2013-04-30

豚肉ワカメ炒めオン・ザ・蕎麦、別れの原因

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

豚肉ワカメ炒めオン・ザ・蕎麦。

ワカメは酢の物にしたりみそ汁に入れたりするのが定番ですが、
実は炒めてもウマイんです。
それで昨日は、冷凍庫に入っている生ワカメと豚コマ肉、
さらにワカメとは圧倒的な相性のよさを誇るタケノコを、炒め合わせることにしたという話。



味は醤油とショウガであっさりと付け、削りぶしと青ねぎをたっぷりかける。

これをさらに、炒めた蕎麦の上にONするという、前代未聞の新企画。



といってももちろん、蕎麦を炒めるのはぼくの発明ではなく、
山口に「瓦そば」という、れっきとした料理があります。

蕎麦と具を、お店では瓦を使ったりするそうですが、家庭では鉄板やホットプレートで焼き、
タレにつけて食べるというもの。
おとといのそうめんと同様、蕎麦も炒めるとまたウマイです。

具と炒め合わせてしまってもいいかと思いましたが、
今回は別に炒め、上に乗せるようにしました。



それでは早速やってみたいと思います。



まず少し固めにゆで、水にさらした蕎麦を、サラダ油で炒める・・・。


塩と醤油で、うすく味を付けておく。


あらためてフライパンを強火にかけ、サラダ油とゴマ油を半々で入れ、豚コマ肉を軽く塩コショウをふって炒め・・・、


豚肉の色が変わったら、ワカメとタケノコを炒める。


酒と醤油を大さじ1、おろしショウガ小さじ1を加えて全体を混ぜ・・・。


味を見て塩をふる。


皿に盛った蕎麦の上にのせ、削りぶしと青ねぎをかける。

豚肉ワカメ炒めオン・ザ・蕎麦

これはですねえ、ナイショの話なんですが・・・、



ほんっとにウマイです。






このところスピナーズやツイッターで、
「何年も付き合ったカレシをフッた」
または、
「何年も付き合っカノジョにフラレた」
という30代の人の話を何人も聞くんです。

もちろん恋愛に別れはつきものだから、フッたフラレたは当り前なわけですが、
ぼくが見聞きしているケースは、何となくどれも似たところがある気がして、
どういうことなんだろうと思うんですよね。



まず共通しているのは、付き合ってきた期間が長いということ。
どれも年単位で、「10年付き合った」という人も2人います。

それから、「別れの原因がイマイチよく分からない」というところも、
共通している感じがする。

「カレシが浮気した」とか、「ケンカした」「嫌いになった」などという、
積極的な理由があるわけでもなさそうなんです。
それよりむしろ、女性の側が、
「このままズルズル続けても仕方ないし・・・」
というような、消極的な「気分」みたいなものが、別れの原因になっている感じがします。



それで別れを切り出されて、男性がどういう反応をしているかというと、
あまり抵抗していないようなんですよね。

一人の女性は、
「カレは今まで私のしたいようにさせてくれていたから、
今回もまた『戻りたい』と言えば、すんなり受け入れてくれると思うけれど、
そうはしない」
と言っていました。

また、それと対になるように、1人の男性は、
「カノジョはまた絶対に自分のところへ戻ってくる」
と、妙な確信に満ちた口ぶりで言い、
「戻ってきたら受け入れてやりたい」
と言っています。



このことは、これまでだったら、
「春が長すぎた」
として解釈されたところではないかと思うんですね。

付き合いの期間が長すぎるとダレてしまう。
早く結婚しないからそうなるんだ・・・。

先輩などに、そうアドバイスされたり、
昔だったらされていたのではないでしょうか。



でも今は時代が変わり、
女性が必ずしも、「結婚」を必要としなくなっている。

どうも話を聞いていると、そういう女性の変化を受け、
男性の側も、本来ならば当然、
それまでの結婚を前提とした恋愛の仕方とは異なった、
新たな恋愛の作法を身に付けなければいけなかったところ、
それが出来なかったために、
結局女性にフラれることになってしまっているのではないか・・・。

