るうようになる。
熊の男性と、ちょうどその頃入ってきて、ぼくの隣りに座った男性も、その話に乗ってくれ、
ぼくはそれから、酒を飲むペースが一気に上がり、
さらに3杯ほどの水割りを飲み干して、
朝の5時まで、気分よく盛り上がったという話。



「いつも朝になるのは変わらないんだね。」


かたじけないよ。