2012-08-28

ゴーヤチャンプルー梅肉味

昨日の晩酌は・・・。
ゴーヤチャンプルー梅肉味。






「亭主元気で留守がいい」というから、
ご主人は家にいないほうが気楽だとおもう人も多いのかもしれないけど、
もし早く帰ってきて家で食事してもらったほうがいいのなら、
やはりある程度は、ご主人の好みを考えてあげる必要があるわけですよね。

特にお酒を飲むご主人に家で酒を飲んでもらおうとおもうなら、
食事が酒に合う必要がある。



例えばゴーヤチャンプルー。
ゴーヤチャンプルーは基本的に酒に合うから、どんなふうに作ってもいいのだけど、
より酒に合うものにしようとおもうと色々と検討の余地がある。

ゴーヤチャンプルーは多くのレシピで、
フライパンに次々材料を入れいっしょに炒めていくようになってます。
そうすると、豆腐は粉々に砕け、
卵も上から回しかけるから、炒り卵のようになってしまう。



でも酒飲みの立場から言わせてもらえば、
「つまみは箸でつまめるものであってほしい」とおもうんですよね。
酒を飲むには、おかずをご飯にのせたり、パンにつけたりするわけにいかないから、
粉々に砕けたものだと食べにくい。

ちなみに僕は、史上最もつまみにならない食べ物は、カレーだとおもっています。
でもカレーで酒を飲む人、知り合いにいますけど・・・。



そういうわけで、ゴーヤチャンプルーは材料をいっしょに炒めてしまうより、
一つ一つ別に炒めたほうが、より酒に合いやすいことになる。



それから味付け。
多くのレシピで、ゴーヤチャンプルーは塩で味付けすることになっている。

ゴーヤチャンプルーはゴーヤの苦味が一つの味付けになっているから、
塩だけで味付けしても十分おいしいですが、
ご飯でなく、酒に合わせようとおもうのなら、ちょっとさわやかな味がしていてほしい。



それで、梅肉味。
梅肉は、ゴーヤにも豚肉にも、豆腐にも卵にも、よく合います。






というわけで、ゴーヤチャンプルー梅肉味。






まずはフライパンにサラダ油少々をひき、ゴーヤを強火で炒める・・・。
ゴーヤは炒めすぎると、せっかくの苦味が飛んでしまいますよね。






水切りした木綿豆腐を手でちぎり、すこし多めのサラダ油でしっかり炒める・・・。
水が出なくなり、さらに軽く焦げ目がつくまで炒めるのが、僕は好きです。






少し多めのサラダ油で卵を炒める。
かき回して炒り卵のようにしてしまわず、大きめにまとめるようにする・・・。






最後に豚肉を炒め、火が通ったらゴーヤと豆腐、卵をもどし入れ、
梅肉ソースで味付けする。
梅肉ソースは包丁でよく叩いた梅肉3~4個分と、うすくちしょうゆと酒を大さじ2。






皿に盛ったら、削りぶしをたっぷりかける・・・。







しっかり火が通りちょっと固くなった豆腐が、味を吸い込んだのがうまい。







「ちょっと注文が細かすぎるんじゃないの」
そうかな、ゴメン。






船場汁。
湯通しした塩サバのアラを大根、だし昆布といっしょに炊き、
酒とうすくちしょうゆで味付けする。
「これがサバか」とおもうような、うまい吸物になる。






塩もみナスとみょうがのおかかポン酢がけ。







酒は焼酎水割り。