そういう感じがするんですよね。



日本人の男性は、どうしても女性を「下」に見たいと思ってしまうところがある。
昔のように、結婚しないと女性が生活できなかった時代には、
自分の収入をカサに着て、男性が威張ることもできたのかもしれませんが、
今のように女性も収入を得るようになると、それはできない。

そうすると今度男性は、逆に屈折して、
女性を上に見てしまったりすることも、あるのではないかという気もするんですね。

でも女性の側は、男性に上になっても、下になってももらいたいと思っておらず、
「対等でありたい」と思っている。
ところが男性の側は、「対等な恋愛の作法」がよく分かっていないから、
それでフラレることになってしまうのではないか・・・。

色々話を聞いていると、そう思うところがあるんです。



「対等ってどうしたらいいの。」

チェブラーシカのチェブ夫

まず料理は当然すると思うよ。



2013-04-29

ソーミンチャンプルー、ダイムコンサート

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

ソーミンチャンプルー。

昨日は昼からコンサートへ出かけ、
夜まで延々と飲み食いをしていたので、
家に帰っても何も食べないつもりでいたんですが、
酒を飲むと、なぜか小腹が減るんですよね。

それでソーミンチャンプルーをサクッと作ったという話。



ソーミンチャンプルーは沖縄の料理で、そうめんを炒めたもの。
そうめんを炒めるって、こちらの感覚でいうと、あまり考えられないのではないでしょうか。

でもそうめんは、ただゆでるだけより、炒めるとさらにおいしくなるんです。

これは焼きソバやチャーハンがおいしいというのと同じ話で、
炭水化物一般にいえることなのではないかと思うんですよね。

もちろん炒めるときに具を入れて味付けするから、
その味がしみておいしくなるというのもありますが、
それだけではありません。
麺の味自体が、甘みとモチモチ感が増しておいしくなる。

これは、麺を過熱する「温度」が、関係あるのではないかと思うんですけどね。

ご飯でも、「高温で炊いたほうがおいしい」というじゃないですか。
ゆでたり炊いたりするより、炒めたほうが高温になるわけですからね。



それからソーミンチャンプルーは、
具としてツナ缶と、「ニラ」を入れるのが定番です。

「ツナ缶とニラ」の組み合わせも、
こちらの感覚でいうとあまり思いつかないのではないかと思うんですが、
これがいかにもエスニックな味になるんです。

沖縄はやはり、台湾や東南アジアが近いですから、
そちらの影響を受けているのだなと感じます。



ただ昨日はニラがなかったので、冷蔵庫にあった青ねぎを使いましたが、
これはこれで、十分おいしく出来上がります。

味つけは塩コショウだけ。
作るのもとても簡単です。



それでは早速やってみたいと思います。



まずはそうめんを、少し固めにゆでる・・・。


ザルに上げ、よく水洗いして水を切っておく。


フライパンを強火で熱し・・・、


よく温まったらツナ缶と、ザク切りの青ねぎ(ニラ)を入れる。
ツナ缶が油漬けのものなら、油は引かなくて大丈夫。


ゆでたそうめんを加え・・・。


塩コショウして1~2分炒めれば出来あがり。



炒めた麺は、酒によく合います。

ソーミンチャンプルー

昨日は冷や酒でしたが、本当ならビールが最高っす。






昨日行ったのは、音楽サークル「ダイムコンサート」のライブ。

第64回ダイムコンサート

ダイムコンサートは、アリスの大ヒット曲「今はもうだれも」の作詞・作曲者として知られる佐竹俊郎氏が、
1966年、立命館大学の学生時代に発起人となってスタートしたもので、
ザ・フォーククルセイダーズ、杉田二郎、ばんばひろふみ、尾崎亜美なども、
ダイムコンサートのメンバーとして活動を継続しながら、プロデビューを果たしたのだそうです。

途中15年ほどの休止期間もありながらですが、現在に至るまで活動が継続され、
昨日は64回めのライブだったとのこと。
法人化などはされておらず、有志によって運営されているそうで、
それでこれだけ活動が継続するのは、すごいことだと思います。

そのダイムコンサートに、ぼくがいつも行くバー「スピナーズ」の飲み友達が参加していて、
彼も出演するというので、ぼくも応援ついでに行ってきたという話。

ロック好きのぼくは、フォークおよびカントリーを中心としたライブには、
行くのが初めてだったので、
色々と興味深かったです。



ダイムコンサートのメンバーは、現在では60代が中心。

第64回ダイムコンサート

一番若いのが、46歳のぼくの友達だそうです。

ちょっと「同窓会」のような雰囲気で、
出演者はもちろん、観客も身内の人が多いのでしょう、
和気藹々とした、居心地のよい雰囲気にあふれていました。

メンバーの中には、初代フォーククルセイダーズの一員だった人や、
プロデビュー経験を持つ人たちもおり、
またやはり京都で活動を開始したフォークグループ「あのねのね」の原田伸郎氏も、
観客として来ていたりしました。

基本的に全グループ、アマチュアですが、
ライブ活動を精力的に行うグループ、プロミュージシャンをバックに出演するグループもあり、
全体としてレベルは、かなり高いと思いました。



ぼくの友達は、エレキギターとウッドベースをバックにボーカルとして登場。

第64回ダイムコンサート Rain Coffee Lighter

いつもスピナーズで、ポロポロと歌うのは聞いていましたが、
ステージ上で見るとまた迫力があり、
曲の合間の「しゃべり」もきちんと観客の笑いを取り、大したものです。



あと特に印象的だったのは、トリで登場した「Sweing Tee's」。

第64回ダイムコンサート Swing Tee's

衣装や振り付けをきちんと揃え、ショーアップされたステージを展開し、
コーラスもきれいで、ちょっと「マンハッタン・トランスファー」のよう。

「あの人達はプロではないか」と思ったくらいだったのですが、
やはりアマチュアなのだそうです。



友達の口利きで、ライブのあとの打ち上げにも参加させてもらいました。

第64回ダイムコンサート 打ち上げ

打ち上げでも、さすが音楽サークル、
メンバーの人達が入れかわり立ちかわり登場しながら、ずっと演奏が続きます。

ステージ上では光り輝いている人たちも、打ち上げで近くで見ると、
こういう言い方をするのは言葉がちょっと悪いですが、
あえて言わせてもらえば、普通のおじさんやおばさん。

でもその普通のおじさんやおばさんが、
こうして自分が輝くことができる場を持てるのは、
素敵なことだと思いました。



「おっさんもやりたくなっちゃうでしょ。」

チェブラーシカのチェブ夫

いやいやトンデモナイよ。




2013-04-28

新福菜館三条店、軽めの晩酌

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

晩めしに餃子とラーメンを食べたから、軽いもの。



ラーメンは、毎度のごとく、新福菜館三条店。


おととい朝まで飲んでいたから、昨日は起きるのが遅かったし、
ブログ更新やら何やらをしていたら、もう夜になってしまいました。

「土曜日は新福菜館三条店の日」と決めてはいるものの、
今日は晩酌もするのだから、ラーメンは明日にしようかとも思ったのですが、
ぼくはこの店のラーメンの中毒になっているから、
もう何が何でも食べずにはいられなくなってしまうんです。



キムチを肴にビールを飲み始めると、幸せの予感がヒタヒタと押し寄せてきて・・・、


餃子を口に頬張ると、毎度裏切られることなく、幸せに包まれる。


ラーメンは一気に食べ・・・、


あまりのウマさに昨日も死亡。



これで1,450円。
いやホントに、安上がりな幸せっす。






家に帰って風呂に入ったら、晩酌。

昨日の晩酌

お腹はもう一杯だから、酒の肴のみ。



油揚げの焼いたの・・・。

油揚げの焼いたの

おろしショウガにポン酢醤油。



梅納豆・・・。

梅納豆

納豆をこねて醤油と削りぶしで味をつけ、
ちぎった梅肉と青ねぎを混ぜる。



ほうれん草のおひたし・・・。

ほうれん草のおひたし

ちりめんじゃこがけ。



とろろ昆布のすまし汁。

とろろ昆布のすまし汁




すぐき。

すぐき




以上の肴で、冷や酒をさっくり2合。






このところワンプレートばかりだったから、
昨日は久しぶりに小鉢を並べたわけなんですが、
やはり食べ物は、一つひとつ小鉢に分けて入れたほうが、
おいしく見える感じがする。

これはどういうことなんでしょうかね。

よく外国の料理写真で、
皿からはみ出さんばかりの、ジューシーなかたまり肉の写真などがあり、
これはたぶん、外国人にとっては食欲の湧く光景なのでしょうけど、
日本人であるぼくにとっては、ちょっとゲンナリするところもある。

かたまり肉なら、たとえば角煮などでも、
鉢の真ん中に少なめに盛られているほうが、
おいしそうに見えたりするのではないでしょうか。



しかもこの、「鉢」というのも、ポイントである気もするんです。

平たい皿に山盛りになったものより、
まわりを囲まれた鉢に盛られているほうが食べ物がおいしく見えるというのは、
日本人の特性なのではないでしょうか。

韓国でも、食卓にずらっと小皿をならべますが、
あれはあくまで鉢ではなく、皿ですもんね。

「まわりを囲む」というところが、日本人の包装好きにも通ずるところがある気もして、
面白いなと思います。



「おっさんは理屈が好きだね。」

チェブラーシカのチェブ夫

性格なんだよ。



2013-04-27

鶏ソテー梅バターソースのワンプレート、スピナーズ

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

鶏ソテー梅バターソースのワンプレート。

ツイッターで海外の自作料理を見ていると、
鶏肉などのソテーにイエローライスなどのご飯、それに生またはソテーした野菜のワンプレートがすごく多いんです。
これはヨーロッパやアメリカに限らず、
シンガポールなど東南アジアの人もよく食べている。



このスタイルは日本に輸入されて、カレーライスやチキンライスなどになっていると思いますけど、
日本人にとってはどちらかと言えば、お皿に盛られているのはあくまで「おかず」で、
主食であるご飯は、それとは別に盛られていてほしいところなんですよね。

だから洋食でも、ライスはかならず別皿に盛るし、おかずに添えられているポテトなどは、「付け合わせ」と言ったりする。

でも海外の人は、一つのお皿に主食までが盛られていることに、
あまり抵抗がないように見えます。
添えられているベークドポテトやマッシュポテトも、付け合せではなく、あくまで主食なんですね。

そのあたりの違いが、どういうところから来るものなのか分かりませんが、
「面白いな」と思うんです。



それで昨日は、その海外のワンプレートを、形としては、
できるだけ忠実に真似したもの。

鶏のソテーと、グリーンピース入りのイエローライス、
それにほうれん草としめじのソテー。

ただ味つけについては、日本風を取り入れて、
「梅バターソース」としました。

これは要は、鶏をソテーしたその残り汁に、梅肉とバターを混ぜたものなんですが、
鶏肉と合い、すごくおいしいんです。



それでは早速、作ってみたいと思います。



まずは鶏のソテー梅バターソース。

鳥のソテー梅バターソース



フライパンにオリーブオイルを弱火で温め、叩き潰したニンニクを焦がして風味をつけ・・・、


そのまま弱火で、まずは皮目から、塩コショウをした鶏もも肉をこんがり焼く。


フライパンに残った油に、包丁で叩きペースト状にした梅肉を、梅干し大1個分、バターと酒大さじ1くらいを入れ・・・、


弱火にかけながらよく混ぜて、鶏肉の上からかける。



次はグリーンピース入りイエローライス。

グリーンピース入りイエローライス



鍋にオリーブオイルを引き、ニンニクと玉ねぎのみじん切り少々を弱い火でじっくり炒め・・・。


さらに米1カップを洗わずそのまま入れて、やはりじっくり炒める。


熱湯1.2カップと塩小さじ1、ターメリック小さじ1/2、それにグリーンピースを入れ、1~2分、鍋を揺すって全体を混ぜながら中火で煮たら・・・。


弱火で15分、さらに火を弱くして10分炊く。



ほうれん草としめじは・・・、

ほうれん草としめじのソテー

オリーブオイルでサッと炒め、塩コショウする。



ワンプレートに盛り合わせ、イエローライスとほうれん草のソテーにも、梅バターソースをまぶしつけながら食べる・・・。

鶏ソテー梅バターソースのワンプレート

非常にウマイっす。






昨日は定例の、四条大宮「スピナーズ」の日。
晩酌を済ませ、皿も全部洗って出かけるのがいつものパターン。

店に入ると、飲み友達の熊の男性の隣が空いている。
ぼくはそこへ座って、バーボンの水割りを頼みます。



バーのカウンターは、誰がいて、自分はどこに座るかが、毎回行くたびに違います。
またバーにいる何時間かのあいだにも、人は入れかわり立ちかわり出入りするから、
隣にいる人は刻一刻と変わっていくことになる。

さらにそれぞれの人の気分は、酒を飲み進むにつれ変化するから、
カウンターでどんな会話が交わされるかは、まさに一期一会、
その時々によって、まったく違うことになります。



ぼくは3年前に京都へ越してきて、ずいぶん長いあいだ、
バーのカウンターでどうやって話をしたらいいのか、よく分かりませんでした。

東京や、2年ほど住んでいた名古屋でも、バーへはよく通いましたが、
あちらでは基本は、バーで隣り合ったお客さん同士が勝手に話すのはマナー違反で、
バーテンやマスターに橋渡しをされ、初めて話すことになります。

だから初めてあった人なら、バーテンにお互い紹介されて、
「あ、こんにちは」
などと挨拶し、自己紹介したりするところから会話が始まることになる。

ところが関西のバーでは、
「お客は勝手に話すもの」
となっていることが多いから、
常連さんに両隣から話しかけられて、ちょっと疲れてしまったり、
また逆にカウンターで話される話題にどうやって入っていいのか分からず、
一人でポツンとしてしまったりしていたんです。

でも最近では、関西の流儀にもずいぶん慣れ、
空気を読んで話すことが、少しはできるようになりました。



昨日はぼくの右側、熊の男性と反対側の隣の席が空いていたので、
そこに入れかわり立ちかわり人が座ります。

初めの男性は、一旦座ったもののすぐカウンターの反対側に仲間を見つけ、
すぐにそちらへ移動して行きました。

次に座った男性は、前に何度か話したことがあり、
振られた彼女が戻ってくるのを待っているというから、
「もう気持ちを切り替えて次へ行け」と、ぼくは説教モードになりかけましたが、
相手が説教されたくないようだったので自重しました。

そうこうしているうちに、酒がまわってきたぼくは、
隣にいる熊の男性に、仕事についての話で熱弁を振るうようになる。
熊の男性と、ちょうどその頃入ってきて、ぼくの隣りに座った男性も、その話に乗ってくれ、
ぼくはそれから、酒を飲むペースが一気に上がり、
さらに3杯ほどの水割りを飲み干して、
朝の5時まで、気分よく盛り上がったという話。



「いつも朝になるのは変わらないんだね。」


かたじけないよ。



2013-04-26

鮭のクリームソース煮、サウナですっきり

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

鮭のクリームソース煮とパスタでした。

昨日はパスタが食べたいと思い、
パスタに合うソースを考えてみるに、
トマトソースはおとといやってしまったから、
それ以外でパスタに合うとなれば、「やはりクリームソースだろう」となるわけですよ。



いやあくまで、「ぼく的に」という話なんですけどね。

クリームソースとなれば、鶏もおととい使ってしまったから、
それなら鮭だろうと。

これもあくまで「ぼく的」です。



鮭のクリームソースにとなれば、一緒に煮込むのは、
ほうれん草としめじ、それにジャガイモ。

ホワイトソースは缶詰を買ってきてもいいですが、
べつに作るのも大して難しくありません。
味出しに、ベーコンも一緒に炒めることにしました。



それでは早速やってみたいと思います。



まずは材料に全部火を通す・・・。


フライパンにオリーブオイルを引き、中火にかけて、
叩き潰したニンニクを入れて香りを出す。
初めに塩コショウと小麦粉をふった鮭と、細長く切ったジャガイモを入れ、
鮭は上下を返し、ジャガイモは混ぜて、それぞれ火を通す。
最後にほうれん草としめじを入れてサッと炒め、
すべて一旦皿に取り出しておく。



次はホワイトソースを作ります。


フライパンにあらためてオリーブオイルを引き、バターを落として中火にかけ、
みじん切りにしたニンニクと玉ねぎ、刻んだベーコンをじっくり炒める。


大さじ2の小麦粉を加えてさらに炒め・・・。


牛乳1カップ半を、ダマにならないよう混ぜながら、ゆっくり加えていく。
塩小さじ1くらいにコショウ少々で味付けすれば、ホワイトソースは出来上がり。



最後に材料を戻し入れて、少し煮る・・・。


2~3分弱火で煮て、味をなじませればOKです。



盛り付ける・・・。


パスタは袋に書いてある時間通りにゆで、オリーブオイル少々をまぶす。
千切りのキャベツも添え、ソースに付けながら食べる。



これはウマイっす。

鮭のホワイトソース煮

千切りキャベツとホワイトソースも合いますよ。



あとは小鉢。


細切りピーマンと豆腐を混ぜ、塩とレモン汁、オリーブオイルをかける。





昨日は夕方になり、エラく疲れてしまい、
本当は仕事しないといけなかったんですが、もう到底その気にならず、
といって「今寝てしまうと夜寝られなくなる」ということで、
どうしようかと考えたところ、思い立ちました。



「そうだ、サウナへ行こう・・・」



人間、40を過ぎると、「疲れとの戦い」が始まるのではないかと思います。
ぼくも40になった頃から、どうしても疲れが取れなくなり、
十分寝ても、運動しても、ダメだったことがありました。

それがある日、ニラを1把、鍋に入れて食べたら、
翌朝前日まで疲れていたことを忘れるほど元気になっていた。
それでそれ以降、緑黄色野菜を積極的に食べるようにしています。



あとはサウナ。

広島から東京まで夜行バスに乗ったら脚を痛め、
ふくらはぎの痛みがずっと取れなかったことがありました。
風呂に入っても、マッサージへ行ったりしてもダメだったんですが、
これがサウナへ行ったら、一発で痛みが取れた。

それ以来、ぼくはサウナ教の信者となり、
週にいっぺんほど、スーパー銭湯へ通うようになりました。



サウナへ行くと、どんなに毎日風呂に入っても、
取れない疲れが取れるんです。
これはぼくは、遠赤外線の効果ではないかと睨んでいます。

お風呂だと、お湯の熱が皮膚を通して伝わってくるから、
やはり温かくなるのは体の表面に近い部分で、
体の奥までは、熱が伝わらないのではないかと思います。

それに対して遠赤外線は、電子レンジみたいなものですから、
体の奥を直接温めることができる。
そのため、サウナでは、風呂では取れない体の奥の疲れが、
取れるのだろうと思っています。

だからサウナも、室内が全部木でできているタイプより、
石材が露出しているタイプがいい。
遠赤外線は、石材から放出されるんですね。
ただ単に高温で蒸すだけでは、効果が薄いような気がします。



昨日もサウナへ行ったら、いや疲れが取れること取れること・・・。

壬生やまとの湯

汗が出てくるまでサウナにいて、それから水風呂にサッと入り、
普通のお風呂に入ったら、屋外の休憩所でしばらく休んで体を冷やす・・・。
これを2回繰り返し、体を洗って、
最後に露天風呂の温泉でシメるんですが、
今朝になっても、まだ疲れが取れた感じが残っていました。

そして、サウナに行ったらやはりビール。

サウナでビール

これは欠かせません。



実はサウナへは、ここ1年ほど、行っていなかったんです。
1年ほど前から、夜飲み歩くようになり、
スピナーズには朝までいたりするものですから、
「サウナにまで時間が割けない」のが理由でした。

でも最近の不調は、それがよくなかったのかも・・・。

去年の夏頃からじんましんが出るようになり、
ぼくは去年の夏に10キロ以上痩せたので、
痩せたことによって体質が変わったのが、じんましんの原因だと思っていました。

でもサウナへ行かなくなったのも、去年の夏頃からなんですよね。

ぼくは疲れると、じんましんが出るようなんですが、
要はサウナ不足によって疲れが取れず、
それによってじんましんが出ていたのではないかと・・・。

やはりサウナを侮ってはいけなかったと思う、今日この頃です。



「年をとると考えることが増えて大変だね。」


ほんとだよ。



2013-04-25

スペイン風「鶏のトマト煮」と「アサリごはん」

昨日の晩酌は・・・。

昨日の晩酌

鶏のトマト煮とアサリごはん。



これはどちらも、スペイン料理のレシピを参考にしているんです。
スペインって、ヨーロッパの中でも端っこにあり、海も近く気候も温暖で、日本と似ているところがあるんでしょうかね、
魚も米もよく食べるし、味つけもわりとシンプルでゴテゴテせず、
さらに小皿料理が色々あったりもします。

ぼくはスペインへは、長期で滞在してみたいんですよね。
一度数日間、スペインへ行ったことがあり、その時バルを覗いてみたら、
小皿料理がどれもほんとにおいしくて、
ヨーロッパの料理では、ぼくが食べた中では一番自分の口に合うと思いました。

またスペインでは、お昼ごはんで酒を飲み、昼寝までするところも、
自分に合うような気がします。

しかもさらに、女の子がすごくカワイイという・・・。

何言うとるの。



それで今回の鶏のトマト煮とアサリごはんですが、
作り方はとてもシンプル。
オリーブオイルとニンニクだけは、どうしても必要ですが、
塩味ベースで素材のうまみを活かすようになっていて、
特別な調味料は必要ありません。

パセリはあれば、最後にかけると、さらにおいしくなるんですが、
べつにこのためにわざわざ買う必要はありません。

ヨーロッパの料理は、ソースを作るのに小鍋が必要だったり、
手間がかかるのが多いですが、
これはどちらも鍋ひとつで出来、
煮込んだり炊いたりする時間は必要ですが、
それほど手間はかかりません。



それでは早速、作ってみたいと思います。

まずは鶏のトマト煮。

鶏のトマト煮




フライパンにオリーブオイルとみじん切りのニンニクを入れて中火で熱し・・・、


鶏肉、今回は安い手羽元を使いましたが、を軽く色づく程度に焼く。


さらに玉ねぎのみじん切りをしばらく炒め・・・、


フォークで穴を開けたウインナーと大きめに切ったジャガイモを入れて少し炒める。


カットトマト缶と水1カップくらいを入れ、塩小さじ1くらいとコショウ少々で味つけし・・・、


フタをして、弱火で30分くらい煮る。

最後は火加減を調整し、煮汁が「ドロリ」となるくらいまで煮詰めます。



次はアサリごはん。

アサリごはん




鍋にオリーブオイルを引いて中火にかけ・・・、


ニンニクと玉ねぎ、ピーマンのみじん切りを炒める。


次に洗っていない生米1カップを入れ・・・。


さらに炒める。


砂出しし、よく洗ったアサリと熱湯1カップを入れ、塩小さじ1で味つけし・・・、


そのまま中火で煮立たせて、アサリの殻が開いたら弱火にする。

フタをして、25分炊いたら火を止める。



ワンプレートに盛り合わせる・・・。

スペイン風「鶏のトマト煮」と「アサリごはん」

これはそれぞれ単独でウマイのはもちろん、
混ぜて食べるとまたウマイです。



小鉢は、冷奴の生ピーマンのせ、マヨネーズと七味、醤油がけ。

冷奴の生ピーマンのせ、マヨネーズと七味、醤油がけ





油揚げと小松菜の赤だし。

冷奴の生ピーマンのせ、マヨネーズと七味、醤油がけ

だし昆布と油あげ、小松菜を水で煮て、赤だし味噌(豆味噌)を溶き入れる。

油揚げと赤だし味噌のコクがあるので、
だしはだし昆布だけでOKです。






この頃ツイッターやらバーやらで、30代くらいの若い人とやり取りしてて、
色々思うことがあるんですよね。

40代以降と30代以前では、生きている時代に大きな違いがある。
1991年にバブルが崩壊していますから、
40代の人は大人になってから、バブルの時代を経験しているのに対し、
30代の人は経験していない。

戦後の高度経済成長からバブルにかけてのイケイケドンドンの時代と、
その後の不景気の時代とでは、
世の中の状況や雰囲気がまったく違うわけですから、
社会人としての第一歩を踏み出したとき、そのどちらにいたかによって、
考え方に大きな違いが出てくるのは当然だと思うんですよね。



具体的にあげれば、色々な違いがあると思いますけど、
一つ大きいのではないかとぼくが思うのは、
「幸せとは何であるか」
が、バブル以前と以後で、大きく変化していることです。



バブル崩壊以前には、幸せとは多くの日本人にとって、
「いい大学へ入り、いい会社へ入り、いい結婚相手を見つけ、家を建て、家庭を築く」
という、ものすごく分かりやすい図式だったと思います。
実際ぼくの親は、そう信じて生きてきていますし、
また自分の子供にも、そのように教育してきています。

ぼくが大学を卒業する頃は、「就職率120%」という時代ですから、
その分かりやすい図式を信じることにも、
それなりのリアリティーがあったんですよね。



ところがバブルが崩壊すると、大学を卒業しても、
就職自体が難しいことになってしまう。
社会人の第一歩で、いきなりつまずいてしまうわけですよね。

職が不安定だから、男性も女性も、結婚に二の足を踏むようになる。
家を建てたり子供を作ったりなどということも、
「夢のまた夢」という話になってしまう・・・。



まあこれは、ちょっと極端な言い方をしているわけで、
もちろん若い世代でも、結婚をし、幸せな家庭を築いている人はたくさんいるでしょうけれど、
「幸せ」について、それまで日本人の多くが信じていたことが、
バブルの崩壊とともに、以前ほど信憑性のないものになったというのは、
確かなのではないかと思うんです。



もちろん古い考え方が、新しい時代に適合しなくなるということは、
何も珍しいことではないわけですけれど、
「それでは幸せとはなんなのか」が、
新たに見えているということも、今はないですよね。

ですから現代は、
「幸せが見えにくくなってしまっている時代」
なのではないかと思うんです。



やはり人間は、
「幸せになりたい」
と思うものなんだと思います。
「こうなりたい」と思い描けるものがあるからこそ、
そこへ向けて進んでいくことができるんですよね。

ところが今、若い人たちにとって、
進むべき方向が見えなくなっているところがあるのではないか。
何を大切にすればいいのか、分からなくなっているのではないだろうか。

ぼくはそういう風に思うわけなんですよね。



ぼくの場合、時代の一般的なコースとは全くちがう道を歩んでいて、
大学は出たものの、「いい会社」ではなく怪しげな中小企業へ就職し、
結婚はして子供もでき、マンションも買ったものの、
結局破綻して離婚し、マンションも売り払うということになっていますから、
元々バブル以前の「幸せ」について、あまり信じていなかったところがあります。

そのぼくに言わせれば、幸せとは簡単なことで、
「うまい飯を食い、酒を飲み、タバコを吸って、好きな女と過ごすこと」
となるわけですけれど、
それを若い人に押し付けるわけにもいかない。

若い人は若い人で、それぞれが、
「自分の幸せ」を見つけていかなくてはいけないんですよね。



でもぼくも、それを何らかの形で、
手助けできるようなことができればいいなと思っています。

それが、ぼくなどの世代が果たすべき責任ではないのかと・・・。



「若い人に説教しててもダメだと思うよ。」

チェブラーシカのチェブ夫

そうだよな。